つれづれなるままに

ひぐらしパソコンに向いて・・・・・・・

ダークウェブのこと

2023年12月29日 | Weblog
12月25日の記事の中で「ダークウェブ」について少し触れましたが、私の個人情報が流出している可能性も完全に否定はできないと思い、それに関連する情報を少し調べてみました。
ネット上にはダークウェブに関する多くの情報がありますが、Canon関係のサイトに最も簡潔にまとめられていました。

ここに記されている「違法性が高い情報」の中に、住所・氏名、メールアドレス、クレジットカード番号、アカウント情報(IDとパスワード)など重要な個人情報が含まれ、闇の世界で取引されているらしいのです。
私たちが日常利用しているGoogle ChromeやEdgeなどのインターネットブラウザでこの世界に立ち入ることは絶対に出来ず、もちろん検索も出来ません。この世界にアクセスするには特殊なソフトや知識が必要だそうです。

以前、Nortonについて色々調べているとき、Nortonのサービスの一つに自分の個人情報がダークウェブに流出しているかどうか調べてくれるサービスがあるような記述を見た記憶がありました。そこで今回確認したところ、以下に示すサービスがありました。

Norton ダークウェブ モニタリングのURLは下記です。
https://jp.norton.com/feature/dark-web-monitoring
:このブログを最後まで読んで頂けば分かりますが、これを推奨するつもりで紹介するわけではありません)

画面を下にスクロールして「今すぐチェック」をクリックすると、メールアドレス流出の有無だけなら無料で試すことができます。

上図のウインドウにメールアドレスを入力し、「チェックする」をクリックすると1~2秒で結果が表示されました。
それによればこのメールアドレスが関係する個人情報は流出していないということなので、安心しました。(下図)


続いて他のメールアドレスもチェックできるというので、別の2つのアドレスを入力しチェックしたのですが、その結果には当惑しました。
何と過去に2件の個人情報が流出していたというのです。(下図)

流出した日は古いのですが、これまでそれが悪用された形跡はありません。しかし、今もそれがダークウェブ上に存在しているということですから、危険であることは間違いありません。
この回答では3つのアドレスのどれが流出したのかは分かりません。
そこで、3つのアドレスを一緒にチェックするのではなく、初めに戻り、1個づつ入力してチェックしてみました。
すると不思議なことに何れのアドレスも「流出は発見されませんでした」となるのです。
これには本当に当惑しています。
Nortonのサービスに対する信頼性も疑わざるを得ません。

インターネットバンキングなどは、ワンタイムパスワードや2段階認証が普通になっていますので、直接金銭的なトラブルに直結する危険は少ないような気がします。
それでも、現在登録しているすべてのサイトについて、不要な登録の抹消や、ID・パスワード変更の要否などは検討しようと思っています。





新手のフィッシングメール

2023年12月26日 | Weblog
昨日、マイナポイントで誘うお粗末なフィッシングメールについて投稿したばかりですが、今日は初めて見る新しい手口の、前日とは比べ物にならない手の込んだフィッシングメールが届きました。

差出人は一応Amazonとなっていましたが、そのメールアドレスの@以下は「@hotmail.com」でした。Amazonのメールがhotmailで来ることなどあり得ませんから、それに気付けば詐欺メールであることは直ぐに分かります。

ただ、その内容には驚きました。
「誰かがあなたのAmazonアカウントを使用して普段とは異なるデバイスから物品を購入したので、Amazonのポリーシーに従ってアカウントを凍結しました。これに覚えがなければ、24時間以内にキャンセルボタンをクリックして注文をキャンセルし、アカウントを回復して下さい」という内容です。勿論、偽サイトで『キャンセル手続』をする過程で、色々な個人情報やカードNoなどの入力が要求されるのでしょう。

自分のAmazonアカウントが乗っ取られ、クレジットカードが不正利用されたかも知れないと不安にさせて、取り敢えずその注文をキャンセルするためAmazonにアクセスするように仕向けています。
このようなフィッシング詐欺の手口を私は初めて知りました。

これだけでも驚きでしたが、注文品のお届け先として、実在するかもしれない住所氏名が明記されていたことには恐怖を感じました。(下図)

