解散総選挙の日程が決まりましたね。
8月18日公示、30日投票となります。
思えば前回の総選挙は4年前。
郵政選挙・小泉旋風・刺客・劇場型選挙…
なんて言葉がメディアをかざりました。
そして、小泉首相のお言葉
「構造改革なくして成長なし。
痛みに耐えれば、明るい未来が…」
いま、この言葉を押し出して選挙をたたかう覚悟が自民党にあるのだろうか?
カジノ経済の崩壊、格差の広がり、派遣切りと貧困の増加などなど、
この4年間は、構造改革の名のもとで進められてきた自民党政治の
ゆきづまりがいよいよ明らかになった4年でありました。
そして、その悪政の根本には、
大企業の利益優先・アメリカいいなり
の政治体質があったことは間違いありません。
↓↓は、この間の国民負担と大企業減税の状況です。
「自民か?民主か?」こうした政権選挙の様相は
マスコミ報道の影響もあいまって、ますます強くなっていくでしょう。
「自民党政治はもう嫌だ。一度、民主に政権を!」
こうした思いをお持ちの方も多いかと思いますし、
その思いはよくわかります。
しかし、民主党だけが伸びたとしても今の政治を変えることができるのか?
今度の選挙で問われているのは、
「大企業にはっきりものが言える政党を選ぶのか」
それとも
「大企業からものを言われる政党を選ぶのか」
この点ではないかと思います。
日本共産党は、大企業にものを言える政党です。
それは、「1円たりとも企業献金を受け取らない」
という2大政党にないバックボーンを持っているからです。
残念ながら、自民党も民主党も、財界に通知表をつけてもらい、
その成績に応じて献金を受け取っているという点では共通しています。
↓↓は、財界・大企業からの通信簿と献金額の関係図です。
これは、政党を見る一つの角度だと思いますが、
ぜひこうした角度で各政党を比較していただければと思います。
明日からは、街頭で政策などの訴えをする機会も増えてくるかと思いますが、
もし見かけましたら、ぜひ耳を傾けていただければと思います。
本日の臨時議会では、植木町と城南町との配置分合議案などが提案され、
賛成多数・反対少数で可決されました。
日本共産党は、反対の立場で質疑と討論を行い、私自身は討論を行いました。
両町においては、合併の是非を問う住民投票も行われ、激しく意見が対立し、
本日に至った経緯があります。
もちろんの合併推進の方も反対の方も町の将来をおもっての行動であったと思います。
意見の対立があるなかで合併につきすすんで本当にいいのだろうか?
との率直な思いがあります。
今日の議会では、本日に至る合併の動きのなかで明らかになった問題点や
熊本市が目指す政令市構想への問題点など、
容認できない点を指摘しました。
私たちが反対をした理由は以下の通りです。
①行政がウソのデータで住民を欺いていたこと
城南町では、行政が財政データの数字をいじくり、
意図的に歳入を少なくし、「合併しなければやっていけない」
と合併推進に誘導する説明を行っていたことが明らかになっています。
正確な情報が提供されないなかでの住民投票であり、
過半数だからすぐに合併ということではなく、
やはり慎重の協議を進めていくことが求められます。
②「負担は軽くサービスは高く」の合併の原則が守られていないこと
両町の国保料・国保税は、県下最高負担額の熊本市の水準に
5年かけて引き上げられます。
市独自の引き上げとあいまって、大きな負担に。
周辺町へはハコモノなどの多額の投資の一方で、熊本市では財政難を理由に
子ども医療の無料化の水準などが県下で最低レベルのままです。
せめて、植木町などが実施しているように、
就学前まで自己負担をなくし完全無料とするなど
水準は高いほうにあわせるべきです。
③熊本市民に新市計画などを含めた合併後の情報が知らされていないこと
両町との新市計画では、数百億円もの投資計画が並んでいます。
市が5月末から開いた説明会に参加した市民は364人で、
有権者の1500人に1人。
これでは、説明責任を果たしているといえないし、住民合意も不十分です。
④そもそも政令市とは合併をして人口を増やし移行するものではないこと
そもそも政令市制度は、市民が長期にわたってその町独特の歴史や文化、
地域経済を大切に育てる中でその町の魅力が増し、人が集まるようになっ
て大都市となったために、県に準ずる権限を与えなければ自治体として
の運営が困難となるため、政令市に指定するという制度です。
政令市になるために、人口を増やす⇒そのために合併という
熊本市のまちづくりのあり方は、そもそもの政令市制度の趣旨からすれば
本末転倒であり、期限をきった合併が、今後の市民サービスや財政などの
面で課題を生むことが懸念されています。
などを指摘しました。
討論で指摘した点は、今後の市政の状況などをしっかりとチェックしながら、
検証していかなければと思っています。
日をまたぐことは避けられないかな…。
都議選の速報を見ながら、
キーボードをたたく音だけが市役所に響いています。
眠い頭で考えても良い討論はできない。
もう寝よぅ。
先日は、ロアッソの応援にKKウイングへ。相手は、東京ヴェルディ。
ラモス、カズ、武田、北澤、ビスマルク、あの頃のヴェルディは
まるでスター軍団。
Jリーグ創設の一昔前を思い出しながら、スタジアムへ向かいました。
ナイターでの観戦は、さすがに涼しげ。
前半終了間際に痛恨の失点。ゲームの入りはよかっただけにくやしい…。
ハーフタイムの恒例の高学年の彼。
キノ、石井、藤田、西…後半は頼むバイ!!
