ＪＲ西日本の寝台特急を牽引していたＥＦ６６最後の２機が、廃車回送されたのは前回の記事で書いた通りです。
私は９月１８日、下関から向日町操へ２機を回送する配給列車を、パーイチファンさんと一緒に山陽本線の三石－上郡へ撮影に行きました。
同じ下関のＥＦ６５－１１３５号機に引かれ、ＥＦ６６－４５、ＥＦ６６－４９の順番で３重単を組み、配９３０２レの列車番号をふられてはるばる上ってきます。
この列車のダイヤはほぼ臨急客８３０２レと同じで、姫路あたりまでの日中はほとんど長時間停車の駅がありません。さすがにアーバン区間に入ると、時間帯が宵の口にかかるので神戸駅などで長時間停車が設定されています。しかし、駅でバルブするより明るい日差しの下で撮影しようと、ここまで出かけました。
当然、ＥＦ６６がメーンですから、後ろから撮影します。よい具合に東に向かう列車ですから、後方からの撮影は順光です。
三石が１７時０６分、上郡が１７時１７分のダイヤです。日中は暑かったのに、さすがにお彼岸間近とあって夕方は涼しくなり、さらに陽の落ち方も早くなっています。５分で露出が１段落ちるという感じで刻々と変化する中、私たちの背後から機関車特有の重い走行音が聞こえてきます。
青とクリームの特急色の電機が３両、夕陽を浴びて山麓を巻く線路を疾走して行きました。６６のパンタは降り、４９号機には反射板が設置されています。それでも寝台特急を牽引してこの道を疾走していた王者の風格を感じさせてくれました。３両の電機の姿は堂々としたものでした。
2010-9-18 ＪＲ山陽本線 三石－上郡 配９３０２レ ＥＦ６５－１１３５＋ＥＦ６６－４５＋ＥＦ６６－４９
Nikon D700,AF-S Nikkor 24-70mm F2.8G ED,55mm,ISO 400
1/800秒,f5,-0.3段,WB:晴天
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ついこの間まで配７９９３～７９９２レで走っていただけに、あまり廃車というのがピンとこないです。更にその前、彗星・あかつきを引っ張って力走している写真などを見返すと、実にいきいきしていたように感じるだけに残念です。
もし仮に、将来イベントで東京発のリバイバルブルートレインが走るとしても、その際の牽引機は６５になるのでしょうか。
遂にＪＲ西から６６が消滅しましたね・・・
当方の世代には貨物機の印象が強いのですが
最後の東海道、山陽を駆けたブルトレ牽引機だけに
寂しい限りです。
せめて、残された貨物譲渡機には末永く頑張って欲しいものです。
また名車が消えて残念です。
リバイバルブルートレイン？
うーむ、どうでしょう。東海がネックですから走りませんよ、きっと。走るとなると、東日本のＰＦでしょうね。
そうですね、自走していない姿は本当に寂しげですね。これがパン上げての回送なら、また迫力もあり違った印象だったことと思います。
あっという間にいなくなってしまいました。梅小路－向日町操で配給を引いているときは、まだまだこの姿を見続けられるものだと勝手に思い込んでいましたが。
西日本から貨物に移った６６には元気で活躍して欲しいですね。
華やかなシーンは展示ででもいいので、再現してやりたいですね。
湖西線で見送った６６も寂しそうでしたが、山陽路を行く姿も悲しげですね。特に、書いていただいたように通い慣れた道ですから。