鉄ある記

鉄道写真を中心に、京都の街角の情景なども写真で紹介していきたいと思います

1977年 山手貨物 EF13

2009-08-25 | 思い出のひとこま

 1977年4月、私が高校3年になる春に東京・山手貨物線で撮影したEF13形電機機関車です。
 このEF13-28号機は、新鶴見機関区に所属していました。今はEF65やEF210の配属区としておなじみの新鶴に、当時はこんな旧型電機がいたのです。EF13は第二次世界大戦中に輸送力強化のため造られた戦時機関車で、誕生当時はこのような箱型デッキ付きのボディではなく、凸形だったそうです。

 戦後、東海道線の優等列車牽引用の旅客機として誕生したEF58は、最初、デッキ付き箱型ボディでした。それが途中から、皆さんご存じの半流線ボディに変更され、箱型で生まれた一次形31両も乗せ替えられることになりました。そして余剰となった元のボディが、なんとEF13の凸形ボディと交換されたのでした。

 ですから、このEF13は誕生当時のEF58の姿を知る貴重な存在なのです。写真の28号機は、EF58-31号機のボディだそうです。


1977-4-8 山手貨物線 EF13-28


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4 コメント

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へぇ~ (パーイチファン)
2009-08-26 22:43:49
まむしさま、こんばんは。EF13は58のボディの乗せ換えとは知りませんでした。今ではなかなかこのような改造はしなくなりましたから昔ながらのやり方だと思います。ボディひとつとっても大事にしていたのですね。ある意味エコ?かなあ。
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カッコイイ! (快速急行)
2009-08-26 23:29:32
このタイプの旧型電機、
現代車両に無い味と格好よさがあって、なかなか好きなんですよ~♪

自分、昭和の人間でしてww

近江鉄道のED14しかまともには見た事無いだけに、
憧れます…
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パーイチファンさん (まむし)
2009-08-27 00:06:56
こんばんは!
上手な?廃物活用ですよね。EF13に関するサイトの記述を拾い読みしてみると、結構、戦時中につくったカマなのでいい加減な造りだったようです。

EF58も途中でボディを半流線にするなら、なぜ最初からやっておかないのか、と思いますが。うまくEF13に使えたからよいものの、だめだったら無駄な話ですもの。
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快速急行さん (まむし)
2009-08-27 00:10:02
時代が変わるとデザインも当然変化しますが、なんか機関車ーって感じで、いいでしょう。力強さをすごく感じます。

ところで、私も昭和の人間ですよ。快速急行さんは高校生のはず・・・。昭和の人間って???
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