個人の住所・氏名、金額等を表示することで真実味を出そうとしているのでしょうが、この人物が果たして実在するのか、もし実在したら大変な迷惑を被っているのではないかなど、色々なことが気になりました。

そこで、このことについてネット上の情報を探したところ、やはり見つかりました。
今年の7月頃から多くの方に全く同じメールが送り付けられているようです。
以下はその一つでどういう方かは分かりませんが、「話のネタ」というブログ(?)記事の抜粋です。(元の記事には詳細な住所・氏名が記載されているのですが、ここにその一部を転載させて頂くに当たっては一部をボカしてあります)

そこには、この方がどのように検証をしたのかを具体的かつ詳細に記述した後、詐欺メールに記載されている住所・氏名は実在する人物であると断定したことが記されています。
そして結論は、

ということでした。

このようなことに住所・氏名を悪用されてしまった方が、身に覚えのないバッシングを受けたり、犯人グループの一人ではないかと疑われたりするなどして、大きな被害を被っていなければ良いのですが・・・






マイナポイントのフィッシングメール

2023年12月25日 | Weblog
何ともお粗末なフィッシングメールが来ました。

メールの差出人は「マイナポイント事務局」、宛先は私のメールアドレスなのですが、何故か差出人のメーールアドレスの一部(ボカシの部分)と私のメールアドレスの一部(ボカシの部分)が同じです。何故こうするのか意図が分かりません。
この種の怪しいメールが来た場合、先ず差出人の名前と共にアドレスを確認することが必須ですが、これでは初めから詐欺であることを白状しているようなものだと思います。

件名は「マイナポイント第2弾で2万円のマイナポイントを獲得しました」ですが、その前に ”Norton AntiSpam" が付いていますから、いくら魅力的(?)な件名でもこれに引っかかることはないでしょう。恐らく他のセキュリティソフトでも何らかの注意喚起はあると思いますが、Microsoft Defender(Windows Defender)にはこの機能はありません。
GMailならこの種のメールは迷惑メールフォルダに隔離してくれますから、普通は利用者の眼に触れることはありません。

下図はメール本文の主要部分です。(特に赤で囲った部分)

要するに、2万円分のポイントを無駄にしないように期限内(12月末迄)に手続きして下さい、という趣旨です。そして手続きするためのサイトのURLが表示され、リンクが張られています。

URLにはアクセスしていませんから、その先は分かりませんが、多くの個人情報を入力するよう求められるのでしょう。手続きの締め切りが近いと言って急がせることも彼らの常套手段です。

私のメールアドレスが意図しない誰かに漏れていることは間違いないのですが、もしそれがいわゆる「ダークウェブ」の世界だったりすることを思えば決して平静ではいられません。
長く同じアドレスを使っていればそれが何処かに漏れることは避けようがなく、対策としてはアドレスを変えるしかないことは承知しています。
しかし、多くのサイトでこのメールアドレスをIDとしたり連絡先として使ったりしていますから、その全てを変更する手間を考えると中々踏み切れません。
一方、どうでも良いサイトを除けば、同じパスワードの使い回しはしていませんので、万一パスワードまで流出しても被害は拡大しない筈と考えているのですが、甘いでしょうか?
この機会にもう一度よく考えてみなければ・・・、と思っています。




散歩で見た花 (110)

2023年12月24日 | Weblog
1.プリムラ・ジュリアン


プリムラ・〇〇・・・」と称される花のうち、「プリムラ・マラコイデス」については過去に2回取り上げました。プリムラはサクラソウ属だそうですが、このときは確かに一目でサクラソウの仲間であることが分かりました。

今日の花を画像検索すると「プリムラ・ジュリアン」と出るのですが、サクラソウとはかなり違って見えます。
先ず、花の大きさが全く違います。直径4~5cmはあったと思います。また、花弁が波打っている点も違います。
ただ、図鑑などにジュリアンとして載っている花弁の形には波打っていない花もありますから、これが決め手にはならないようです。

