つれづれなるままに

ひぐらしパソコンに向いて・・・・・・・

散歩で見た花 (132)

2024年03月30日 | Weblog
1.スノーフレーク

学名:Leucojum aestivum
和名:オオマツユキソウ  別名:スズランスイセン
科名 / 属名:ヒガンバナ科 / スノーフレーク属(レウコユム属)

以下はNHK出版 趣味の園芸の引用です。
スノーフレークは、スイセンに似たすらりとした葉に、スズランのようなベル形の花を下向きに咲かせます。白い花弁の先端に緑色の斑点があり愛らしいです。秋に球根を植えつけると、2月上・中旬に葉が現れて生育し、3月中旬から1花茎に1~4個の花を咲かせます。その後、5月下旬には地上部が枯れて休眠に入ります。庭植えであれば、群植すると美しいです。

名前も全体の姿もスノーフレークに似た花にスノードロップという花があるそうです。
スノーフレークの和名はオオマツユキソウ(大待雪草)、スノードロップの和名はマツユキソウ(待雪草)だそうですから紛らわしいですね。
どちらもヒガンバナ科ですが、属は別のようです。
写真を見ると確かに全体の姿はよく似ていますが、花の形は明らかに違いすので、迷うことはありませんでした。

2.シバザクラ

学名:Phlox subulata
和名:シバザクラ(芝桜)  別名:モスフロックス
科名 / 属名:ハナシノブ科 / フロックス属

以下も趣味の園芸の引用です。
シバザクラは、茎はまるでシバのように広がり、春にサクラに似たかわいい花を咲かせます。一面に花を咲かせる様子は、花の絨毯のようで圧巻です。常緑で、地面を覆いつくすように密生し、土の流失も防ぐため、花壇の縁取りや石垣、のり面などで利用されています。ただ、シバほど踏圧に強くないので、人が踏まないところで育てるのがよいでしょう。

3.アセビ

学名:Pieris japonica
和名:アセビ(馬酔木) 別名:アシビ アセボ
科名 / 属名:ツツジ科 / アセビ属

以下はウィキペディアの引用です。
和名「アセビ」は漢字で「馬酔木」と書き、葉にグラヤノトキシンIなどの有毒成分が含まれることから、ウマが葉を食べれば毒に当たって苦しみ、酔うが如くにふらつくようになる木というところからついたとされる。「馬酔木」はアセビを指す漢字名として定着しているが、本来は別の植物だともいう説もある。

別名で、アシビ、アセボともよばれる。
アシビは古名の一つで、一説では「悪し実」ではないかとされる。
地方名でヒガンノキともよばれており、春彼岸のころにアセビが花盛りで、仏前の供花にもされることに由来する。

学名の属名 Pieris (ピエリス)は、ギリシャ神話に登場する詩の女神の名前である。種小名の japonica (ジャポニカ)は、「日本の」の意味である。



機能性表示食品の危うさ

2024年03月29日 | Weblog
私は昨年4月20日に「機能性表示食品の信頼性」と題して投稿しました。
このときは消費者庁のデータベースにアクセスし、味の素の機能性表示食品「グリナ」について味の素が消費者庁に申請した内容と、それに対する疑問点および私の見解を記しました。

最近、小林製薬の「コレステヘルプ」による腎機能障害が大きなニュースになっています。
そこで、この機能性表示食品の申請内容についてもグリナと同じデータベースで調べてみようという気になりました。これを見れば、このサプリメントの効果を小林製薬がどのような方法で検証したのか分る筈だと思ったのです。

所が、データベースには同社の76件の商品が登録されているのですが、その中から「コレステヘルプ」で検索しても見つかりません。
もしや!と思って、消費者庁のHPにアクセスしたところ、以下のお知らせが載っていました。



これは、紅麹を使用する機能性表示食品の届出の「撤回届」が提出されたという内容です。
そのため、データベースから削除されたということなのでしょうが、同社がどのような研究データに依存して申請したのかを知ることは最早できません。

私は素人ですから、申請内容の妥当性を科学的・医学的に検証することはできませんが、評価者・評価期間・被験者の人数など、少なくとも外形的には素人が見て妥当なものか、それともお粗末なものかは或る程度分かると思います。

私は昨年の投稿で、味の素のグリナについては大きな疑問を抱き、『機能性表示食品全体の信頼度は「推して知るべし」と邪推(?)してしまう』と記しました。
現状では、サプリメントとしての効能はともかく、少なくともその安全性は国がお墨付きを与えているものという「誤解」を招いている恐れがあるのではないかと危惧しています。

