Cape Fear、in JAPAN

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シネマしりとり「薀蓄篇」(273)

2018-12-13 00:10:00 | コラム
らんど「りー」→「りー」とんぷそん(リー・トンプソン)

リー・トンプソンもまた、
シンシア・ギブやフィービー・ケイツ、ジェニファー・コネリーと同様、80年代は母国以上に日本で人気になった女優さん。

映画雑誌の表紙は彼女たちだけでぐるぐる回っていたし、人気投票も1位~3位までを取り合いっこ。

CMにも起用され、女優さんというよりアイドルっぽい扱いだったかも。



※関係ないけど、銀座マキのCMでいちばん好きなのはシャロン・ストーン版。

荻野目洋子の曲もいいし、シャロンの表情もじつにチャーミングだから。




ただ・・・
誰が記したかまでは覚えていないけれど、雑誌『ロードショー』(集英社)のレギュラー執筆陣のひとりが、リー・トンプソンをこんな風に腐したことがあった。

切ない三角関係を描いた『恋しくて』(87)。

顔が淡白過ぎるリーに、学園の女王役は似合わない、、、と。

その号の人気投票を確認すると、リーが堂々の1位。

読者を敵に回すようなことを書くなんて、このひと、やるなぁ! とガキながら感心した思い出がある。


淡白といえば、淡白なのかな。


一般的には『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のシリーズ(85~90)で、マーティのママを好演したことで知られる女優さん。

57歳で、ふたりの娘さんも女優の道に。




映画小僧としておさえておきたいのは、
好戦的な内容ではあるものの、物語は充分に面白かった『若き勇者たち』(84)、
アンチャンネーチャンの乗組員だけでスペースシャトルが動き出してしまうトンデモ映画『スペースキャンプ』(86)、

公開当時は散々な評だったものの、いま観ると味わい深いSF『ハワード・ザ・ダック』(86)、



・・・あたりかな。


80年代に日本「限定」で人気のあった「米国」女優さんのなかで、辛抱強くキャリアを積み上げ、やがて母国でも評価を受け、現在でも第一線で活躍しているひと―といえば。

それはジェニファー・コネリーと、ダイアン・レインくらい。

「くらい」っていう表現は、おかしいかもね。

あれから40年ちかくが経過しているのだもの・・・。


あすのしりとりは・・・
りーとんぷ「そん」→「そん」どらろっく。

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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(274)』
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