ジュリアンはマラコイデスとは明らかに違いますが、よく似た花に「プリムラ・ポリアンサ」という種類もあるらしいのです。どちらも元は同じ花から作り出された園芸種で厳格な区別は難しいとのこと。まして素人が見分けることは不可能と諦めました。
或る花図鑑の記述によれば、その違いはパンジーとビオラくらいだそうです。
ジュリアンとポリアンサの違いについて調べたところ、花の大きさが違うらしいのですが、両者の交雑もあり区別は不可能と書いてありました。
” 花や葉の小さいものはジュリアン、ちょっと大きめのものはポリアンサ ” と書いてある記事もありましたが、比較してみなければ分かりません。
そこで、画像検索の結果を尊重して、「プリムラ・ジュリアン」としました。

本当は園芸種ではなく自然に生えている花を取り上げたいのですが、今の時期はどうしても園芸種が多くなってしまいます。

2.チェリーセージ

赤い花は意外に写真に撮るのが難しいと感じます。散歩中に撮る写真は全てiPhoneのカメラで撮っていますが、赤が ”潰れる” 状態になることが多く、微妙な表面の状態をなかなか再現できません。周囲の明るさや光の差し具合に応じて撮る角度を変えるなど、色々試したいのですが、殆どは他人の家の玄関脇や庭先などでプライバシーに注意しながら無断で撮らせてもらっていますし、花が風で揺れることも多いので、思うようには行きません。

画像検索でヒットする多くのチェリーセージの写真とほぼ完全に一致しますので、この花は「チェリーセージ」で間違いないと思います。
ただ、チェリーセージという名前は、自然または人工的な交雑によってできた多くの花の総称らしいので、その中のどれに該当するのかまでは分かりません。

以下はウィキペディアの引用です。
チェリーセージとはシソ科アキギリ属に属するサルビア・ミクロフィラ (Salvia microphylla)、サルビア・グレッギー (Salvia greggii)、およびこの2種の自然交雑種であるサルビア・ヤメンシス(Salvia x jamensis)やそれらの改良品種の植物の総称。開花期は、4月-11月迄と非常に長い。また、名称の通り花びらからサクランボのような香りがしエディブル*として利用できる。葉はハーブとして利用でき、ハーブティーや香草として料理に添えたりする。葉を使う場合は刻んだり、すり潰すなどすると鼻につくほどまでに強く香ってしまうので、通常は葉をそのままの状態で使う。植物体の枝を軽く揺らすなどするだけでも周囲に強く香る。原産地はメキシコやアメリカ南部などで国内に持ち込まれている種は、そのすべてが園芸植物として扱われている。
”エディブル” とは植物の花を食材として用いることだそうです。

散歩で見た花 (109)

2023年12月21日 | Weblog
1.ポインセチア

クリスマスが近くなると、街角や園芸店などでポインセチアを見る機会が多くなります。
この写真は、比較的最近新築された或る住宅の花壇の鉢植えの一つで、小さな花壇ですが、クリスマスに合わせて(?)全体がとても奇麗に飾られていました。本当は、その全景を写したかったのですが、プライバシーの問題がありますから遠慮しました。

赤いポインセチアは以前から多く見かけましたが、白い花は初めて見ました。昨日はホームセンターの園芸品売り場に薄いオレンジ色のポインセチアもありましたから、どんどん新しい園芸種が生まれているのでしょう。
花図鑑によると、赤や白い花のように見える部分は「苞(ほう)」であり、本当の花を包み込むようにできる「」だそうです。
また、和名は「ショウジョウボク(猩々木)」ですから、赤い花が本来の姿で、白やオレンジなどは人工的に作られたものだと思います。

ウィキペディアには以下の記述がありました。
「原産はメキシコと中央アメリカ。原産国とされるメキシコ合衆国では、「ノーチェ・ブエナ」(原義は「素晴らしい夜」だが、通称として「クリスマス・イヴ」の意味を持つ)と呼ばれる。メキシコの伝説がアメリカ合衆国の初代メキシコ公使であったJ・R・ポインセットの知れるところになり、また真冬に花を咲かせることから、アメリカに伝わり、彼の名前がつけられた。」
これによると、原産国でも ”クリスマスの花” のようです。