以上が「機能性表示食品の危うさ」という今日のタイトルの真意です。

今回の問題はまだ原因が特定されていませんので、機能性表示食品の制度に問題があるのかどうか即断はできません。それでも、申請内容の詳細を見れば素人でもある程度はその信頼性を判断できるだろうと思ったのですが、登録が撤回されてしまい、検証できないことは残念です。

以下は蛇足です。
今回の問題の当事者は大阪の「小林製薬」ですが、それとは全く無関係である「小林薬品工業」という企業が岐阜市にあることを知りました。

小林製薬はHPなどで『あったらいいなをカタチにする小林製薬』と自ら謳うように、純粋な医薬品というより健康関連商品を主力にしているように見えます。有名な「熱さまシート」も同社の製品です。
同社が幾多の食品メーカーに紅麴などの原料を提供していることは初めて知りました。

一方、小林薬品工業にはビタミン剤やドリンク剤などの健康食品もありますが、主力は純粋医薬品のようです。私が最近飲んでいる花粉症対策の鼻炎薬も同社の製品でした。
今回の騒動で、同社は多大な風評被害を受けているのではないかと余計な心配をしています。

メッセージ・タスク型詐欺

2024年03月28日 | Weblog
昨日、連れ合いのiPhoneに怪しいショートメッセ―ジ(SMS)が届きました。
スクリーンショットを撮らずに削除してしまったので、実際に届いた画面のコピーはありませんが、ネットを確認したところ、今年3月に入ってから同じ内容のSMSが相当数出回っているらしいことが分りました。

下はその一つの記事からコピーさせていただいたものです。

文中のLINE IDが違うだけで他は我が家に届いたSMSと全く同じです。
SMSの要旨は、1日1万円~2万円のアルバイトがあるので興味があればLINEに登録するようにということです。以後のやり取りはLINEでということでしょう。

私は先ず送信元が「YouTube社」という点に違和感を覚えました。
YouTubeはベンチャー企業でしたが、その後Googleに買収されましたので「YouTube社」という企業は存在しないだろうと思います。

内容についても、自宅に居ながらスマホを使用して「1日につき1万円~2万円の報酬」という記述を見て「多分詐欺」と直感しました。一定の能力を必要とする仕事なら1日2万円の報酬もあるでしょうが、LINEでやり取りするだけで、そのような旨い話にあり付ける筈がありません。

ネット記事などによると、初めは「適性を調べる」などの名目で簡単な作業(タスク)をやらせ、実際に僅か(50円~200円程度)な報酬を支払って応募者を信用させます。やがて紛らわしいタスクと高額な報酬で応募者を騙し、仕事の出来具合に難癖を付けたり、納期に遅れたりすると高額な「違約金」を要求する手口らしいです。

また、「YouTube社」を別の名前、例えば「New Pioneer社」に変えただけでその他の文面は同じSMSも流布しているようです。こちらが先に広まったような形跡もありますが、詳しいことは分かりません。

「楽して儲かる」仕事などある筈がないという常識が働けば大丈夫だと思いますが、少しでも怪しいと感じたら、ネットで関連情報の有無を探ることが大切と改めて痛感しました。
それにしても嫌な世の中になったものです。

散歩で見た花 (131)

2024年03月26日 | Weblog
1.オトメギキョウ

” オトメギキョウ ” はホタルブクロ属キキョウ科の一種ですが、学名が ” Campanula ” ということから ” カンパニュラ ” という名前で流通していることもあるようです。
またその形から ” ベルフラワー ” と呼ばれることもあるようです。

” ホタルブクロ ” は昨年6月4日の ” 散歩で見た花(59) ” で取り上げたのですが、ホタルブクロとオトメギキョウは別の種のようなので今回も載せることにしました。

2.ボロニア・ピナータ

植木鉢に名札が添えられていますので、” ボロニア・ピナータ ” で間違いないと思います。

” ボロニア ” の仲間の植物はオーストラリアの固有種だそうですが、その名前はイタリアの都市 ”ボローニャ ” に因んだものだというネット記事を見ました。但し、真偽は不明です。

ボロニア属には多くの種があるようですが、画像検索した範囲では ” ピナータ ” が最も多く流通しているようです。

3.アネモネ

私でも ” アネモネ ” という名前の花の存在は知っていましたが、実物を意識して見た記憶はありません。
例によってGoogleの画像検索で ” アネモネ ” と特定しました。

以下はウィキペディアからの引用です。
アネモネ(学名:Anemone coronaria)は、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。和名はボタンイチゲ(牡丹一華)、ハナイチゲ(花一華)、ベニバナオキナグサ(紅花翁草)。または、アネモネ属(Anemone)の総称を表すこともある。ヨーロッパ南部から地中海東部沿岸地域が原産。

語源はギリシア語で「風」を意味する Άνεμος (anemos) から。ギリシア神話中に、美少年アドニスが流した血よりこの植物が産まれたとする伝説があり、稀にアドニスと呼ぶこともある。なお、adonis はフクジュソウ属の学名である


以下はNHK出版「趣味の園芸」からの引用です。
古くから人との関わりが深く、神話や伝説にも多く登場しているアネモネ。
ヨーロッパ南部から地中海東部沿岸地域の原生地から各地への伝播には、十字軍や巡礼者が関わっています


迷惑メールの実態(?)

