あとだしなしよ

Japanese text only..
落書きブログです。
報道記事の全引用は元記事消去への対応です。m(__)m

場所:東京、神田、平成19年2月

2007年02月28日 | 気まぐれ徘徊記(デジカメ)
場所:東京、神田、平成19年、2007年2月下旬

神田を散歩した


ニコライ堂を目指して歩く…
このあたりの駅の古いレンガ作りの土台は戦前のものだらうか


湯島聖堂の孔子様を拝んで…


少し迷って、階段を上った
写真には写っていないが左側にしゃがみ込んで「朝鮮ダンゴがどーのこーの」と話している若い子がいた


神田大明神では結婚式の記念撮影
朱は高貴な色
緊張気味のお嫁さんは高島田
大己貴命(おおなむちのみこと)だいこく様に、これからの私のことをお願いした


富士レコード社から出たところ
ここでも探していたCDは無い…SPレコオドならありそうだが
家には蓄音機がナイ
やっぱネットショップでCD買おか…

古本屋の平積みで「どこに行く?こっちだ!」と私を呼んでいた岡本太郎著『壁を破る言葉』を300円で買う(イトイさん上手い…)

このお方のことばはこころにささる
有吉佐和子の「複合汚染」も古本屋で手に入れて最近読んでいるのだが、作家の言葉を直接聞いていると、自分の中のマスコミにねじ曲げられた作家のイメージが大きかったのを反省した
遠く及ばないが、お二人とも自分の仲間だと思って尊敬させて頂いています。

でんきくらげ

2007年02月24日 | 日本映画
でんきくらげ
1970年、昭和54年、大映(東京撮影所)
監督:増村保造
出演:渥美マリ、川津祐介、永井智雄、玉川良一、西村晃

ものすごいタイトルの一作。渥美マリさんのブコツな感じのセリフ回しは一度見たら忘れられないだろう…母一人子一人の不幸な家庭のお話。。。母親のヒモみたいな男(玉川良一)に処女を奪われ、それが原因で母親はその男を包丁で刺し殺し刑務所へ…娘は水商売に走り、我が身を売る転落人生が始まる…後に水戸黄門を演じる西村晃さんが銀座のキャバレーのオーナー役で、存在感アリ。元弁護士が話の鍵を握るも、おんなはおとこの裏切りを許さない…ダンナの遺産をモノにして『世の中で信じられるのはカネさ…おかあちゃん、二人で幸せに生きようね…』という倒錯したハッピーエンド…酒場で流れる歌は青江三奈の「恍惚のブルース」「伊勢佐木町ブルース」。昭和のニオイがプンプンする作品でやす。
思わず“東京12チャンネル”と言いたくなるテレビ東京の深夜2時55分のオンエアーでやんした。ありがとうございます。

松坂のジャイロボール

2007年02月23日 | スポーツ
ニューヨークタイムズにメイドインジャパンの魔球、ジャイロボールの紹介記事がありました。図解入りでけっこう面白いです。

The Japanese Gyroball Mystery - New York Times

この記事ではジャイロは主にマンガとビデオゲームの世界にあると紹介されているみたいです。(英語の得意なあなたはヨンデクダサイ)松坂が投げているとされているが、本人はそんな球は投げていないと言っているよう。ジャイロはアメリカンフットボールのパスの投げ方のようだと記者は書いている。(ライフルの回転ってたとえて分かる人がいるのかなあ…螺旋っていうと、きりもみ回転な感じかな??)

投げ方をみると宜野座カーブと似てるみたい…って知らないけれど…
阪神のルーキーの小嶋も投げるとかウワサだけど、どうなんだろうか。

Wikipediaのジャイロボール

丹下左膳余話 百万両の壺

2007年02月22日 | 日本映画
丹下左膳余話 百万両の壺
1935年、昭和10年、日活(京都撮影所) 
監督:山中貞雄
出演:大河内伝次郎、喜代三、沢村国太郎