2.ガザニア

この写真も1と同じお宅で撮らせていただきました。
奥にも色々な花が見えますが、寄せ植えされたものか、別の鉢植えまたは地植えされたものかよく確認しませんでした。

ガザニアの原産地は南アフリカで、「ガザニア(Gazania)の名は、アリストテレスなどのギリシャの古典書物をラテン語に翻訳したギリシャ人「ガザ」の名前に由来し、その和名は立派な勲章のように見えることから「クンショウギク(勲章菊)」だそうです。
花も葉も花図鑑に載っているものとよく似ていますからガザニアで間違いと思うのですが、図鑑などに開花期は5~10月頃と記載されているのを見ると心配になります。
一方で、同じ記事の中に「1月28日の誕生花」とあるのを見て「えっ?」となりました。
この時期に見る花は、花図鑑などに記されている開花期とのズレに悩みます。

3.ガーベラ

時々訪れる小さな公園の片隅に一輪だけ咲いていました。花弁の形が崩れているのが少し残念です。
写真を画像検索すると「ガーベラ」と出るのですが、図鑑などに沢山載っているガーベラの写真とは花弁の形が違う気がして迷いました。多くのガーベラの写真は花弁がもっと多かったり、短い花弁が密集していたりするのです。
所が多くの写真の中に、「ガーベラの原種 ヤメソニー」と記された花の写真があり、その特徴として「赤色で花弁が細く、枚数も少ない」と記されている写真がありました。まさにピッタリです。
さらに「ほかのいくつかの原種との交配により、多数の園芸品種が育成され、毎年のように新品種が生まれています」との説明もありました。ガーベラの園芸種は2000以上もあるそうです。

この花の名前を特定するに当たっても開花期の点で不安がありました。
ウィキペディアに「日本での花期は4–9月頃、暖地ならば4-11月頃」記されています。この辺りも「暖地」でしょうし、今年の秋は異常に暖かかったので、12月半ば過ぎに咲いていてもおかしくないのかも知れない、花の様子も盛りを過ぎているように見える、と都合よく解釈することにしました。


散歩で見た花 (108)

2023年12月19日 | Weblog
1.ネリネ・ダイヤモンドリリー

ネリネ」という名前には少し記憶があったので、自作の投稿リストを検索したところ、昨年11月25日に「ネリネ」、12月19日に「ネリネ・クリスパ」として投稿していました。
しかし、今回の花は過去に投稿した2件の花とはかなり印象が違いますので、また掲載することにしました。
写真の左側は横から、右側は真上から撮った同じ花の写真です。

下記は或る花図鑑の引用です。
ネリネは、姿形がヒガンバナに似ていることもあり、日本では従来あまり人気がありませんでしたが、欧米では育種が盛んに行われました。花弁が宝石のようにキラキラと輝くことから「ダイヤモンドリリー」の名前で親しまれ、近年は日本でも切り花や鉢物として注目されるようになりました
この記事からは「ダイヤモンドリリー」とはネリネの別名なのか、ネリネ属の中の一つの種を指すのかよく解りません。

2.ナデシコ

この花がナデシコ属の一種であることは多分間違いと思うのですが、日本で単に「ナデシコ」と言う場合に意味するという「カワラナデシコ」であるかどうかは決めかねています。
そのため、ただ「ナデシコ」とすることにしました。
ただ、ナデシコは ”秋の七草” の一つですから、12月に咲いていておかしくないのか? という点は多少心配しています。

以下はウィキペディアの引用です。
和名カワラナデシコは、河原に生えて、可憐な花を「撫子(なでしこ)」と言うことに由来する。本種は、日本で一般にナデシコと呼んでいる植物で、別名でヤマトナデシコ(大和撫子)とも呼んでいる


〇〇新聞の悪質な勧誘

2023年12月17日 | Weblog
今朝の新聞の折込広告の中に「大切なお客様へ」というチラシが入っていました。
発行元は現在私が購読している新聞の販売店です。
下はそのコピー(抜粋)です。

チラシの趣旨は、ライバル紙の販売店の外注販売員による執拗な勧誘に対する注意喚起で、その具体的な手口が四角で囲ってあります。
赤いアンダーラインを引いた部分は私が経験したことと全く同じです。
但し、私はやり取りの途中で異常さに気付き、断固契約を拒否しましたので、幸い実害はありませんでした。
下は、私が危うく契約しそうになったものの最後は取り返した「〇〇新聞購読申込契約書」と、その「お客様控え」の上半分です。