2024年03月24日 | Weblog
具体的に数えたわけではありませんが、益々迷惑メールが増えていると感じています。
今年1月27に ”詐欺メールとGmail ” という記事を投稿し、Gmailの迷惑メール検出機能の高さを紹介しましたが、今回また久し振りにGMailの迷惑メールフォルダを確認したところ、相変わらず、警告画面や注意喚起画面を追記したメールが多数隔離されていました。(下図)

私のインターネットプロバイダはJCOMです。
JCOMとの契約には無料の「メールウイルススキャンサービス」が付いていることをこれまで忘れていました。当然、その効果を確かめたこともありません。
インターネットの入り口でチェックするわけですから、もしメールに ” ウイルス ” が含まれていれば排除してくれることを期待できる筈ですが、” 迷惑メール ” =” ウイルスに汚染されたメール ” ではないと思いますから、迷惑メールの排除という意味ではあまり期待できないのでは?と思っていました。

それでもこの機会に「JCOM Web Mail」 を開いてみました。(下図)

以前にも一通りJCOM Web Mailを見たことはありますが、実際にこれを利用したことは一度もありません。
なお、ZAQ(ザック)とは、JCOMが運営するケーブルインターネット接続サービスのブランド名だそうですが、私はあまり馴染めません。

JCOM Web Mailの画面は普通のメールソフトと似た構成ですから、特に違和感はありません。
上の図は「受信箱」フォルダのメールです。
メールを選択するとこの画面の右にメールの本文が表示されます。

次に、「迷惑メール」フォルダを開いて中を確認しました。(下図)

これを見て、ここに隔離されたメールの多さに驚きました。
メールのタイトルの右にこのメールを受信した日時が表示されていますが、この図に写っているだけで、今日の午前1時49分~午前9時36分までの間に5通の迷惑メールが隔離されていますが、これは少ない方です。ざっと見たところ、1日100通以上のメールがここに隔離されているようです。
その内半数以上は ” 文字化け ” していて読むことができません。

文字化けの有無に関わらずメールの宛先を見ると、私宛ではないものが半数程度あります。「msaitoh0623」は私ではありません。(下図)
文字化けしている理由は分かりませんが、フォントの問題と思われますから、海外のサーバーから送信されたものかも知れません。
一番下の青い文字列をクリックすれば何処かのサイトへ飛ぶのでしょう。

今回確認した限りでは、迷惑メールとして隔離されたものの中に、誤判定と思われるメールはありませんでしたので、その点は安心しました。

現在の環境では、私のところにはJCOMが隔離したメール以外のメールが届き、Gmailでメールを読む場合は、更にその中で怪しいメールはGmailの迷惑メールフォルダに隔離され、最初の図のように警告・注意喚起されるということになっていると理解しました。
ただ、私はメールをスマホで見る場合はGmailですが、通常はPCで送受信していますから、Gmailのチェックは機能しません。

PCの頼りはNortonです。
Nortonが迷惑メールと判定したメールには ” Norton AntiSpam " という文字を追加してくれますが、これを開くか開かないか最終的な判断は受け取った利用者に任されます。(下図)


結局、1月と今回のチェックを通じて、私のメール環境の現状について以下のことが分りました。
1)JCOMの ” メールウイルススキャンサービス ” はかなり有効に機能しているが、私宛ではないと思える大量のメールが迷惑メールフォルダに隔離されているなど、不審な点がある。
2)Gmailは安全方向への誤判定はあるが、安全優先という意味では安心である。但し、私の場合、通常のメール送受信には活用していないので活かされてはいない。
3)Nortonはスパムと判断したメールも最終判断は利用者に任せているのでその点は安心だが、逆にGmallが迷惑メールと判定するメールでもNortonはスパムと判定しないことがある。

これらを総合すると、
① 完璧な対策は無いので、複数の関門を通過した安全な筈のメールであっても、慎重に扱う必要がある。
② 時々は迷惑メールフォルダの中身を確認する必要がある。
という極めて常識的な結論になりました。

なお、JCOMに尋ねたいことがいくつかあるのですが、まだ適当な窓口が見付かりません。
JCOMの顧客対応はかなり評判が悪いようです。

散歩で見た花 (130)

