つれづれなるままに

ひぐらしパソコンに向いて・・・・・・・

マイクロソフトを騙る偽警告

2017年07月30日 | Weblog
急に昔流行った或る曲をYouTubeからダウンロードしたくなり、過去に何度も利用したことの
あるサイトにアクセスした。
このサイトはYouTube動画のURLをインプットするとその音声をMP3ファイルに変換し、
ダウンロードしてくれるものである。
この種のサイトの利用には危険が伴うことは承知しているが、以前の利用実績もあるので、
警戒感が薄れていたことは否めない。
サイトにアクセスし、動画のURLをインプットした辺りで突然下の「警告画面」が現れた。


一瞬ドキリとしたが、後述する事情から或る程度は予測していたので、このときは画面をキャプ
チャーする余裕があった。
キャプチャー画像の文面を見て気付いた点を列挙すると、
1.マイクロソフトからの警告のように見えるが、Jupiter Telecommunicationがウイルスの存在
 する可能性を検出したことになっている。
 (Jupiter TelecommunicationはJCOMの英文正式表記であり、私はJCOMを利用している)
2.こちらのブラウザーがGoogle Chromeであることを表示している。
3.「5秒間の……」とあるが、5秒経っても何も起こらなかった。
4.「…システムスキャンを実行ています」とあるのは、「実行しています」の誤りであろう。
[OK]を押す勇気はなかったので、この先は分からないのだが、恐らくウイルスに感染するか、
詐欺サイトに誘導されるのであろう。
今回はブラウザーを問題なく閉じることができたのでホッとしたが、念のためNORTONでシス
テムの完全スキャンを実施したところ、ウイルス等は発見されなかった。

この警告画面の文言を手掛かりにインターネットを検索したところ、次のような文言を表示し、
これが偽警告サイトであることを注意喚起しているブログが見付かった。
(ブログのタイトルは「無題な濃いログ」)

プロバイダー名の表記以外は、赤字で表示してある日本語の間違い部分を含めて、全く同一
文章である。
これらのことから、今回の「警告」は偽物と判断した。
参照したブログの信頼性についても疑ってみるべきかも知れないが、URLの頭が“https”で
あることや、ブログの一連のページを見て信頼し得るブログと判断した。

実は、この警告画面を見た数日前にも、同じYouTube/MP3変換サイトにアクセスし変換を試み、
今回の警告画面とは異なる警告画面が現れてドキリとした経緯があった。
その時は画面をキャプチャーする余裕はなく、直ちにブラウザを閉じたのだが、マイクロソフト
のロゴがあることは記憶に残った。
前記のブログに掲載されているページの中に、記憶に残っていた画面と同一と思われる画像が
載っていたので、無断で引用させていただく。


警告のスタイルは異なるが、日本語の間違いを含めて同じ文章が見えるので、同一犯か便乗
犯による犯行であると考えられる。

ネット上の情報によれば、類似の悪質サイトは無数に存在するらしい。
マイクロソフトからも注意喚起の情報が提供されていた。
恐ろしい世界ではあるが、それでも私はインターネットの便利さを手放す気にはなれない。


コメント (4)
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