以下にその時の経緯を記します。
約1ヶ月前の夕刻、玄関のチャイムが鳴り、家内が応答しました。
このとき相手がどう言ったのかははっきりしませんが、よく聴き取れなかったようです。
家内は夕食の準備中でしたので私が玄関を開けると、まさに四角で囲ってある内容と同じことが起こりました。
初め、私は「現在購読している新聞の販売店が年末にカレンダーでも持ってきたのかな?」と思っていました。
販売員は「契約を1年先まで確定したいので、契約書を更新させて下さい」という趣旨のことを言いました。私は、「新聞の発行部数が減少している危機対策としてこんなことを始めたのか、販売店も大変だな」と半ば同情する気持もあって、契約書に記入することに同意しました。
所が、私が契約書を書き始めると彼は「お礼です」と言って、車から缶ビール1ダース入りの段ボール箱や清涼飲料水、洗剤などを持ち出し、玄関先に並べ始めたのです。
流石に「これはおかしい」と契約書の控えをよく見ると、〇〇新聞の契約書でした。

私は「私も不注意だったが、あなたの説明は私を誤認させるやり方だ。それに私は〇〇新聞とあの△△主筆は大嫌いだから、絶対に契約しない。」と言い続けました。
彼は「1年がダメなら半年、・・・3ヶ月、・・・2ヶ月、・・・せめて1ヶ月だけでも」と懇願し続け、結局30分近く押し問答が続きました。
実は、やり取りの最中、私は相手が凄んできたらどうしようという不安があったのですが、彼はそこまで悪い人間ではなかったようで、どうにか諦めてくれました。
私は、こちらにもやや不注意な点があったことは事実なので多少彼が気の毒になり、玄関先に並べられた品々を車に戻すのを手伝いました。
最後に、契約書の1枚目が彼の手元に残るのは一抹の不安を感じましたので、返すように要求したところ案外素直に渡してくれました。
誰かの指示でこうしたやり方をするのか、そうまでして契約を取らなければ彼は生活できないのか・・・。彼がそれほどの悪人ではなかったことは幸いでしたが、後味は良くありませんでした。

契約書の裏面にはクーリングオフのことが記載されていましたので、契約を取り消すことは出来たと思いますが、もしお礼の品物を受け取っていたら面倒なことになったかも知れませんし、最悪は契約が発効して新聞の配達が始まる迄気付かなかったリしたらもっと面倒なことになったと思います。
断固拒否して良かったと胸を撫で下ろした次第です。


散歩で見た花 (107)

2023年12月14日 | Weblog
1.サザンクロス

サザンクロス」とは南十字星に因んだ流通名で、正式名は「クロウエア」だそうです。

以下、ウィキペディアの引用です。
クロウエアは、ミカン科クロウエア属の常緑小低木。原産地はオーストラリア東南部。 属名は、園芸家James Croweによって付けられた。
花が5弁に開く姿が星形に見えることと、原産地が南半球オーストラリアということから、南半球を代表する星座である南十字座にちなみサザンクロスの名前で流通している。
ただし、日本国外(クロウエアの原産国であるオーストラリアを含む)でサザンクロスと呼ばれている植物はセリ科の別の植物Xanthosia rotundifoliaのことであり、クロウエアをサザンクロスと呼ぶのは日本国内でしか通じない。」


なお、後ろに見える濃い紫色の花は「ストック」だと思いますが、以前一度取り上げています。

2.ハツユキカズラ

散歩中にハツユキカズラはよく見かけますし、以前このブログで取り上げた記憶がありますので、確認したところ、2022年7月21日に「散歩で見た花」の1回目に取り上げていました。このときも「花」ではないので少々迷ったのですが、主に鑑賞の対象が花ではないものも対象とすることにしたことなどを思い出しました。
私は原則として同じ花は取り上げないことにしているのですが、夏と冬では全く印象が違いましたので、その点でも例外としました。ただ、回数を重ねると、「同じものは載せない」という原則をいつまで続けられるか分かりません。

散歩で見た花 (106)

2023年12月12日 | Weblog
1.ハギ(萩)