2024年03月22日 | Weblog
1.フクシア

この花を初めて見たのは実は3月18日で、そのとき撮った写真が20日の ”生成AIの比較(特殊な一例)” に載せた写真です。

その写真をGoogleで画像検索すると、「フクシア」という答えが最有力だったのですが、そこで見たフクシアの花は、私の写真の花とは全く違って見えましたので、確信を持つことができませんでした。(私の写真の撮り方が良くなかったのです)
昨日、改めて同じ場所へ行き、ほぼ開花したと思われる花の写真を横から撮り直して来ました。

今度はフクシアの特徴がかなり認められましたので、ほぼフクシアで間違いないと思いましたが、花が下方に垂れていない点は少し気がかりでした。

花図鑑によると、フクシアはアカバナ科フクシア属の多年草で、開花期は2~6月、10~11月となっています。
学名はFuchsia hybridaで、” 雑種のフクシア属 ” という意味だそうです。

或る方のブログに載っていた植え付けてから2年近くの成長記録の写真によると、初春~晩秋迄次々と咲き続け、非常に花期の長い花ということが分りました。

更に別のブログには、フクシア花は垂れ下がることに特徴があるが、種類や開花時期によっては横向きや、やや上向きに咲くものがあると記されていました。

なお、フクシアは ” フクシャ ” 、” ホクシア ” 、” ホクシャ ” などと呼ばれることがあるようです。また、日本名は「ツリウキソウ(釣浮草)」だそうです。

ツリウキソウ(釣浮草)」という名前は2022年11月2日の 散歩で見た花(14) で取り上げた「ウキツリボク(浮釣木)」と紛らわしいですね。
下に垂れる花の様子も似ているのですが、両者は全く違う別種の花だそうです。

2.ネモフィラ・マクラータ

ネモフィラは昨年5月3日の ” 散歩で見た花(51” で取り上げました。ネモフィラは国営ひたち海浜公園の花として有名ですし、私にも花の記憶はありました。

一方、この写真の花の特徴は青い斑点にありますから、ネモフィラとは思い浮かびませんでした。
画像検索の結果は「ネモフィラ・マクラータ」という花でした。

昨年のネモフィラとは花の印象がかなり違いますので、重複を承知で取り上げました。
マクラータ(または ”マクラタ” )は沢山あるネモフィラの園芸種としての名前かも知れません。



生成AIの比較(特殊な一例)

2024年03月20日 | Weblog
2022年7月から、”散歩で見た花” と称して散歩中に見かけた花の写真をブログに載せています。
所が、花の名前を特定するに当たって私が最も頼りにしていた花図鑑アプリのサービスが1年近く前に終了してしまいました。
それ以後は別の花アプリやGoogleの画像検索で似た画像を探しているのですが、今一つ頼りにならないことが多く、記事を書くことに不安を覚えることが多くなりました。

最近はChatGPTやGeminiなどの生成AIが話題になることが増えましたし、私もこのブログでChatGPTについては4回、Bardを1回、Gemini(旧 Bard)を2回、それぞれ取り上げました。
そして、いつの間にか Windows Update後のPCのタスクバーに、 ”Copilot" (Microsoftの生成AI)の起動アイコンが出来ていました。

Copilotにあまり興味は無かったのですが、花の名前の特定や、その花に関する情報収集の可能性を確かめてみる気になりました。生成AIの使い方としては特殊過ぎると思っていますが、以下は敢えて試してみた結果です。

下は2日ほど前に撮った花ですが、まだ名前を花の名前を特定することに不安を感じています。そこで、前述した3つの生成AIに尋ねてみました。

1.ChatGPT
結論から言えば、ChatGPTには断られました。
写真(画像)を見ることは出来ないそうです。


2.Gemini
以下はGeminiの回答ですが、このPCでは文字サイズが小さくて読み難いと思います。

回答案1では「フクシアであると考えれます」、回答案2では「フクシアまたはツリフネソウです」、回答案3では「フクシアです」となっています。
そして、何れの回答案においてもフクシアに関する詳細な説明が続きます(上図はその一部です)

3.Copilot
以下はCopilotの回答です。

最初の回答は「ダンゴギク」でした。
ところが、ダンゴギクを検索してみると全く写真とは似ても似つかぬキク科の花の写真ばかりでした。

そこで「フクシアではありませんか?」と聞いたところ、「私の説明が間違っていました」と言いながら、「フクシアではなくダンゴギクです。もしフクシアを探している場合は、それは別の美しい花ですね」という奇妙な回答がありました。

