つれづれなるままに

ひぐらしパソコンに向いて・・・・・・・

Appleを騙るフィッシングメール

2017年09月05日 | Weblog
今朝、Apple Storeから奇妙なメールが届いた。

心当たりは無かったが、iTunesは利用しているし、差出人はApple Storeのように見えるので、クリックしてみた。

ところが、本文が表示される領域には何も表示されない上に、何度クリックしても既読にならない。
変な予感がしたので、メールを削除したところ、数分後に同じメールがまた届いた。

私はメールソフト(Becky!)の設定をHTMLではなくテキストにしているのだが、これをHTMLに変えてみたら下のような表示が現れた。

記事の要旨は以下の通りである。
「あなたのAppleアカウントに重要な内部電子メールがあるので、できるだけ早くアカウントにログインしてメールを読んでください」
文中にはログイン画面にリンクしていると思われるURLが表示されている。下はそれを拡大したものである。
   
これを見ると頭は一応安全なサイトであることを示す「https」である上、それ以降の表示もいかにもそれらしい。
ただ、文末の表記がおかしい。
単に「よろしく」というのも些か変だし、最後は「林檎」!
林檎とはAppleこと?

Appleのメールとしては如何にもおかしいので、URLをクリックする気にはならなかったが、URLの上で右クリックし、プロパティを見たら、これはURLの表示を含む全体が画像であり、画像が全く別のアドレスにリンクしているらしいことが分かった。
   

ここまで来て、これはフィッシングメールであるという確信が得られたので、Appleのサイトで情報を探したところ、下のような警告画面を見つけた。


これの主要部分を拡大したものが次である。

これを見ると、メール差出人のアドレスやリンク画面のURLを注意深く見れば偽物と見破ることができることは分かったが、初めからそれを期待することは難しいと思う。

多少の危険を承知で、前述の画像をクリックしたら、Nortonが危険サイトを検知して下の画面が表示された。


Nortonを停止して接続してみることも考えたが、思い直して中止した。

今回のメールは偽のログイン画面に誘導し、AppleIDとパスワードを盗むことを目的としたものと思われる。
常に最新の情報に接し、細心の注意を払えば多くの危険を回避できることは確かだと思うが、同時にウイルスソフトの必要性・有効性もあらためて実感した。

先日のMicrosoftに続いて今回はApple。
ネットは危険に満ちていることを再認識させられた。