・
・
・
願いむなしく、0-2で負け。
負けはしましたが、やっぱり生のスタジアムは面白かった。
4月の札幌戦以来、KKウィングではなかなか勝ち試合がみれないけれども、次に期待してます。
がんばれ、ロアッソ!!
今日は、城南町・植木町との合併についての
申し入れを幸山市長あてに行いました。
週があけた月曜日には、臨時議会が開かれ、
両町との配置分合議案(合併しますと知事に申請しますという議案)が
提出される予定となっています。
両町との合併協議では、普通会計ベースで約300億円、
上下水道を含めれば総額500億円もの投資計画がまとめられました。
スポーツ施設、物産館、図書館などが設置される町民には
こうしたハコモノ含めた新市計画が説明されてる一方で、
熊本市民に対しては莫大な投資計画も含めた合併後のまちづくりや
その後の政令市について、ほとんど知らされていません。
合併は、片方の町民の理解だけで成り立つものではなく、
当然熊本市民に対しても、十分な情報が提供されなければならないものです。
しかしながら、この間、10回ほど開かれた市民説明会では、
のべ364名の参加。
有権者の0.06%、1500人に1人の参加にとどまっています。
また、説明会では、財政問題や政令市の区割りについての
質問も相次ぎ、まだまだ説明責任を果たしているとはいえない状況です。
今日の申し入れでは、配置分合の議決の前に、
合併・政令市移行による財政や行政サービスの変化などについて
全市民的な丁寧な説明を行い、住民合意を最大限尊重するよう求めました。
事故で首の骨が折れ、生命の危機にさらされたうちの猫「テト」。
しかし、最近は後ろ足を踏ん張り、かなり自由に身体を動かす。
今日は、猫用の食用の草にご満悦。
まるで一つの島を買い取ったかのような得意げなポーズを決めてくれました。
しかし、食いあわせが悪かったのか、その後「ゲー、ゲー!」言いながら
草を吐き出すテトであった。
良かれと思い買った草…。ごめんな。テトよ!
6月議会が閉会しました。
市民が4万6000もの署名を携え、直接請求を
行った熊本産院の存続条例が本会議にかけられま
したが、否決をされました。
各会派の態度は以下の通り。
存続条例に賛成
日本共産党(3)・公明党(7)・自由クラブ(1)
存続条例に反対
自民党(16)・市民連合(10)・くまもと未来(10)
昨年9月議会で廃止がきまった熊本産院。それでも市民は納得できないと
直接請求を行い産院存続条例が提案されました。
一度廃止が決まった産院に対して、なぜ市民が直接請求まで行い、
存続を議会に問いかけたのか?
この点を、市長はじめ執行部としても議会としても真摯に受け止め、
検証し、改善に向けた取り組みをしなければならないと思いました。
こうした角度から質疑を行いましたが、市長からは
「熊本産院と市民病院の一体化により、
安心して子どもを産みたいとの思いに
こたえていきたい」との昨年9月以来ほぼ変わらない答弁…。
産院の早産予防の機能がどう発展的に継承されていくのか?
そのための、スタッフの体制や人員の確保はできるのか?
24時間・365日の相談体制を含めた心のケアが、役割の
違う市民病院で果たしていけるのか?などなど
こうした市民の不安に応えるには程遠い答弁であったと思います。
早産予防の取り組み・母乳育児・24時間365日の
相談体制・心のケア・様々な困難を抱えた母親の出産
サポートなど産院が果たしている機能を、市民病院で
引き継ぎ拡充することは難しいというのが私の考えです。
産院と市民病院は役割の違う病院だからです。
市民病院のNICU増床はもちろん待ったなしの課題です。
だからこそ、産院の存続と天秤にかけるのではなく、
同時に進めていくべきだと思っています。
財源を心配される方もいらっしゃいますが、植木・城南町との
合併のために500億円もの投資を計画した熊本市にとって決して
難しい話ではありません。
命より優先する課題なんてないはずです。
だからこそ、産院は存続させるべきだった…。
無念との気持ちだけが残りますが、これから何ができるのか
市民の方々の声も聞きながらがんばっていきたいと思います。