Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

とんだチキン野郎だぜ

2017-02-04 00:10:00 | コラム
月に(最低でも)3回、多いときは5回ほど、ケンタッキーフライドチキンに行く。

でもイートイン、つまり店内で食事をすることは稀で、たぶん2~3回程度しかない。

なぜならいつも、大量に注文するから。

冗談抜きに、5000円紙幣を出して小銭しか戻ってこない。
サブメニューなんか眼中にない、ひたすらチキンを何ピースも頼む。

平日の午前中に、大量にチキンがさばけるわけがない―と思っていたのか、厨房はあたふたと大変だ。
客は、自分ひとりしか居ないのに。

そのくらい、チキンLOVEなのである。


『酒が飲めるぞ音頭』は、1月も2月も3月も・・・と強引に理由を見つけて、ひたすら酒を楽しむ名曲。

酒も煙草も好きだが、それ以上にチキン。
だから自分にとっては、

♪ 12月はクリスマスでチキンが喰えるぞ 喰える喰える喰えるぞチキンが喰えるぞ
♪ 1月は正月でチキンが喰えるぞ 喰える喰える喰えるぞチキンが喰えるぞ
♪ 2月は誕生日でチキンが喰えるぞ 喰える喰える喰えるぞチキンが喰えるぞ

・・・なのだった。


ガキのころ、誕生日プレゼントとして親に買ってもらったもの―を、記憶しているだけ挙げてみる。


金属バット
キャッチャーミット
サッカーボール(MIKASA)

ガンプラ(グフばっかり買っていた)




ここまではフツーのガキだが、あとはケンタッキーのチキンだった。


地元の館林にマクドナルドはなかったが、ケンタッキーとミスタードーナツは早い時期から「なぜか」あった。

チャリで通うには(ガキには)遠かったから、大袈裟ではなく憧れの店だったんだ。
近くにあって通えたとしても、値段が値段だから現在のように大量注文なんか出来なかったろう。

けれども誕生日だけは別だ、、、と勝手に思い込んでいた。

だから容赦なく父親に、「買えるだけ買ってきて」と頼んだ。


♪ 子どものころ、たまに家族で外食 いつも頼んでいたのはチキンライス
豪華なもの頼めば2度と連れてきてもらえないような気がして ♪


松ちゃんの清貧思想を、少しは見習えってね。


父親は、たぶん15ピースくらい買ってきてくれたんじゃないか。

父が1ピース、母が2ピース、姉が1ピース。
残りは自分、、、みたいな。

ただ誕生日とはいえ、一気喰いは怒られたので、半分は翌日の分として台所テーブルにラップをして置いておいた。
(レンジがないから、冷蔵は避けたのである)


深夜―。

残りが食べたくてしょうがない自分は、眠ることさえ出来なかった。

静かに台所に行き、チキンに喰らいつく。

わざと、食べ残しを作って。


翌朝―。

どこかから野良猫が侵入し、チキンを食べたとひとり騒ぐ自分。

みんな分かっていたのだろう、苦笑まじりに「残念だったね~」などという。


しょーもないクソガキだな。

その根本は現在でも変わらず、パティシエやっているハニーがバースデーケーキを店で作ってきてくれたというのに、



「ケーキもいいけど、とりあえずチキンだよね」

などと、ヘーキでひとを傷つけることばを吐いてしまうのだった。


そんな自分、いまさっき43歳になりました笑


※ときどき聴きたくなる曲だよな~




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明日のコラムは・・・

『髭、男爵』
コメント (2)
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