つれづれなるままに

ひぐらしパソコンに向いて・・・・・・・

パソコンの「復元」始末記

2016年10月09日 | Weblog
パソコンの起動時間を少しでも短縮する設定を試したり、その効果を確かめるのユーティリティソフトをインストールしたりしているうちに、PCの動作がやや不安定になったような気がしてきた。
私は定期的にPC全体のバックアップを取るように設定しているので、「復元」の信頼性を確かめる意味も兼ねて、PCを数日前の状態に復元してみることにした。

私はバックアップと復元については以前から漠然とした不安を抱いていたのだが、今回まさにこれが的中してしまい、思わぬトラブルに見舞われて冷や汗をかいた。今後のために復元の経過を記録しておくことにする。

先ず、NECのPCに附属している「おてがるバックアップ」で復元を試みた。
      
このソフトには毎週日曜日の朝に自動的にPC全体がバックアップされるように設定してあるので、容易に10月2日の状態に復元できる筈であった。

マニュアルに従って復元をスタートしたが、10分以上経過しても画面には何の変化もなく不安が募った。
その後ようやく現れたウインドウを見て愕然! なんと残り時間17時間余り。


暫く我慢して推移を見ていたが残り時間は減るどころか徐々に増えて19時間を超えるまでになった。たまらずNECのサポートに電話し、紹介されたソフトのメーカー(Corel)に尋ねたところ、「残り時間の表示は徐々に減って、最終的には数時間で終わります」ということだった。
本を読んだりしながら待っていると約3時間経過し残り45分となったところで、「選択した場所に復元できません」との表示が出て止まってしまった。これには参った。


直ちにCorelに電話してみたが、営業時間が終了していたのか電話がつながらない。
やむなく「OK」を押し、次いで「キャンセル」を押したところ、「パソコンを復元開始前の状態に戻します」という表示が出て、「再起動」か「シャットダウン」を選択するように促された。
所が「シャットダウン」を押したところ下のような表示が現れて正常なシャットダウンもできなくなってしまった。(電源ボタンを押せばPCの電源は落ちるが、ONにするとまた同じ表示になり、OSが起動しない)


そこで、もう一つのバックアップ/復元方法として保存してあった「システムイメージ」を使って復元を試みることにした。ここで使ったシステムイメージは9月8日に保存したもので、一緒に「システム修復ディスク」も作っておいたものである。


私は以前から何となくシステムイメージの方が信頼できそうな気がしており、実際に今回はこれに救われたのだが、こちらもその行程は平坦ではなかった。

手許のマニュアル本などを参考にして復元を試みたのだが、設定画面の表示ウインドウが小さ過ぎて文字列が隠れていたり、文字列が途中から消えていたりするという致命的な不具合があり先へ進めなかった。(ウインドウを大きくすることもできない)
NECのサポートに電話したところ、担当者はこの問題を把握している様子であったが、慎重な言い回しで「次へ次へと進むしかないですね~」としか言わない。「次へ」や「完了」というボタンは見えるのだが、何かを選択するボタンなどは見えないので、次へ進むことには大いに迷ったのだが、どうやら無事にスタートしたようなので取り敢えずホッとした。


このときは心に余裕が無く、この辺りの画面表示の写真は撮っていないのだが、後でウェブで同様の問題を探したところ、何と1年前に今回私が遭遇したのと全く同じ現象がMicrosoftコミュニティで取り上げられていたことが分かった。下はそのサイトからコピーしたものである。


重大な問題と思われることが1年経っても放置されているとは。。。
Microsoftはそれ以上に大きな問題が続いてここまで手が回らないのかと勘ぐってしまうが、関連した情報によると英語の画面では異常はないらしいので、日本語に翻訳した際の日本だけの問題なのかもしれない。

約2時間ほどで無事終了し、「再起動」の画面が現れたときは疲れがどっと出た感じがした。

これは9月8日に保存したシステムイメージによる復元なので、それ以後に作成したファイルなどは復元されないが、私はこれとは別にWindows10の「ファイルバックアップ」機能で3時間毎にファイルをバックアップしているので、約1ヶ月分のファイルの復元はそれから行い、何とか全ての復元が終わった。

今回、バックアップ/復元が一筋縄ではいかなかったことは貴重な経験であった。
日頃からバックアップを心がけてはいても、“それを使えば本当に復元できるのか”までを確かめておくことも極めて重要であることを痛切に感じた。

ここには記さなかったが、他にも若干気になる問題があるので、これを機会にバックアップの方法を見直してみたい。
また、週明けにはCorelに電話し、「おてがるバックアップ」が何故上手くいかなかったのか相談してみることにする。

(全体的な経過は上記の通りで間違いはないが、記憶に頼った細部については間違っている点があるかもしれない)
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