Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(336)

2020-06-26 00:10:00 | コラム
どらふらんぐ「れん」→「れん」きゅう(連休)

映画狂を自称し始めて、これほど盛り上がらなかった5月を過ごしたのは史上初ですわ。

そもそも黄金週間(ゴールデンウィーク)の発祥は映画界だったはず、
さらに5月といえばカンヌ映画祭が開催される月だったはずで、

この「ふたつの、はず。」が、コロナショックによって崩壊してしまった。

自粛解除後、映画館の営業も再開されたが、それはもう細々としたもので、潰れるシネコンやミニシアターも出てくるんじゃないかと心配になってくる。


黄金週間の想い出―。
自分が映画との距離をグッと縮めたのも、この連休からだった、、、といっていいかもしれない。

中学2年生のとき、有楽町で『プラトーン』(86)を。

高校1年時に、『カクテル』(88)と、


『レインマン』(88)のトム・クルーズ祭りを。


高校2年時は渋谷のミニシアターで、デイ・ルイス様の『マイ・レフトフット』(89)を、


高校3年時も渋谷のミニシアターで、名画『シラノ・ド・ベルジュラック』(90)を。



いずれも、父親と観にいったなぁ!!

上京して最初の年の黄金週間に、『JFK』(91)、『バートン・フィンク』(91)、『氷の微笑』(92)を観た。



映画は短くて100分前後。
大長編といったところで240分、1日の4分の1にも満たない。

満たないが、自宅から映画館への移動とその往復、食事時間などを想定すると、結果まる1日を要したりする。

ハードな仕事をしているひとであれば、休日くらいはのんびりしたいはず。
そこそこの映画ファンだったとしても、身体の静養を選択するはずで。

これが連休であれば、やっとのことで身体が動く。
暇こいてる映画ファンは、彼・彼女を責められないよ、社会人ってそんなものでしょ。

そのための黄金週間。
そう、大人になって気づいたよ、映画は「基本的には」若いひとのためのものだが、黄金週間は学生連中じゃなくって社会人のためにあるものなんだな~。

黄金週間に、父親と観にいった映画。
じつは父親にとっても、久しぶりの映画体験だったはずなんだもの。


次回のしりとりは・・・
れんきゅ「う」→「う」ちゅうじん。

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明日のコラムは・・・

『uplinkショック』
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