ハギの仲間は沢山あるようです。
画像検索すると、「ハギ属」、「ウンナンハギ(雲南萩)」、「ミヤギノハギ(宮城野萩)」などなど、答は色々でした。
素人には区別が付かずどれが正しいのか決めかねましたが、「ウンナンハギ」とするものが多かったので、それを選びました。
秋の七草の一つのハギミヤギノハギだと書いてある記事も見ましたが、何れも原産地は中国らしいですから、近い仲間なのだと思います。

2.ノースポール(カンシロギク)

小さな公園の一角にある、近所の人々が管理してるらしい花壇に咲いていました。

「ノースポール」は ”北極点” のこと、「カンシロギク」の漢字表記は「寒白菊」です。
以下はウィキペディアの引用です。
「和名の由来は、花付がよく株全体を真っ白に覆うように見えるところが北極を連想させることによる。「ノースポール」はサカタのタネの商品名であるが、種苗登録などはされていないため、一般名として定着している」

花期は12月から翌年6月だそうですから、必ずしも寒中の花ではないようです。

3.ヤナギハナガサ

ヤナギハナガサ」の漢字表記は「柳花笠
長い茎の中間部と先端に小さな花が沢山咲いていましたが、写真でも分かるように、まだ咲き始めのように見えます。全部咲いたら随分奇麗に見えるのではないでしょうか。

南アメリカ原産で、日本には園芸植物として導入されたものが、野生化して空き地や道端などに生えているとのことです。この花も植えられた花のようには見えませんでした。
国立環境研究所のデータベースには進入生物として載っているようです。

これとは別に「アレチハナガサ」という花もありましたが、花の形が違うので区別は容易でした。

散歩で見た花 (105)

2023年12月10日 | Weblog
1.サボテン

12月の街中で大きなサボテンの花を見たときは意外な感じがしました。サボテンは何となく夏に咲くようなイメージを持っていましたので。
調べてみると、この形のサボテンでピンクの花が咲く種類はいくつもあるようですが、多くの写真の中で、一番これに似ていると思ったのは、
学名:エキノプシス・オキシゴナ
和名:旺盛丸
でした。
ただ、その写真は6月半ばに撮られたもので、私の写真とは半年もずれている点が気がかりです。

旺盛丸」以外にも「短毛丸」とか「花盛丸」などなど、多くの園芸種名と思われる似たような形のサボテンがあるようですが、素人には見分けることは困難ですので、ここでは単に「サボテン」としました。別のサボテンの花を見付けたらまた載せることもあるかも知れません。

2.オキザリス

この花は、上のサボテンの近くにあるプランターに、別のサボテンと一緒に植えられていました。
オキザリスはカタバミ科 カタバミ属の花だそうです。
本来は「オキザリス・〇〇〇……」という名前が付いているだろうと思いますが、そこまでは分かりませんでした。

実は、自分のリストを検索したところ、オキザリスもカタバミも過去に取り上げたことがありました。
オキザリスは「オキザリス・トリアングラリス」という名前で、昨年12月4日に載せていました。ただ、その時の花とは印象が全く違いますので、同じ仲間ではあっても、花としては別種と考えました。
カタバミはつい先日、11月10日に「イモカタバミ」として掲載していました。
イモ〇〇……という名前はイモの付かないものとは違う種類の植物と書いてある記事を見た記憶がありますので、別物として載せました。

3.ブタナ(豚菜)

花はタンポポに似ていますが、咲く時期も茎の姿かたちもタンポポとは明らかに違います。
ホームセンターのフェンス際の空地に咲いていました。

この写真では分り難いと思いますが、5~60cmくらいの長い茎には葉が無く、茎の先にタンポポより少し大きな花が咲いています。
勿論、ブタナという名前は画像検索で知りました。

以下はウィキペディアの引用です。
キク科エゾコウゾリナ属の多年草。ヨーロッパ原産で、日本では外来種(帰化植物)として各地に分布する。
開花時期は6〜9月頃。外観はタンポポに似るが、ブタナは30〜60cm程度の花茎が途中で数本に枝分かれし、それぞれの頭に直径3cmほどの黄色い花をつけるのが特徴。また花茎に葉は付いていない。