以上の経過から、僅か一つの例ではありますが、現状ではCopilotを利用して花の写真から花に関する正しい情報を引き出すことは無理と思われます。

4.結論
僅か一つの例だけではこのような使い方が生成AIの利用法として妥当か否かを判断することはできない、というのが現時点の私の結論です。
但し、Geminiについてはもう少し利用してみる価値はありそうですし、別の花図鑑などとの併用で名前を特定した後、その花に関する情報を集めることには威力を発揮しそうです。

追記:この写真の花はその後「フクシア」と判断しました。それについては近い内に「散歩で見た花」で取り上げる予定です。

散歩で見た花 (129)

2024年03月19日 | Weblog
1.ヤハズエンドウ

この花は、あまり手入れの行き届いていない場所(元は花壇?)で、ホトケノザなどに交じって咲いていました。

ウィキペディアによると、「ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)はソラマメ属のつる性の一年草または越年草。ヤハズエンドウが植物学的局面では標準的に用いられる和名だが、カラスノエンドウ(烏野豌豆)という名が一般には定着している」そうです。

”矢筈豌豆” という名前の由来は、葉の先端部分の凹みの形が弓矢の根元にある ”矢筈” という凹み(弓の弦を受ける部分)に似ているからだそうです。
確かに写真の葉をよく見ると葉の先端部が凹んでいることが分かります。

2.ミツマタ

私がよく行く相模原北公園には、数年前までミツマタが沢山植えられており、春の到来を感じさせる花の一つだったのですが、いつの間にか殆ど無くなりました。

以下はNHK出版「趣味の園芸」の記述です。
ミツマタはなかなか趣に富んだ春の花木です。新葉が芽吹く前の枝先に花だけが開花する姿は、冬が終わり待ちわびた春がきたことを喜んでいるようにも見えます。うつむくように下を向いて咲く花には芳香があり、小さな花が集まって半球形をつくっています。この小さな花には花弁はなく、花弁のように見えるのは筒状の萼の先端が4つに裂けて反り返ったものです。枝は3つに分枝し、これが ”ミツマタ” の名前の由来となっています。強い繊維質の樹皮は、強度の高い良質の紙の原料として有名で、紙幣などにも使われています。

次はウィキペディアの引用(抜粋)です。
樹皮は繊維質が強く、和紙の原料、特に日本紙幣の原料として重要である。
和紙はミツマタやコウゾなどの切り株から、約1年で生育する枝の繊維を原料としており、ミツマタで漉いた和紙は、こすれや折り曲げに強い特徴がある。手漉き和紙業界でも、野生だけで供給量の限定されたガンピの代用原料として栽培し、現代の手漉き和紙では、コウゾに次ぐ主要な原料となっている。現代の手漉き鳥の子和紙ふすま紙は、ミツマタを主原料としている。
生産地の過疎化や農家の高齢化、後継者不足により、2005年度以降は生産量が激減し、2016年の時点で使用量の約9割はネパールや中国から輸入されたものであった。



散歩で見た花 (128)

2024年03月17日 | Weblog
§ 多肉植物
住宅街を散歩していると「多肉植物」をよく見かけます。
昨日は 、”多肉植物に囲まれたお宅 ” と言って良いほど、地植え・鉢植えの多肉植物の愛好家らしいお宅を見かけました。


例によって画像検索すると、上の3 枚は「ユーフォルビア・リギダ」または「イワタイゲキ(岩大戟)」という植物らしいことが分かりました。これが別の植物なのか、ユーフォルビアの日本名がイワタイゲキなのか、私には解りませんが、どちらを調べても "トウダイグサ科/トウダイグサ属” となっていますから、仮に別種でも近い種なのでしょう。

よく見ると上の3つの植物は形が違います。細かな分類上は別々の植物かも知れません。


この花には「センポニウム/シエナ」という札が添えてあります。
或る園芸ショップのHPに以下の記述がありました。
センポニウム シエナ:2023年10月にリリースしたばかりの新品種
屋外向き(冬場は霜が降りない軒下を好む)
世界初 アエオニウム×センペルビウム属間交配種



・左の写真
左は「センペルビウム」、右は「センポニウム:ミセスフロスティー」と言うようようです。

・右の写真
この写真は全て「アエオニウム属」らしいです。かなり違って見えますが、近い種なのでしょう。

多肉植物は ”究極の園芸種” という印象を持ちました。
多分愛好家も多いのでしょう。






指定価格制度とは

2024年03月15日 | Weblog
5年近く使ってきたスティックタイプの電気掃除機の調子が悪くなってきたのと、この掃除機は使用後のゴミ処理が面倒な上に埃の舞い上がりが酷いので、買い替えることにしました。

