徒然小夜

日々の想いを自由気ままに書きつづる
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棄民政策 沖縄 福島

2018-07-23 19:00:55 | 日常
 HDDの整理をしようと、録画した番組の確認をしていた時、
これまで撮りためていた東日本大震災関連の番組をたまたま見た。
2012年、震災一年目のNHKの特集番組だ。
内容は宮城県石巻出身のアナウンサーが担当した「被災地の声」(1200名余の生の声を
そのまま放送するというもの)を題材に掘り下げていくものだ。
 その中で、番組で発言した人たちの言葉のデータを集積して、分析している部分があり、
「頑張る」という言葉についての分析があった。
震災直後から「頑張る」という言葉がどんどん増えていくが、半年?ほど経過すると、
減少傾向が現れたというのだ。最初のうちは、頑張ろうという気持ちを強く持っていた人たちも
時間が経ち、変わらない状況を目の前にした時、頑張ろうという気持ちが萎えていくというのだ。
「がんばっぺ」が「なんとかなっぺ」に変わるだとか。。。
この場面を見ていて、すぐに浮かんだのが、沖縄の基地問題だ。まったく同じだと強く感じた。
沖縄の人たちの思い「地上戦を経験した沖縄の人たちがもう戦争は二度とごめんだ。」は
当然のものだ。そして、「戦後、なくなると思っていた基地が未だになくなるどころか、
新基地建設を止めない。」ことに対する怒りは至極当然なものだ。
それに対して、政府は沖縄の人たちの思いを素通り、無視、国策優先ということで、見向きもしない。
まさに棄民政策だ。
 また、番組の次は、福島県の原発被害に対する意見を出し合う場面で、
さだまさしさんが、外国の人達は「日本は大丈夫か?」と日本全体のこととして心配してくれているが、
国内では福島県は福島県、自分たちは関係ないと言わんばかりの扱い。これは、作物に対する風評被害、
転校生に対するいじめなどの実態からの発言である。
米軍基地も同じだ。がれき受け入れ県も同じだ。
みんな他人事なのだ。沖縄も福島も他人事なのだ。そして、政府の政策もそうなのだ。棄民政策なのだ。
基地を内地に持ち込めば、支持率が下がる、がれき受け入れを強制すれば、支持率が下がる。
それしか考えていない。国民の幸せより、党利党略だ。

 被災地の方たちのゴールの見えないエンドレスマラソン、気持ちが萎えるのは当然だ。
沖縄の人たちが基地反対だけで戦うことへの諦め感、基地より生活なのだ。基地は反対だけれど、
どれだけ反対しても何も変わらない。
それなら、経済活性化を主張する人に票を入れてしまうことに
よそ者の僕たちはなにも言えない。

とにかくひどい国になっちまった、この日本。。。。。。
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