Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

ほぼほぼ、クリアになりました^^

2023-03-26 00:10:00 | コラム
おととい起床時に気づいた。

・・・ん、ちゃんと呼吸が出来る。

鼻水出ていない!
かといって、つまってもいない!!

花粉症、脱出^^

あぁ苦もなく呼吸が出来る喜び。

2ヵ月ぶりに、平常運転が可能に。
これでいつもの流れるような、リズミカルな文体を生み出せるかと思います。

えがった、えがった。



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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(451)』
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日本女優別10傑(47)杉村春子

2023-03-25 00:10:00 | コラム
~杉村春子のキャリア10傑~

巧過ぎて引く。
あるいは、
巧過ぎて嫌味。

そのくらい演技が巧い。
個人的には、日本映画史上で最高の女優さんだと思ってます。


(1)『東京物語』(53)

「喪服どうする?」のいいかたが完璧。

小津さん、杉村さんにも演技指導したのかなぁ。。。



(2)『にごりえ』(53)

樋口一葉の短編小説に材を取った、今井正によるオムニバス映画。

杉村さんは「にごりえ」篇に出演、宮口精二が演じる源七の妻役。


(3)『午後の遺言状』(95)

晩年の代表作にして遺作。



(4)『赤ひげ』(65)

娼家の女主人役。

出番は少なめだけど、やっぱり強烈な存在感!



(5)『破戒』(62)

被差別部落を扱った島崎藤村の代表作、二度目の映画化。

脚本・和田夏十×演出・市川崑のゴールデンコンビによる佳作で、主演は市川雷蔵。

杉村さんは、住職夫人を演じる。


(6)『麦秋』(51)

「ねぇ、あんぱん食べない? あんぱん食べたくなっちゃった」

もうこれだけのシーンなのに、いろいろ詰まっていて泣けてくる。



(7)『また逢う日まで』(50)

岡田英次と久我美子によるキスシーンがすべてを象徴する、悲恋を描く反戦映画。


(8)『めし』(51)

林芙美子による絶筆小説を成瀬巳喜男が映画化、これを機に天才ナルセは林の小説を次々と映画化していくことになる。

一部での人気は相変わらずだが、そろそろナルセの再評価があってもいいんではないかな??


(9)『晩春』(49)

紀子(原節子)の叔母まさ役。

やっぱり、小津映画の杉村さんがいちばん好きですわ^^



(10)『わが青春に悔なし』(46)

ゾルゲ事件に材を取った、黒澤初期の傑作。

杉村さんは、左翼運動に身を投じる野毛(藤田進)の母親を演じる。

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『ほぼほぼ、クリアになりました^^』
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とりあえず、ひとあんしん^^

2023-03-24 00:10:00 | コラム
ハニーの手術完了、

退院はまだですが、術後の状態はよい感じだそうです。

とりあえず、ホッとしています。


そういえばパク・ソダムちゃんも、甲状腺乳頭がんの手術を受けたんですよね。


ハニーもソダムちゃんも、がんばれ!!

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明日のコラムは・・・

『日本女優別10傑(47)杉村春子』
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令和版・海外俳優列伝(64)クラーク・ゲーブル

2023-03-23 00:10:00 | コラム
1901年2月1日生まれ・1960年11月16日死去、享年59歳。
アメリカ出身。

20世紀ハリウッドを代表する伊達男。
日本人にとっては「やや濃ゆい」感じもするけれど、5回も結婚しているし、モテモテであったことはたしかでしょう。


面白いというか、
そりゃもちろん本人が意図したところではないでしょうが、映画史に残る名作に主演しつつも「けっこうな確率で駄作」にも出演していると。

それでも本国で愛されつづけたのは、第二次世界大戦時における活躍があったのだと思われます。
軍はスターであったゲーブルを「慰問部隊」の一員にしようとするも、本人が拒否し、実際に爆撃機に乗り出撃したのですから。





<経歴>

20代前半のころ―最初の妻となるジョセフィーン・ディロンから支援を受け、ハリウッドへ。
しばらくは端役がつづくも、並行して活動をつづけていた舞台での演技が評価され、30年にMGMと契約。