このタイプの電気掃除機はダイソンやシャークなどの外国製を含めて非常に多くの製品がありますが、本体の重さ、1回の充電で使用できる時間、収集したごみ処理の方法を初めとする操作性や手入れの容易さ、実売価格、使用者の評価などを中心に多くの製品を比較検討した結果、日立の「紙パック式 コードレス スティッククリーナー 」を買うことに決めました。電気掃除機としてはかなり高価な部類に属しますが、使用頻度の高い道具ですから、性能と手入れの容易さを重視して選択しました。

この種の製品を買う場合、デザインや操作性などを確かめる必要があるものは、近くの家電量販店やホームセンターで購入することもありますが、その必要の無いものはAmazonや大手家電販売店のネットショップで買うことが多くあります。
近所の実店舗で買う場合も実売価格は参考になるので、多くの場合、価格.COMなどで実売価格を確認します。

2,3年前から気付いていたのですが、大手家電販売店が運営するネットショップの販売価格がどの店も全く同じになっているのを目にすることが増えてきました。
前述の日立製電気掃除機の販売価格をを価格.COMで確認したところ、12社は最安値の69,835円から始まってバラついていましたが、その他約30社の販売価格は76,780円で統一されていました。
そして、名の通ったショップは全てこの30社に入っていました。

私はこれまでメーカーが小売価格を指定することは独占禁止法に違反すると思ってきました。
所がインターネット上の情報を漁っている内に、数年前に示された公正取引委員会の見解によれば、指定価格制度という仕組みがあり、それは独禁法に違反しないということ、この制度を採用するメーカーや製品が増えているということなどを知りました。

下は公取委の説明に使用されたという図です。


要するにメーカーが販売価格を指定しても、小売業業者が売れ残りを返品できるなら独禁法違反には当たらないということです。
以下は日経TREND誌に掲載された指定価格制度についての解説文の抜粋です。
「指定価格制度とは、家電量販店の店頭や地域販売店、ECサイトなどに対し、メーカーが指定した価格で製品の販売を行ってもらうものだ。実はメーカー自らが販売価格を指定することは独占禁止法に抵触するのだが、返品可能なことにより、メーカー側で価格を指定できるという考え方に基づく制度である。
メーカーが販売店の在庫リスクについて責任を持ち、売れ残った商品の返品を受け付ける半面、導入した店舗は自身で値下げや在庫処分時の値引き販売が行えない。結果として購入者にとっては、どの店舗で購入しても、同じ価格で製品を購入できるという状況が生まれる。」


販売店同士の競争原理が働かないこの仕組みが、消費者に取ってプラスなのかマイナスなのか,私にはまだよく解りません。無理な価格競争は製品の品質にも影響すると思いますから、安いことは必ずしも良いことばかりではないと思います。

ただ、今回私が日立製スティッククリーナーを買うに当たっては腑に落ちないことがあります。
下図は日立のHPに載っているこのクリーナーの仕様の一部です。


ここには「本体希望小売価格 オープン」と明記されています。(★印は ”価格は販売店にお尋ねください” という注釈です)
もし日立が販売価格を指定していないにも関わらずこれだけ販売価格が揃っているとしたら、それは販売店による「談合」が疑われます。
その場合、表向き日立はオープン価格ですから返品を拒否できますし、販売店は値下げ競争を回避できます。
これはメーカーと販売店に取ってはプラスですが、消費者に取ってはマイナスということになります。

私は天下の日立がこのような姑息なことをする筈はないと信じますから、単なるホームページの校正ミスだと思っています。
ただ、私のモヤモヤした気分はまだ完全には晴れません。
せめて今回購入した掃除機の性能や使い勝手が私の期待を裏切らないことを願っています。








散歩で見た花 (127)

2024年03月12日 | Weblog
ヒヤシンス


手入れが行き届いているとは言い難い庭の片隅に咲いていましたが、それだけに目立ちました。

ヒヤシンスは約1年前、散歩で見た花(38)でも取り上げたのですが、その時は一番ポピュラーと思われる紫色の花でした。今回は全くイメージが違いましたので、改めてアップしました。
ヒヤシンスはキジカクシ科ツルボ亜科ヒヤシンス属の球根性多年草で、日本に渡来したのは1863年だそうですから、日本では比較的新しい花なのですね。

或るネット記事によると、ヒヤシンスの日本名(または当て字)として「風信子」とか「飛信子」という名前(または表記)があるそうです。
ヒヤシンス」という音に当てることも意識しながら、風の便りとか春の訪れ春の香りの飛来などの意味が込められているというのですが、少々無理がありそうな気がします。





散歩で見た花 (126)