これも開花期がかなりずれています。
偶然かも知れませんが、最近、姿・形はそっくりでも開花期がかなりずれている花という検索結果が多いような気がして悩みます。

”ブタナ” の名称はフランスの俗称の和訳 ”豚のサラダ” に由来するそうです。日本では食用にしませんが、ヨーロッパではボイルして食用にするそうです。

散歩で見た花 (104)

2023年12月08日 | Weblog
1.ムシトリナデシコ

ネット図鑑で検索すると「ムシトリナデシコ(虫捕り撫子)」という面白い名前の花でした。
食虫植物かと思わせるような名前ですが、虫を食べるわけではなく、花の蜜を盗むだけで受粉には寄与しない虫(アリ)が花にまで登ってくるのを防ぐために粘液でアリを捕まえることがあるのだそうです。

花も葉もそっくりなので、ムシトリナデシコで間違いないと思うのですが、図鑑・辞典の説明は何れも開花期を初夏としている点が気がかりです。ただ、ネット上に12月22日に撮ったムシトリナデシコの写真が載っていました。写真の撮影者(植物の専門家)も開花時期の違いを気にしていますが、結論はやはりムシトリナデシコでしたので、一種の狂い咲きということなのかも知れません。

2.アラセイトウ

この花を検索すると「アラセイトウ(紫羅欄花)」の他「ストック」と表示する図鑑も沢山あります。どちらも属を示す名前であり、細かく分ければ数十種の花の集まりのようです。

このブログでも昨年12月に「ストック(?)」としてピンクの花を載せたことがありますが、花の色も形もかなり違いますから、載せることにしました。

3.ベニベンケイ

漢字は「紅弁慶
この花はマダガスカル原産のベンケイソウ科カランコエ属に属する多年草の多肉植物で、八重咲もあるそうです。

或る花図鑑によれば、この花の開花期も1月~5月となっているのでその点は気がかりですが、園芸種と思われる鉢植えの花ですから開花時期も人為的に調整しているのではないかと思います。


スマホの詐欺SMSと発信電話の検索

2023年12月03日 | Weblog
スマホのSMS(ショートメッセージ)に①のメッセージが届きました。

配達業者から「時間指定ができます」という案内のように見えます。
たまたま、Amazonから近く配達される筈の注文をした覚えがあるので、一瞬気持ちが動いたのですが、直ぐにこれは詐欺だと思い直しました。

この種の通知が私宛にSMSで来たことはこれまで一度もありませんし、今後も有り得ないと思います。また、宛先も送信元も記載されていないことはあまりにも不自然です。
記されているURLをクリックすることは一時ためらいましたが、調べてみようという誘惑に駆られてクリックしました。次に開いたのが②です。
ここには「閉じる」しか選択肢がありません。(青い「閉じる」を選択しないで、SMSアプリ自体を閉じてしまうことは出来ます)

「閉じる」をクリックすると③が開きました。リンゴマークもあり、Appleのウインドウのように見えます。

ここで何をしたか正確には覚えていないのですが、画面の何処かを触ったら、④になりました。
Apple IDを登録し直すような画面です。ここに自分のApple IDを入力し、続いてパスワードを入力すれば送信者に電話を乗っ取られてしまうのだと思います。
その先はどのように悪用されるか・・・、想像するだけでも忌まわしいことです。

ネット検索すれば何か情報はある筈と思い、「SMS フィッシング」で探してみると案の定数年前からこの種の詐欺が横行してることが分かりました。
SMSは送信元の携帯電話番号が分かりますので、この番号が詐欺に使われた実例があるか調べる方法を探してみました。
今回の送信元の番号は①の上部に「+81 90 3062 5051」と表示されています。「+81」は電話番号の国際表示ですから、国内では「0」に置き換えます。

探す過程で「電話番号検索@迷惑電話チェック」というサイトが見つかりました。それが⑤です。

ここに前述の番号を入力したところ、⑥が開きました。

この番号を調べた人は直近1ヶ月で延べ15人。コメントを残した人は2名で、それを読むと何れも詐欺メッセージと断定していました。
このサイトを信用するなら、詐欺メッセージに使われた携帯電話番号であることは間違いないと思います。

ところで、このような電話番号検索サービスは他にもいくつか存在しているようですが、このサイトも、別に見た同種のサイトも果たして信用して良いものか疑問が残りました。どちらも運営主体・管理者がどのような組織(或いは個人?)なのか、はっきりしないのです。

私がアクセスしたサイトは以下のように説明しています。
『「迷惑電話チェック」サイトは、しつこい勧誘や振込詐欺などの迷惑電話の情報共有を目的としています。迷惑電話だけでなく、かけ直しが必要な情報(支払遅延の催促電話など)もあります。安全な番号には安心して折り返しできるように、お気軽にクチコミ投稿をお願いします!

