Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

蔦屋おつかれさま。。。

2023-02-02 00:10:00 | コラム
シネコンが乱立し、老舗の映画館が潰れていったことにより、街の景観もだいぶ変わった―現象を考えれば、そりゃそうなるか。

去年だけで、レンタルショップ『TSUTAYA』がなんと100店以上潰れたという。

わが町田市の木曽店はサイレントサイレンとか呼んで(未だ)頑張っているけれど、


友人が店長やっている別の店舗は、なんと青果を売り出したからね、配信の時代になって利用客が激減しているのは想像に難くない。


やっぱりちょっと切ないね。

90年代~2000年代前半に一時代を築いた商売。
当初は1泊700円もしたが、価格破壊が起きて300円前後に。しかも1週間レンタルや、閉店後も返却出来るBOXを設置するなどのサービスがウケて、映画館の不入りの元凶だ!などと叩かれたりもした。

自分もたいへん世話になった。
ビデオレンタルだけでなく、CDもレンタルで済ませテープあるいはMDに録音してたし。
観終える自信はないのに、ムリして10本の映画を1週間レンタルしてきたり(^^;)
(ただしメジャー店ゆえ高校生は「当然」アダルトはレンタル不可、だから制服を「着ていようが」借りられるマイナー店のカードも作ったりして(^^;)(^^;)

生活の一部にレンタルショップが組み込まれ、それは立派な文化として成り立っていた。
だからこそ、レンタルショップを舞台にした物語も生まれたのでしょう。
(そういやQTは映画監督になる前、レンタルショップの店員だった!)

なんでも扱うBOOKOFFでさえ苦境だという、
モノが売れなくなったんじゃない、不景気が要因でもない、
配信の時代がやってきて、レンタルどころか、ソフトを「収集することさえ」「もう古い。」とされているのだと思う。

切ないとかいっているが、そういや自分もTSUTAYAのカードをなくしてしまった。
最後に使ったのは、、、あっ、15年前だよ。
自分の場合はスカパー!の加入が大きい、それと、欲しいソフトは買ってしまうからなぁ。。。

この流れは止められないだろう、
だって、TSUTAYAがんばれ!と応援する気持ちでカードを作り直すのかと問われれば「うーーーむ。」となってしまうもの。

だからここでは、がんばれ!ではなく、おつかれさま、ありがとう!!といっておきたい。

なにも、全店が潰れたわけじゃあないけれど。
営業をつづけるTSUTAYAさんには、もちろんエールを送ります。 


※最初にTSUTAYAで借りた映画、いまでも覚えています。
どちらも劇場で観た作品なのに…観たい/観たことない/知らない作品を選ばなかったということは、ハズレを引きたくなかったのかな。

この2本です^^

『コマンド―』


『ポリスストーリー』


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明日のコラムは・・・

『ムリヤリ「I MAX」はちがうぜよ』
コメント (6)
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