2024年03月10日 | Weblog
1.ハクサイ

住宅地に残った畑の野菜に小さな花が咲いていました。
ハクサイか?とは思ったのですが、図鑑で調べるとやはりそうでした。

以下は図鑑の引用です。上とそっくりの写真が添えられていました。
白菜(ハクサイ)の花の特徴
白菜はアブラナ科の植物のためアブラナ科らしい花が咲きます。 3月から4月にかけて黄色い花を咲かせます。 花弁は4枚で同じアブラナ科の菜の花にとてもよく似ています。 また、ハボタンの葉も白菜の花にとても似ています。

花も栄養価が高い上に美味しく食べられるそうです。

2.ミルフル(ビオラ)

前にも書いたことがありますが、パンジーとビオラの違いは主に花の大きさらしいので、私には両者を見分ける自信はありません。
また、スミレとの違いは開花時期にあるらしいのですが、最近はそれも曖昧になっているようなので、ますます混乱します。

写真を画像検索すると、その答は「ミルフル」と「ビオラ」が半々という感じでした。
そこで、 ”ミルフル” を検索するとサントリーフラワーズがビオラを改良して作った花の商品名ということが分かりました。
サントリーフラワーズは青いバラを作ったことで有名になりましたので、私も名前だけは知っています。

NHK出版の「趣味の園芸」には、次のように記されています。
植物名:パンジー、ビオラ
品種名:ミルフル

ここでは商品名ではなく植物名を記すべきかも知れないのですが、たまたま今回画像検索した中では、ミルフルと記された写真が最も上の写真によく似ていましたので、ミルフィル(ビオラ)と表記しました。


LINEの広告

2024年03月08日 | Weblog
私はLINEのヘビーユーザーではありませんが、家族や親しい友人との連絡には便利に使わせてもらっています。

これまではLINEの画面に表示される広告を気にしたことは殆どありませんでした。
無償で提供されているサービスですから、画面に広告が入るのは当たり前と思っています。

所が、今朝は一瞬ドキッとすることがありました。
トーク画面の上部に、詐欺画面への誘導やウイルス感染を思わせる下の画面が現れたのです。

私はトークのこの部分に以前から広告が表示されていたのかどうか、それさえ思い出せないほど広告には無関心でした。

左側の「情報更新が未完了になっています」という表示は、その詳細を知るためにクリックすることを誘うものですし、数秒間繰り返される赤と緑のバッテリーアイコンの切替は今にもバッテリーが切れそうな警告に見えます。

この種の見慣れない表示が突然現れた場合、いきなり表示の何処かをクリックすることは禁物ですので、一旦LINEを閉じて再度開いてみると別の広告画面に変わりました。

そこで、Googleの検索ウインドウに ” 情報更新が未完了になっています” と入力して検索したところ、この件に関する情報が多数見つかりました。中には数年前にアップされた情報もありましたので、かなり以前から気にする人がいたようです。

それらの情報に拠れば、この広告(?)は危険なものではないらしいことが解りましたので、文字の部分をクリックしてみると、情報更新云々とは全く関係の無いアプリのインストールを促すサイトが開きました。
勿論、右側のバッテリーアイコンとも無関係です。

察するに、とにかく利用者の注意を引いて画面をクリックさせるための表示のようでした。
文字列の下に薄く表示されている ”AD" はこれが広告であることを示し、広告主は ”ドットアップス” であることを示していることが分かりました。

LINEは無料のサービスですから下のような広告が載ることは仕方ないと思います。

上は育毛剤、下は森永製菓のページへ誘導する広告です。
これらはまだ容認できますが、初めの画像のように詐欺やウイルスを連想させる広告(?)はむしろ逆効果ではないでしょうか。

なぜこのような広告が存在するのか不思議だったのですが、どうやらアフィリエイトという広告の仕組に原因があるようです。
ネットで調べると、「アフィリエイトとは ”成果報酬型広告” とも呼ばれ、個人(や企業?)のHPやブログなどに貼られた広告を経由して商品が購入されると、商品の広告主または広告代理店などから成果に応じた報酬を得られる仕組」だそうです。
そのため、とかく過激な画面で人目を引き、人の不安につけ込むなどして画面をクリックさせようとする悪質な手口も多いらしいのです。

多くは広告主や正規代理店がチェックし妥当でないものは排除するなどしているようですが、そこまで目が行き届かない場合もあるようです。
また、広告を依頼する側に取っては、広告の成果に応じて報酬が支払われる仕組ですから、費用対効果の点から重宝されるらしいのです。

LINEには、このような広告を見たくない場合に表示を一時的に消したり、今後は表示させないようにする仕組も用意されています。

広告画面の右側に、この表示を消すアイコンと、今後はこの広告を非表示にしたり、問題を通報したりする選択肢が用意されています。
ただこれらのアイコンは、上の画像では画像処理で見易くしていますが、実際の画面では非常に薄く表示されています。
敢えて気付き難くしているとしか思えません。