これだけであれば結構なことのように思えますが、悪用される恐れはないのでしょうか?
例えば、何らかの理由で(或いは理由もなく)嫌っていたり反感を抱いている誰かの携帯電話番号を勝手に登録し、”これは詐欺に利用された携帯電話番号だ ” という口コミをいくつか残せば、このサイトの検索結果には「迷惑電話」と表示されてしまうのではないでしょうか? 
運営者がその責任で真偽を判断していれば良いのですが、「本サイトについて」の記載内容を見ると『載内容の不備、誤りがあった場合にも、それによって生じたいかなるトラブル、損害、損失などについても一切の責任や義務を負いません』となっています。
但し、「削除基準」という項にはまともな記述があります。それがどこまで有効に機能しているのか、私には判断できません。

今回は、この電話番号を詐欺電話だと判断した裏付けが取れたようで、その点はすっきりはしましたが、一方で、このようなサイトが存在し、その運営主体が不明確なことには薄気味の悪さを感じています。些かオーバーかも知れませんが、これでは事実に基づかない無責任な「密告」や「誹謗中傷」などを生む恐れがあるのではないかという不安を感じます。

なお、DoCoMoその他の大手携帯電話会社には迷惑SMSに対処する有償・無償のサービスがあるようですが、私はまだ把握しきれていません。




散歩で見た花 (103)

2023年12月01日 | Weblog
1.ユーパトリウム

日本名:セイヨウフジバカマ
英別名:ミストフラワー
原産国:アメリカ南東部、メキシコ
今年7月9日に載せたアゲラタム(カッコウアザミ)に似ていますが、ネット図鑑の記事を参考に、主に葉の形からセイヨウフジバカマと判断しました。花の形は似ていますが、両者は属が違い、近縁種ではないそうです。

なお、日本古来のフジバカマについては、或る図鑑に次の記述がありました。
『万葉の時代から親しまれてきましたが、河原や、やや湿った草原など、フジバカマの好む環境が少なくなったことから、現在ではなかなか自生している姿を見かけることができなくなっています。環境省のレッドリストでは準絶滅危惧種に指定され、京都府などその保存に力を注いでいるところもあります』

2.キンセンカ

住宅街にある小さな公園の一角に一輪だけ咲いていました。
初めはよく見るマリーゴールド?と思ったのですが、念のため画像検索してみると「キンセンカ」と出ました。
確かにマリーゴールドとは明らかに葉の形が違うので、その点では迷うことはありませんでした。

調べた結果、キンセンカはキク科キンセンカ属に分類される植物で、マリーゴールドはキク科マンジュギク属に分類される植物。従って同じキク科でもキンセンカとマリーゴールドは全く別の植物だそうです。
名前の由来については或る図鑑に以下の記述がありました。
『和名のキンセンカは中国名の「金盞花」を日本語読みしたもので、「盞」には盃の意味があります。 花の色と形を「金の盃」にたとえ、この名前がついたと考えられています。
また、別名であるカレンデュラは学名の Calendula officinalis の Calendula からきています。 属名の calendula はラテン語で《月の最初の日、一ヶ月間》などの意味を持つ「calendae」が語源で、 実は「カレンダー」の語源も同じです!!どの月の初めにも咲いているほど花期が長いことに由来するのでしょうね』


春まきと秋まきの違いからか、開花期を「春先~初夏」としている辞典と、「5月~10月」としている辞典があります。この写真は11月末に撮ったものですから、そのどちらにも当てはまらず、その点だけが少し心配ですが、名前の由来から12月の初めに咲いていてもおかしくはない?と思うことにしました。写真の花の花弁が少し欠けているのは花の盛りを過ぎたせいかも知れません。