丹下左膳でがす。『タチマチ起こる剣劇のひびきー♪』のチャンバラ映画ではなくお江戸のホームドラマになってました。もっと血も涙も無い左膳を期待していたので、個人的には残念でした。チャンバラシーンはほとんど無くてやっとチャンバラしたかと思ったらすぐに終わってしまいました…フィルムを切ったのはGHQの陰謀???か…こういう左膳があるのは知っていたのですが…大河内伝次郎の丹下左膳は出てくるだけでムムッとくる迫力があるので、問答無用にバサバサと切り倒す左膳はさぞかし迫力があったと推測できました。伊藤大輔監督の新版大岡政談とかを見れば良いのかな…ミタイ…でも、お話はよくできていて、用心棒の左膳とおかみさんの掛け合いが夫婦漫才的で、可笑しかった。セットで作った江戸時代の町も面白かった…ロケは京都の街かなあ…沢村国太郎が加東大介に似ていると思っていたら、お兄様だったか。そんな話を聞いたことがあったな…

続姿三四郎

2007年02月19日 | 日本映画
続姿三四郎
1945年、昭和20年
監督:黒澤明
出演:藤田進、大河内伝次郎、月形龍之介

明治時代中期の柔道家、姿三四郎の話。前作の柔術家との戦いに引き続き、今回は空手家との戦い。太平洋戦争時の作品としてはプロパンガンダ性が少ないような気がした。三四郎の戦いは今でいう異種格闘技戦が主でアメリカ人ボクサーとの戦いもある。空手家役のまだ若い月形龍之介さんとその弟の河野秋武さんが良い味を出していた。今回の一騎打ちのシーンは雪の中で、このシーンに関しては風の中の前作の方がよかった気がしましたが、どことなくユーモラスな戦いです。最後、いかにも悪役とった空手家と三四郎が打ち解けるという珍しい展開で、むしろこのあたりに戦時中を感じたりした。役者の動きに音楽があわせてあったりして、カワイイ演出あり。黒沢映画の女性はこの頃から紋切り型のお姫様やお母様な感じがした。大衆娯楽作品といった感じの作品。

ところでこれはGoogle Videoで見ました…青空文庫の映画や音楽版も作ってほしいなあ。明治、大正の歌とか、手軽に聞きたいなあ…著作権が消滅しても値段据え置きなのかなあ。。

きりひと讃歌

2007年02月19日 | 
きりひと讃歌
1968年、昭和43年
手塚治虫

人が犬に退化する架空の病気「モンモウ病」の話。主人公は若い医者で、上司の教授にはめられてモルモットにされ、風土病の土地へ行き自身も発病してしまい、前途有望な青年医師から最下層の人へ転落させられる。(彼は医師会の組合員でもあった…)この病気は日本人などの東洋人や南アの黒人のみの発症かと思われたが、白人のプロテスタントのシスターの患者もいることが発覚…畜生の姿になってしまった彼女を白人優位主義の神父が銃で殺そうとする。ちなみに日本の風土病の村では、発症した人は神や同胞として受け入れられていた…主人公は土壌に含まれる有害物質が病気の原因だと推測するが、伝染病と主張する教授にもみ消され医師会から抹殺される。。主人公の周りの"たづ"や"テンプラ女"などの女性の描き方や主人公の医師の同僚の卜部医師の狂気など、みどころたくさんの名作。封建的な社会や、人種差別、環境汚染、メタモルフォーセスなども盛り込まれ、手塚治虫のライフワークにしていることが全て書いてあると思われる。

『スカンクの恐怖』

2007年02月14日 | さまざまなことを!
『スカンクの恐怖』とは、以下のページを翻訳した時にグーグル翻訳が吐いた言葉でした。原文は'Some Skunk Funk'でして、う~んグレートですね…Funkって恐怖って意味もあったのか…

NPR : Grammy's Hidden Surprises

グラミー賞のディクシー・チックスはおめでとうでしたが、ニール・ヤングは何ももらえなかったのかな。。まあ、いいぜって。。ニールのアルバムは去年いちばん感動したな…ニールの"Living with War"を紹介しているアメリカのコメディ?の番組をYouTubeで見たことがあったのですが、彼女達も冗談ぽく出てきたのは面白かった。ニールがこのアルバムを出した時はまだブッシュにノーと言っている人は少なかったように思う。ずいぶん雰囲気が変わったような気がしますが、そんなことも無いのかな…

第三の男

2007年02月14日 | 外国映画
第三の男 The Third Man
1949年、イギリス
監督:キャロル・リード
出演者:ジョゼフ・コットン、オーソン・ウェルズ、アリダ・ヴァリ
音楽:アントン・カラス