このような広告の手法による直接的な被害は無い(少ない?)のかも知れませんが、利用者の不安につけ込むような不快な広告は何とかして欲しいと思います。

散歩で見た花 (125)

2024年03月07日 | Weblog
1.ウンナンオウバイ

窓の目隠し、日除けという感じで植えられていました。
近くに家の方がおられたので了解を得て写真を撮らせて頂いたのですが、樹(花)の名前は知らないということでした。

複数の花図鑑などで調べた結果、この花は「ウンナンオウバイ(雲南黄梅)」、別名「オウバイモドキ(黄梅擬き)」らしいと知りました。
よく似た花に「オウバイ(黄梅)」があり、花の咲く時期も重なるそうですが、ウンナンオウバイは常緑樹で花の時期にも葉がある、オウバイは落葉樹で花の時期には葉が無いという大きな違いがあるそうです。
写真の花には葉が沢山ありますからウンナンオウバイと判断しました。

名前に ”雲南” とありますが、この樹は中国の雲南省には自生していないそうです。

2.枝垂れ梅

写真の花を画像検索すると,多くは ”枝垂れ梅(またはシダレウメ)” と出ます。
これは花の様子(形状)を表わすものだと思いましたので、花図鑑などを探してみました。

多くの図鑑類にはシダレウメ(または枝垂れ梅)としか書いてないのですが、一つだけ解説にシダレウメは、バラ科の落葉樹である。ウメの一種であるが、文字通り枝が垂れてその枝にウメ独特の5弁花を付け、華やかさを増す樹種である。3月頃、花径2.5cm前後の芳香ある5弁花を付ける。花色は白、緋色、紅色、淡紅色と多彩。と書いてある図鑑がありました。
ただ、この写真の花はよく見ると八重咲のようです。

そう言えば、桜には「ソメイヨシノ」という有名な固有名詞の樹がありますが、公園にあるウメに商品名のような名札が付いている樹はあっても、一般的には ”紅梅” とか ”白梅” としか言われませんね。

散歩で見た花 (124)

2024年03月05日 | Weblog
ハナニラ

前にもこの花を見たことがあったのですが、名前を思い出せなかったので画像検索したところ「ハナニラ」と分かりました。

ブログの履歴を確認すると、ハナニラは丁度1年前の「散歩で見た花(33)」で取り上げていました。
このときはこの花の素性について何も調べていませんでしたので、今回は少し調べてみました。
どの花図鑑・花辞典も ハナニラは生命力が強いことを強調しています。1年間にブログに書いたように、この花の生命力が強いことは私も過去に自宅の庭で実感していました。

下はウィキペディアの引用(抜粋)です。
「日本では、明治時代に園芸植物(観賞用)として導入され、逸出し帰化している。
球根植物であるが、繁殖が旺盛で植えたままでも広がる。開花期は春で、花径約3cmの白から淡紫色の6弁の花を花茎の頂上に1つ付ける。地上部が見られるのは開花期を含め春だけである。花色は青藤色からピンク、白で、星形の花を咲かせる。
葉にはニラやネギのような匂いがあり、このことからハナニラの名がある。
非常に丈夫で手間いらずな植物であるため、道端や花壇に植えっぱなしにしておいても増える。」

別の図鑑には次の記述がありました。
「ふやし方:増えた球根を分ける(分球する)か花後にできたタネからふやします
タネは秋頃にまいて、発芽まで乾かさないように注意します。タネまき後、3年目くらいからちらほらと花が咲き始めます。タネから育てると、花の色の濃いものや薄いものなど個体差が出ることがあり、それがまたおもしろいです。」


更にこれとは別の図鑑で知ったのですが、
「チューリップは咲き終わるとタネをつくります。そのタネをまくと発芽して茎葉は育つものの、パンジーなどと違って開花まで何年もかかり、花も親そっくりとは限りません。一方、地中の球根を育てると親とまったく同じ花が翌年咲きます。タネが子どもなら、球根はクローン(分身)にあたります。」
だそうです。なるほどと思いました。

写真のハナニラは住宅のブロック塀と道路の隙間のような場所に咲いていました。
こんな場所に球根があったとは思えないので、タネから育ったのかも知れません。薄紫色と白い花が並んで咲いていたのは種から育ったせいかも知れないと思いました。

なお、「花にら」という野菜があるそうですが、これは食用のニラに薹(とう)が立ち、花やつぼみが付いたものだそうです。
一方、ハナニラは毒性が強いそうですから注意が必要です。