実質的な映画俳優デビュー作は、31年の『惨劇の砂漠』。
『太平洋爆撃隊』(31)や『紅塵』(32)を経た34年、『或る夜の出来事』で人気スターの仲間入りを果たす。

オスカー作品賞に輝くロマンチック・コメディで、自分も大好きです。

苦手ジャンルですが、とにかく脚本が完璧。
有名な「ジェリコの壁」、そしてヒッチハイクの場面(脚を見せるとすぐに車がつかまる)などは、現代でも通じるユーモアでしょうし。


『戦艦バウンティ号の叛乱』(35)、『サラトガ』(37)、
そして超大作『風と共に去りぬ』(39)でレッド・バトラーを好演。

有事前夜で、こんなに豪華な映画が創られるなんて!!
小津が絶句したのも頷けますよね。

そしてゲーブルは戦地へ。
終戦後、映画界に復帰。

しかしその復帰作『冒険』(45)が思うような成績を残せず、MGMが契約を更新せず。

・・・非情ですなぁ。。。


それでもネームバリューなどは衰えず、『ミズーリ横断』(51)などは日本ではそこそこ話題になったと専門学校の教師は話していましたね。

ジョン・フォードによる『モガンボ』(53)、
「潜水艦映画にハズレなし」を証明した『深く静かに潜航せよ』(58)などに出演し、

「消えそうで消えない」スターの意地のキャリアを築き、

そして傑作『荒馬と女』(61)をものにする。


しかしこの映画の完成後の60年11月16日、
心臓発作により死去、享年は59歳でした。

共演したモンローは2年後に、モンゴメリー・クリフトも6年後に死去。

みなさん若いのに、、、
しかしそんな若きエネルギーが映像に焼きついていて、胸に迫るものがある名作だと思います。

未見のひとは、ぜひ!!


次回の列伝は、クリス・エヴァンスさんから。

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『とりあえず、ひとあんしん^^』
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令和版・海外俳優列伝(63)キューバ・グッディング・Jr

2023-03-22 00:10:00 | コラム
68年1月2日生まれ・55歳。
アメリカ出身。

グッディング・Jrといえば、なんといってもコレ。
オスカーに対する興味が薄れたとはいえ、映画の創り手に罪はないし、彼ら彼女らの努力が報われたときの歓喜には、いつだって感動するわけです^^



<経歴>

両親ともに歌手。

映画俳優デビュー作は、88年の『星の王子 ニューヨークへ行く』で髪を切ってもらっていた「あの少年」役でした。


ほぼ台詞なしだったので、実質的なデビューは『ボーイズ'ン・ザ・フッド』(91)だったのかも。

自分が注目したのは、ジャック・ニコルソンの迫力演技にトム・クルーズが持ち前の軽薄演技・笑で勝負する『ア・フュー・グッドメン』(92)から。

精悍さとヤンチャ感が同居している、魅力的な黒人さんだなぁと。

本国以上に日本で話題―皮肉にも、同年の地下鉄サリン事件により!―となった感染パニック『アウトブレイク』(95)、


そして96年の『ザ・エージェント』でトム・クルーズと共演、やや落ち目のアメフト選手を好演しオスカー助演賞に輝く。



「助演賞あるある」のひとつ「一過性では…?」と危惧されるも、

『恋愛小説家』(97)や『奇蹟の輝き』(98)などの佳作に恵まれ順調にキャリアを築く。

ときどき『パール・ハーバー』(2001)のようなハズレはあるものの苦笑、

『アメリカン・ギャングスター』(2007)や『大統領の執事の涙』(2013)などは悪くなかったし。


ひとつ気になっている未見のテレビシリーズで、
『アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件』(2015~2016)があります、だってO・Jを演じているのだもの。観たいなぁ!!



しかし・・・。
近年は日本未公開作が多く、久しぶりに名前を聞いた―と思ったら、なんと性的不法行為で逮捕・起訴されたというニュースでした。

過去の強姦は否定しているものの、数年前の「合意なく身体に触った」罪については認めているそうで、う~む。。。と。

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明日のコラムは・・・

『令和版・海外俳優列伝(64)クラーク・ゲーブル』
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