つれづれなるままに

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水運儀象台

2013年10月26日 | Weblog
今週初めに、長野県下諏訪町の「時の科学館・儀象堂」にある「水運儀象台」を見てきました。
これは中国北宋時代(約900年前)の機械式天文観測時計を復元したもので、動力は落下する水の力です。
今回は或るグループの仲間で、1997年当時この時計を復元するに当たって尽力されたS氏に案内していただきました。


時計と言っても3階建ての建物の屋上に更に上屋を重ねた大きさで、時を知らせる人形が窓から見えるようになっています。


内部には木製の大きな水車があり、上に汲み上げた水が水車の受水箱に注がれ、一定の重さに達するとストッパーが外れて一定の角度だけ水車が回転する仕組みになっています。




下記のサイトではその仕組みが動画で説明されています。
http://www.youtube.com/watch?v=zalEjQpxbgM
この時計の誤差は1日当たり2分ほどだそうですから、900年前ということを思えば驚異的な精度ということができると思います。
3階には天球儀があり、その季節や時刻応じてに見える筈の星や星座の位置を示す球が回転するようになっています。


この装置は、セイコーの技術者が古い文献の意味を解読し、ゼロから図面を描き起こして制作したものだそうですが、完成するまでに数年の時間と直接費用だけでも3億円を要したとか。
或る意味で余裕の時代の産物なのかもしれません。
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永平寺

2013年10月10日 | Weblog
天橋立を訪れた翌日は若狭湾沿いをドライブしました。
この日は三方五湖の一つである水月湖畔のホテルに宿泊し、3日目は永平寺を訪れました。

永平寺の入口の石碑には「日本曹洞宗第一道場」の文字が刻まれていました。
道元禅師が永平寺を開山したのは今から約770年前だそうですが、この寺は京都や奈良の古い寺とは違い、あくまでも現在も若い僧の修行の場であることを意味しているようです。


境内の杉の巨木の間には仏像などが置かれていますが、何れも比較的新しいもののようでした。
写真ではあたかも新緑のように見えますが、もみじのようでしたから、やがて見事な紅葉が見られるのでしょう。


永平寺には数多くの建物がありますが、七堂伽藍と言われる主要な建物の内部を比較的自由に見て回ることができました。
古都の寺とは文化財的な重要度が違うのかも知れませんが、ご本尊を含めて仏像や建物の全てを自由に撮影して構わないということには大変好感を持ちました。


山の斜面に造られた寺ですから、建物を繋ぐ廊下は傾斜している所が多くあります。
傾斜もさることながら、真冬の午前3時半に起床してこの廊下を素足で歩くことを想像すると、それだけで修行の厳しさが思われます。


ご本尊が祀られている仏殿にも自由に入ることができました。



高名な寺でありながら、ご本尊を祀る須弥壇は案外質素なものでした。


七堂伽藍の一番奥にある法堂(はっとう)は説法や法要が行われ場所だそうですが、新入りの若い僧が先輩から指導を受けているらしい様子が見られました。(僧に直接カメラを向けることは避けるように言われていましたので遠くから撮らせてもらいました)


ご本尊の釈迦牟尼仏や法堂の祭壇も近くから写すことができました。
このような有名なお寺としては極めて珍しいのではないかと思います。
仏殿は質素でしたが、法堂は派手です。法堂の祭壇の下には白い唐獅子が控え、天井からは金色の飾り物が多数下がっていました。


七堂伽藍とは別ですが、傘松閣という建物の大広間の天井には鮮やかな色彩の花鳥風月が描かれていました。
これは昭和5年当時の著名な画家による絵だそうですが、これらも数百年後には文化財としての価値が大きくなっているのかも知れません。


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天橋立 & 伊根の舟屋

2013年10月07日 | Weblog

先週、天橋立から若狭湾沿いに福井までレンタカーでドライブしました。

天橋立は日本三景の一つとしてあまりにも有名です。
今回は宮津側から貸自転車で松原の間を走って対岸に渡り、ケーブルカーで登って傘松公園から天橋立の全景を眺め、リフトで下って船で宮津に戻るコースで回りました。


約3km続く松原の入り口付近に「日本三景」の石碑がありました。
帰宅後に調べたところ、江戸時代の儒学者 林春斎(林羅山の子息)が松島、厳島と共に自著に「三処奇観」と書き記したことがその始まりだとか。


天橋立と言えば「股のぞき」が有名です。
約50年前に初めて行ったときは私もやりましたが、今回はバランスを崩しそうでやめました。


ホテルの窓からも天橋立が見えるという謳い文句だったのですが、高さが足りずただの松原に見えました。
ただ、夕焼けは綺麗でした。


天橋立から丹後半島を海沿いに15kmほど北に行った伊根町には「舟屋」と呼ばれるこの地でしか見られない住宅が伊根湾を囲んで密集しています。


海に面した1階部分に水面があって、ここに小さな船が引き入れてあり、周りは仕事場になっています。
都会では1階部分がカースペースになっている家がありますが、ここでは車の代わりに小船が入っています。
そのような家々が殆ど隙間なく密集しているのです。


道路側から見れば普通の家ですが、今回は湾内を一周する船に乗りましたので、海側からその様子をよく見ることができました。




ただ、近年はこのような形の漁をやめる人も増えて、中には下の写真のように車庫に変身している家も見られました。


冬の日本海の荒波も奥まった伊根湾の中には届かないのだそうですが、日本海側にこのような集落があったとは驚きでした。
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