野田首相は11月のAPEC首脳会議にむけて
TPPへの参加を決定しようとしています。
TPPとは、アメリカなどとの間で、関税を例外なく撤廃し、
農産物などの輸入を完全に自由化するものです。
また農業のみならず、医療、労働分野にも大きな影響を与えます。
広大な農地を持つアメリカ(一戸あたりの耕作面積が日本の
100倍)やオーストラリア(1500倍)で生産される安価な
農産物と家族経営が中心の日本の農産物が対等に競争することは
困難です。
国の試算でも、食料自給率はTPP参加で、
13%に低下すると指摘されています。
緑豊かな農地は、安全な食物を生産するだけでなく、
景観保全をはじめ、地下水の涵養、土砂災害防止など、
年間90兆円といわれる多面的な役割を果たしています。
「どじょう内閣」と自らの内閣を命名した野田首相。
「どじょう」とはどんな生き物なのか?
wikipediaで調べてみますと、
「危険を察知した時には、泥の中に潜り込む。
水槽内の水草などはことごとくほじくりかえされる」とのこと。
「どじょう内閣」により、恵み豊かな農地がほじくられ、
国民の批判が高まれば泥に逃げ込むようなことは許されません。
今、多くの地域でTPPに対して「反対」「慎重」など、
多数の意見書が挙げられています。
日本共産党としても「TPPへの暴走を許さない
国民的な共同をよびかけます」との政策・提言を発表しました。
多くの方と連帯し、TPP参加を断念させるまで力を尽くしたいと思います。
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