第二次世界大戦終了後のオーストリアが舞台。古い街並の美しいウィーンには爆撃の跡が残り、4カ国の占領のもと荒れ果てていた…ドナウ川には黒く濁りゴミが浮かぶ…そこで殺人事件が起こった…
ラストの並木道のシーンが有名ですが、ドブネズミが走るウィーンの地下水道でオーソンウェルズが逃走するシーンのほうがインダストリアの地下街みたいで印象に残った。鉄格子から指だけ出すシーンは何を表現しているのか…

ところで、ontv japanというテレビ番組のサイトがあって、番組表を自分好みにカスタマイズできたりして便利です。特に1週間の映画番組を見やすくリストアップしてくれる機能があってこれはかなり便利です。映画版のONTV MOVIEというのもあって、自分が生まれた年の映画をリストしてくれたりして、映画ファンには面白いサイトだと思いました。

ドラマスペシャル“李香蘭”

2007年02月13日 | 外国映画
ドラマスペシャル“李香蘭”
2007年、平成19年、テレビ東京
監督:堀川とんこう
出演:上戸彩、橋爪功、名取裕子、菊川怜、中村獅童

ひさびさにテレビのドラマを見た。タバコのシーンが多くて、スポンサーの意向で挿入されているんじゃないの??と感じたのは禁煙中の私だけか…(最近マスコミへの不信が激しい…上戸彩さん、藤純子に似てるなあと思いつつ見た。私は面白く見れたけれど…唄にケチつけてる人も多いが私は好きだな…甘粕の自害シーンに内田吐夢監督がちょろっと出ていて…黒板には甘粕の有名?な言葉、「大ばくち 身ぐるみ脱いで すってんてん」と書いてあった。。。なんだかな…長谷川一夫さんが顔を暴漢に斬られたエピソードは知らなかった。映画会社の移籍がらみで松竹の雇ったヤクザさんにやられたってホントかなあ…今から見ると、なにもかもムチャクチャな時代に見えてしまう……国なんて美しくなくたっていいよ…ステテコにハラマキのおっちゃんが道ばたで「いのちみじかし~こいせよ オトメ~」ってうたってるほうが良いな…

愛染かつら

2007年02月12日 | 日本映画
愛染かつら
1939年、昭和14年 松竹大船
監督:野村浩将
出演:田中絹代、上原謙、水戸光子、桑野通子

戦前に大ヒットした映画だそうなのでどんなものか見てみた。ヒロインのまだ若い田中絹代がいきなり子持ちの戦争?未亡人で登場して驚いた。(平井英子みたいな娘が「ママちゃん」と呼んでいた。)ヒロインは看護婦で勤め先の病院の跡取り息子と恋仲になったが、独身でないと看護婦になれないため子持ちであることを隠して働いていた。「ああ、まさかあの人が私を慕って下さるとは…でも子供がいることが知られれば、病院を辞めなければならないかも…娘との生活も守らなければならない…」彼女は真実を彼に打ち明けることができるのか…二人の運命はどーなるのでしょうかーという話でした。この息子が上原謙で男前だし学も人望もあるというイイオトコ。なんだか少女漫画みたいだったので調べてみたら、原作は婦人雑誌に連載されたそうでなるほどなあと思いました。女性の夢は今も昔もそう変わらないみたいだ…田中絹代さんは最後にはレコード歌手になって、帝国劇場?でソロコンサートまでしまうという徹底ぶり。。アメリカ帰りの娘役の桑野通子さんがドラゴン柄の洋服を着ていてワイルドでぶっ飛んでいてかっこ良いと思った。
病院の婦長さんの口調が面白くて「キットですよ、キットですよ、キットですよ。」と約束をせまっていたのがミョウに心に残ったのでした…

女衒

2007年02月12日 | 日本映画
女衒
1987年、昭和62年、東映
監督:今村昌平
出演:緒形拳、倍賞美津子、熊谷真実

成人指定
女衒(ぜげん)は、主に若い女性を買い付け遊郭などで性風俗関係の仕事を強制的にさせる人身売買の仲介業である。歴史は古く古代からこのような職業が存在していたと考えられ、現在でも海外では半ば公然と行われているところもある。
From WikiPedia
明治時代に女衒で財を成した村岡伊平治の一代記。明治時代に近代化されたのは物質文明(兵器、工業)で、藩閥政治のほぼ独裁政権の下で、民主主義でもなければ女性の人権など無いに等かったと聞きます。政府に逆らうものは人間では無く、犬畜生にも劣るものだという感じだったのでしょうか…今村監督は「人の隠したいことを描くのが映画監督」と言ったそうですが、まさにそんな内容の映画でした。今こんな映画を作ろうとするとアンポンタン・ポカン党のアベサンとかナカガワサンが恫喝に来そうですね…怖い…タッチとしては「にっぽん昆虫記」の男版といった感じのコミカルな作品で、女性の描き方や村岡の愚かさを全面に打ち出しているので悲惨さはそれほど感じられませんでした。エピソードで明治時代の軍人が、女性をロシアへスパイさせるときの口実で「女郎などは、犬猫より劣るものである、が、あれも天皇の赤子であるから、帝国の捨て石にならなければいけない。したがって、仮に命を落とそうとも、それは名誉なことである。」と言っていた。悪事が善事に‥「むしろ良いことをしてる」にひっくりかえる。この女性は結局ロシアにスパイがばれて見せしめに惨殺されてしまう。この軍人を師と仰ぐ村岡伊平治は、天皇陛下の為、お国の為にと女衒業を拡げていく…

からゆきさんの小部屋

汚れた血 (Mauvais Sang)

2007年02月11日 | 外国映画
汚れた血 (Mauvais Sang)
1986年、フランス
監督:レオス・カラックス
出演:ドニ・ラヴァン、ジュリエット・ビノシュ 、ミシェル・ピッコリ

ひとつひとつの映像が綺麗で、ちりばめられた映像は詩を構成する言葉のようで非常に美しい映画でした。
ラストシーンは素晴らしい…


Leos Carax

もう20年も前の作品なのか…初めて見ました

住民投票条例案を否決/横須賀市議会

2007年02月09日 | さまざまなことを!
住民投票条例案を否決/横須賀市議会 ローカルニュース ニュース カナロコ -- 神奈川新聞 * 2007/02/09

 在日米海軍横須賀基地への原子力空母配備をめぐり、反対派の市民団体が制定を求めていた住民投票条例案の採決が八日の横須賀市議会臨時会で行われ、十対三十一の賛成少数で否決された。配備の是非を有権者に問う住民投票は実施されないことが決まった。

 本会議で討論の後、採決が行われ、主要会派では労組系の研政21だけが反対五人、賛成二人に割れたが、自民系の新政会、自民、公明に加え、保守系少数会派も反対に回った。賛成は共産、ネット、無所属らの十人にとどまった。

 住民投票を否定する意見書を提出していた蒲谷亮一市長は「住民投票問題と空母の可否は密接に関係しており、議会もおおむね私の容認を認めてくれているのではないか」との認識も示した。

 約四万人分の署名を提出し、住民投票実施を要求していた市民団体の呉東正彦代表は「多数の議員が市長に追随したが、なぜ市民の意見を聞かないのか」と批判した。

 在日米海軍司令部は「米海軍の活動を、日本側がどう見ているかに注目しており、今日の結果も注視していた。横須賀市との友好関係を重んじる」とコメントした

まだシャコの寿司食えるのかな。もう穫れなくなったとも聞くけれど。今のうち食っとこか…

現金に体を張れ

2007年02月07日 | 外国映画
現金に体を張れ - The Killing
1956年、アメリカ、ユニオン=映配共同配給
監督:スタンリー・キューブリック
出演:スターリング・ヘイドン、コリーン・グレイ

キューブリック、27歳ごろの作品だそうで、ヒッチッコックぽい印象もしたが、こちらの画面はずいぶんダイナミック。駆け出しの頃のキューブリックは製作資金に苦労していたらしく、借金を繰り返して映画を作っていたそう。この作品はプロデューサーのJames B. Harrisと組んでHarris-Kubrickというプロダクションを作り、映画製作を始めた第一回の作品とのこと。競馬場の売上金を強盗する話で、競馬場の大観衆と疾走するサラブレットのシーン(超望遠レンズ?)は迫力があった。強盗団の実行時のプロットの重ね方や演技が、荒々しいザンギリな感じがして臨場感があった。(現金袋を無確認に窓から放り投げるところとか)実行犯それぞれの異なる時間軸をそれぞれ描写したのが、ユニークだと思った。身勝手で不釣り合いな美人妻に翻弄される小市民の夫が哀れでした…既存の映画からの脱却を図りつつ、商業的な成功も考慮に入れている感じがして、この姿勢が大切なのかとも感じた。。この作品の1年後に作った「突撃」は必見だと思う。

『拳闘試合の日』 - Day of the Fight (1951)
The Flying Padre