Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

黄金週間特別企画 やっぱり「ここ」が好き(22)

2018-04-28 00:10:00 | コラム
『ユージュアル・サスペクツ』(95)

「オチ」ばかりに注目が集まったが、個人的には、集団心理の怖さを巧みに表現した脚本「全体」に感心したサスペンス。

筋はなかなかに複雑なので、とてつもなく大雑把にいえば・・・

一筋縄ではいかないクセモノの犯罪者5人が、そんなクセモノのクセして「カイザー・ソゼ」という誰も見たことがない(?)伝説の悪党に怯えて右往左往する、、、という物語。


いちばん好きなシーンは、「カイザー・ソゼ」に命ぜられた犯罪を決行しなければならなくなった5人(いや、4人)が、車のなかで会話をするところ。


「リスクが大きい、みな死ぬだろう」と話しているとき、

マクマナス(スティーヴン・ボールドウィン)が、ほとんど開き直ったように、

「やりゃ、なんとかなるんじゃない?」と発する。


そのあと、
「ニューヨークは雨だってさ…」とポツリ。


関係のない台詞で、このシーンは終わる。
が、それが逆に、覚悟を決めた男の姿を際立たせていて素晴らしい。


※ここでは、ソゼの弁護士であるコバヤシの登場シーンを



…………………………………………

明日のコラムは・・・

『黄金週間特別企画 やっぱり「ここ」が好き(23)』
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする