あとだしなしよ

Japanese text only..
落書きブログです。
報道記事の全引用は元記事消去への対応です。m(__)m

横須賀配備へ・原子力空母は安全なのか

2006年04月29日 | 経済・政治・国際
BS きょうの世界 NHKで横須賀に配備されるかもしれない原子力空母の放送を行っていました。以下はその内容です。
『横須賀配備へ・原子力空母は安全なのか』2006年 4月27日(木)

アメリカは軍再編の一環として、2年後、横須賀に初めて原子力空母を配備をする計画だ。こうした中、横須賀の代表団が行ったサンディエゴの原子力空母の視察を同行取材。空母内部の撮影が許された。原子力空母は安全なのか、そして、横須賀にこだわるアメリカの狙いはなにか、米の新空母戦略に迫る。


・横須賀はアメリカがアメリカ以外に唯一空母を配備している基地

・2年後に横須賀に配備予定のニミッツ級の同型原子力空母は、7年前にサンディエゴ湾内で原子炉の緊急停止の事故あり

・サンディエゴの視察団の様子
甲板→指揮室を公開。原子炉はNG。彼らは空母に圧倒されている様子。見学のあとスライドによるプレゼンテーションを聞いたが、原子力の専門家は同行せず、原子力や軍事のシロートの集まりだったよう。

・ファクトシート
原子力空母は加圧水タイプの原子炉。戦闘にも耐えられる4重の防護壁。商業炉の10倍の耐震強度。その他10ページのレポートである。蒲谷市長はこの報告書を評価。だが新しい情報は無いと、ゲストのNPOの方が話した。サンディエゴで原子力空母が配備された時に、既に公開されたものと同様の内容であり、この文書には安全性に関する科学的な情報は殆ど書かれていないとのこと。つまり客観的に安全だと評価できる情報は無い。

・原子力兵器の事故について
同型の空母エンタープライズは停泊中に深刻な放射能漏れを2度起こしている。また、原潜は昨年1月にグアムで"サンフランシスコ"が座礁事故を起こし、死者も出している。このときは原子炉事故は無かったらしい。
また、過去に米軍内で原子炉オペレータの内部告発のTV放送あり。ニミッツで安全点検のデータ捏造したとの告発。

・同型の空母ステニス緊急停止の事故
1999年11月サンデイエゴ湾内で発生。都心から数百メートルの距離。米軍は公表せず。たまたま航行中のボートが無線を傍受して発覚。米国の市民団体が公式文書を入手(5ヶ月かかった)。3次系の冷却水が原子炉にはいらなかった為発生。手動で緊急停止した。メルトダウン(炉心が溶けて暴走する)寸前の事故である。日本側視察団もこれを知っていたが、米軍は安全装置が働いたので事故ではなく、安全上の問題はないと主張している。

「なにかあっても、米軍はなにも教えてくれない」とサンディエゴのアメリカ人の環境団体の女性は語った。「日本も自分達で調べなければならないとならない」とのこと。

米軍の原子炉に対する事故レベルは商業炉と異なり独特のものである。
米海軍の事故レベルは商業炉の規定であるレベル5~7以外は事故と認めていないスリーマイル以上の事故以外は公表しない。こうした面をふまえて安全であると答えている。

原子力事故 出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2006/04/16 13:10)

7 深刻な事故→ 放射性物質の重大な外部放出:ヨウ素131等価で数万テラベクレル以上の放射性物質の外部放出チェルノブイリ原子力発電所爆発事故(1986年)

6 大事故 → 放射性物質のかなりの外部放出:ヨウ素131等価で数千から数万テラベクレル相当の放射性物質の外部放出

5 事業所外へリスクを伴う事故→放射性物質の限定的な外部放出:ヨウ素131等価で数百から数千テラベクレル相当の放射性物質の外部放出:原子炉の炉心や放射性物質障壁の重大な損傷 スリーマイル島原子力発電所事故(1979年)


アメリカ合衆国をはじめとする他の国家での原潜事故は、各国がその動き自体を第一級の軍事機密としているために、ほとんど明るみにでていない。
原子力事故 フリー百科事典 - goo 辞書


<<参考リンク>>
原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会インターネットでの署名もできます
神奈川新聞の社説:空母安全性で文書
東京新聞:原子力空母の横須賀配備問題
中日新聞:原子力空母は安全かサンディエゴ・リポート

マジかよ キョーボーザイ

2006年04月28日 | 経済・政治・国際
こんな法律が強行採決されようとしているらしい。共謀罪(キョウボウザイ)ってなんだ?様より。

共謀罪クイズ

マジかよ。思想警察じゃん。
「共謀罪法案」という言葉を聞いたことがありますか?

 これは、実際には何もしなくても、団体が「犯罪」の相談をしただけで罪に問うという法案です。

 「それって、犯罪なんかを計画する人を捕まえる法律でしょ?私たちには関係ないんじゃない?」そう思われる方も多いと思います。

 でも、ここで言う「団体」は、犯罪組織に限られていません。そのため、私たちが労働組合や宗教団体、会社やサークルなどの友人と話したことも、「犯罪」とされるおそれがあります。共謀罪の対象となる犯罪は600以上もあります。

 たとえば次のような身近な例もありえます。

 ・ご近所で、マンション建設反対のために座り込みの相談をすれば、  「威力業務妨害」の共謀罪の疑い
 ・会社の税金を軽くする方法はないかと相談すれば、  「脱税」の共謀罪の疑い
 ・入会するまで人を帰さずにおこうとサークルで相談すれば、  「逮捕・監禁」の共謀罪の疑い

 このような例が「共謀罪には当たらない」と読み取れる文面は、法案のどこにもありません。


共謀罪(キョウボウザイ)ってなんだ?様の"http://kyobo.syuriken.jp/what.htm"より引用させて頂きました。

東京新聞:政府が執着 『共謀罪』とは

ドキュメント:チェルノブイリ原発事故

2006年04月27日 | 経済・政治・国際
BS きょうの世界 NHKで事故から20年目のチェルノブイリ原発に関する放送を3日間していました。(※2006年04月27日の記事です。)
『チェルノブイリ20年 消えない放射能汚染』
チェルノブイリ原発事故から、26日で20年が経つ。事故を期に「脱・原発」に舵を切ったヨーロッパでは、20年の節目をどう捉えようとしているのか。3日間の特集で見ていく。初日は、被害の中心となったベラルーシとウクライナの現状を、キエフからの中継で伝える。

『チェルノブイリ20年 クレムリンと原発事故』
シリーズ2日目は、汚染拡大へのクレムリンの責任について。放射能漏れ情報は、ソビエトの秘密主義のもと、どう処理されたのか。ゴルバチョフ元書記長などの証言から明らかにする。また現ロシア政権は国内被曝者への補償等に後ろ向きだ。ベラルーシ・ウクライナより日が当たらないロシア国内の被曝地ブリヤンスクの現状を伝え、原発問題へのクレムリンの姿勢を問う。

『チェルノブイリ20年 文明としての核への問いかけ』
チェルノブイリの惨劇を受けて、人類の文明としての核が大きく問われ、欧州を中心に“脱原発”の動きが広がった。それから20年。原油高の中で、各国は再び原発再建に向けて動き始めている。史上最悪の原発事故の教訓は、このまま風化していくのか。チェルノブイリ20年の国際会議での議論も含め、3回のシリーズを現地原子炉前からの中継で締めくくる。
BS【きょうの世界】





チェルノブイリ20年:第一回
20年目の事故現場では建物の風化が進んでいる。石棺と呼ばれている事故時に決死の工事によって作られた工場跡の、象の足と呼ばれているウランやプルトニウムを含んだドロドロに溶けたと思われる溶岩状の固形物が映し出された。石棺の風化により、塵状になった高レベルの核物質の空中拡散が心配されている。20年目の今日でもさらに新しいドーム状の石棺の工事が計画されている。ソ連崩壊により事故時の工事に携わった人達への保障もされていない。



チェルノブイリ20年:第二回
20年後の今日でも線量が80?位の土地に人が住んでいる。のどかな風景に見えるが、そこで穫れる畜産製品はいまだに売ることが出来ない。ロシア政府が貧しい人達をこの土地に住むように手配している。彼らは貧困の為に他の土地へ移り住むことが出来ないと語っていた。ゴルバチョフの話。「当時は事故の情報があまり入ってこなかった。彼はこの事故で核軍縮の必要を感じた。」
チェルノブイリのお医者様が、放射線障害の最大の脅威は呼吸ではなく、核汚染した食品をとることであると言っていた。(環境に飛び交う放射線より、食物連鎖により濃縮された核物質から体内被爆することの影響が大きいのであろう。)ロシアのような広大な超大国(エネルギー輸出国)でも一基の核施設の事故が20年経っても処理できないと語っていた。



チェルノブイリ20年:第三回
チェルノブイリの被害を直接受けた森の国、ドイツの例を紹介。ドイツは脱原発政策を変えていないが、最近の原油高と代替エネルギーへの対応が課題となっている。ロシアはチェルノブイリの当事国だが核産業が輸出産業として優秀なために、核推進国である。このために事故を過小に評価している面を指摘。IAEAも根本的に核産業なので中立団体ではない。ロシアは輸出産業としての原発を推進する構えで、イラン、インド等原発を望む国に核技術を売り込もうとしている。放射線障害に対する科学的な回答はまだ得られていない。



日本でも原発は減りませんし、さらに青森県の六ヶ所村の日本原燃の核再処理工場が、核廃棄物を海洋廃棄しようとしています。ここでも核による食品汚染が懸念されています。リサイクルとか言っていますが、要するにプルトニウム製造工場でしょう。破壊活動に狙われたらイチコロです。高レベルの核廃棄物の最終処分もできていませんし、ウラン採掘時の被爆もありますので、どこがクリーンエネルギーなのかさっぱり分かりません。。

<<2011年3月13日追記、出来るだけ正確に書くよう心がけていますが、私は専門家でない素人です。ご参考まで。>>

<<関連リンク>>
<ご参考>
横須賀配備へ・原子力空母は安全なのか


アルファヴィル

2006年04月24日 | 外国映画
アルファビル
製作年 : 1965年
製作国 : フランス イタリア
監督:ジャン=リュック・ゴダール
出演者:エディ・コンスタンティーヌ、アンナ・カリーナ

冒頭の暴力シーンで、どなたかがゴダールの映画は暴力シーンがスカッとするって書いていたのを思い出した。(タオルで頭をグルグル巻きにしてシャワーをかけるシーンが出る映画ってなんだっけ。)殺人シーンがなんともエレガントでサッパリとしていて、最初のα都市(アルファヴィル)のホテルに主人公がチェックインした部屋で殺し屋を返り討ちにするシーンなんて、窓の外から写した無音のシーンと室内での軽音楽をバックにした暴力シーンなんてのもすっごくカッコイイ。
自由主義社会から見た共産主義社会のどっかの国をモデルにしているみたいで、プールの飛び込み台に受刑者を立たせての銃殺シーンに出てくる、シンクロナイズドスイミングの遺体掃除人の女性達なんてのも某共産主義国家でやってそうな感じがした。
時代設定が1984年(ジョージ・オーウェルの1984から来ているのかな…)ということですが、過去に想像されたよりはるかに時代の歩みは遅くてコンピュータに統括された社会なんてのも実現しそうもないし、銀河系旅行もありえない。E=MC2の文字がさかんに出てきますが、核技術なんてのも諸刃の刃で、むしろ暗黒面の方が強いというのも、金や権力に狂っている人を除けば分かりきっていると思う。
「論理から外れるヤツを抹殺してヘリクツを唱えて理想社会を成すなんて嫌だ!ぶちこわしてやるぜ!」と、立ち向かうやつらをためらい無くバンバン撃ち殺していきます。車を強奪するシーンで、でかい男を主人公が羽交い絞めにして、車でXXするシーンも面白かった。一神教的世界へのアンチでもあるのかしら‥
αコンピュータの声ってゴダール自身の声らしいですよね。なんだかとってもナイスキャストではまり役。
げんきです、ありがとう

山田宏一のなんでも映画誌第一回ゴダールの『映画史』

木下恵介の遺言

2006年04月21日 | 木下恵介
WebマガジンのSlowTrainさんで木下恵介監督の木下恵介の遺言が紹介されていました。

「ボクは今、いわゆる芸術作品を作ったり、作家として自ら高めようなんて気はさらさらない。〔……〕日本映画が片隅の娯楽になってしまったのも、真面目な大衆の切実な問題を取り上げなかったからなんだ。作家というよりまともに生きている大衆のひとりとして、1年1年ひと月ひと月が貴重な年齢になってきてるし、言うだけのことを言わなくちゃ、自分自身これから生きていくことが虚しいもんな。映画という形を取るのは、たまたまボクが映画監督だったというに過ぎないさ」

コラム、映画は大衆の為に

社会派監督と評されることも多い木下監督の言葉は心に響きました。
私は未読なのですが、ぜひ読んでみたい本です。


Neil Young が 反戦アルバムを作成(BBC)

2006年04月18日 | music

BBC NEWS | Entertainment | Neil Young writes anti-war album

ベテランの歌手のニール・ヤングは、 "Impeach the President"と呼ばれる歌でジョージ・Wブッシュに激しく襲いかかる反戦抗議アルバムをレコーディングした。
*
彼のWeb-Siteによれば"Living with Ware"は4月上旬にレコーディングされ、100人の強力な聖歌隊(100-strong choir)がフューチャーされている。
*

Yahoo:翻訳

http://www.neilyoung.com/の最初のページで、彼のメッセージが読めます。

BBC - 6 Music - Young's anti-war album

がんばれNeil Young!

勝手にしやがれ

2006年04月17日 | 外国映画
勝手にしやがれ
1959年、仏
監督 ジャン・リュック・ゴダール
出演者 ジャン・ポール・ベルモンド, ジーン・セバーグ, ダニエル・ブーランジェ

広大な畑が見える田舎道で、奪った車で逃走中に突然、車の中で観客に話しかけるシーンが印象的。

海が好きかい?
山が好きかい?
違うって!?
じゃあ、勝手にしやがれ!

って感じのセリフだった。
検閲かなんかでハサミが入っているような気がするが、違うかなあ…銃で人を撃つシーンがことごとくカットされているみたいな…暴力シーンになるとギクシャクする感じがする…それとも意図的なのか‥Jazzが流れると、フランスの石畳もニューヨークみたいな感じがする。絵画好きのセバークの部屋にヌイグルミがあるのが不思議な演出。
ヨタヨタと石畳を逃走して力尽き、仰向けに倒れ、刑事と恋人に囲まれての(彼以外は立って、冷たく主人公を見下ろしている。)ラストのセリフ。

「お前は最低だ…」 

フランス語がわからず、通訳してもらうアメリカ娘。

「最低ってなによ…」

二人でよく交わした唇を指でなぞるサインを交わして完。

主演したのはセシルカットのジーン・セバーグだが、監督はアンナ・カリーナで撮りたかったけどふられたそうです。それも分かる気がする。

Anna Karinaは好きだな…

阪神、広島6回戦

2006年04月16日 | 阪神タイガース
阪神、広島6回戦

黒田vs江草の対決。#また黒田かよ‥
今日の甲子園はハマカゼ。甲子園は投手戦になる‥

阪神は2回に外よりのやや甘いスライダー系?のボールを濱中が7号ホームランで1点先制。1回にワンアウト満塁から今岡のダブルプレーでチャンスを潰してただけに大きい一点をあげる。
江草は140km前後のまっすぐ、スライダー、フォークとシンカー?を駆使して好投。黒田に投げ勝てればすごい自信になるぞー。黒田もMAX150kmのまっすぐとフォーク、スライダー系のボールで好投。
6回に赤星、シーツのヒットと金本のファーボールという1回の裏と全く同じケースで今岡を迎える…が…デッドボール気味の球を避けたのがピッチャーゴロになり又もダブルプレーに終わる…
江草は8回のノーアウト1塁も2回目のダブルプレーで切り抜け完封なるか!!?
9回、江草は福井のヒットで、またもノーアウトのランナー…続く緒方にツーベースを打たれ、ノーアウト2,3塁となり、前田にインコースの変化球を犠牲フライで同点にされてもうた…続く嶋に高めのボールくさい速球を犠牲フライで逆転…
9回は抑えのベールに三者凡退でジエンドでした…

おしいっ!!つぎ、いこー!!

リサイクル工場、1日で2800億稼ぐ

2006年04月15日 | 経済・政治・国際

Yahoo!ニュース 4月14日 - 河北新報 - 原燃の受取額2800億円 核燃再処理05年度費用


 青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場で先月31日に始まった試運転(アクティブ試験)に伴い、事業者の日本原燃が2005年度分として、各電力会社から受け取る再処理費用が2800億円弱と見込まれることが13日、分かった。原燃は06年度分もほぼ同額を受け取るが、年度内ぎりぎりの試験開始により、わずか1日で1年分の費用の受け取りが可能になった格好だ。
原燃に支払われる再処理費用は、05年度から外部積立制を採用。電力会社がいったん資金管理法人に積み立て、国の認可を得て取り崩し、原燃に支払う仕組みにした。実際にプルトニウムを抽出するアクティブ試験の開始で支払いが始まる。
 各電力会社が負担する再処理費用は、使用済み燃料の再処理量とは別に、人件費や建設費などを含む「基本料」が主。05―09年度は、この基本料が2800億円に設定されていた。
 試験開始日の3月31日の作業は、工場内で使用済み燃料を移動するだけだったが、資源エネルギー庁は「額は明らかにできないが、05年度分は開始日の1日分ではなく、ほぼ当初の設定に近い額を認めている」(放射性廃棄物対策室)としている。
 05年度の再処理費用は、5月に06年度の四半期分とともに支払われる予定だが、原燃は「契約にかかる事項」(広報)として、額や時期を明らかにしていない。
 試験開始の前提となる安全協定を3月29日に締結したことについて、反対派からは「年度内の開始を望む原燃に、県が配慮した日程」との批判が出ている。三村申吾知事は「慎重に手続きを踏んだ。相手側に合わせたスケジュールでない」と否定。原燃の児島伊佐美社長も「スケジュールありきでない」と強調するが、年度内開始のメリットについては「経営的にプラス」と認めている。
(河北新報) - 4月14日7時4分更新




元記事が無くなる可能性があるため、全文引用をさせて頂きました。



<<ご参考>>
Web東奥・社説20060415・原子力への不安/一段と切実になってきた

以下拙文。

六ヶ所村、プルトニウム洗浄水、漏えい事故
青森県 核燃再処理 試運転31日にも開始
核再処理工場(NHK放送の六ヶ所村選挙時のドキュメント)

魂のジュリエッタ

2006年04月14日 | 外国映画
魂のジュリエッタ

1964年 イタリア
監督: フェデリコ・フェリーニ
主演: ジュリエッタ・マシーナ

裕福な家庭の倦怠期の主婦の話で、主演のジュリエッタ・マシーナはフェリーニの奥さんだそうだ。カラーの絵がとてもきれいで、40年以上前に撮った映画とは思えなかった。映画の中でコックリさんみたいなことをやっていたり、イタコみたいな占い師が出てきりしたけれど、このあたりはイタリア的なのだろうか…

マシーナとフェリーニの私小説といった感じで、小柄なマシーナの幻覚が、いかにもフェリーニといった感のゴージャスかつ大道芸、退廃的な絵で映像化されて、通常の演技の合間に唐突に挿入される。デカタンと浪費、肉欲が溢れる彼女の周囲。夫は若いモデルと浮気。彼女は薄化粧で質素な服装(周りがハデすぎるとも思えるが…)で、ノーマルな感じ。
トラウマとなっていた炎に囲まれたベットに縛られた幼い頃の自分を助け出し、家を出て大きな丸い形の木の森へと向かって彼女は開放されたのか?「君のそばにずっといるよ」と語りかけたのは少女時代の内なる声か、森の精なのだろうか。

途中眠ってしまった…

嘆きのテレーズ

2006年04月13日 | 外国映画
嘆きのテレーズ

1952年、フランス
監督 マルセル・カルネ
出演者 シモーヌ・シニョレ, ラフ・バローネ, ジャック・デュビー

登場人物:
  • 仕立て屋の若妻… 彼女は孤児。夫の家庭で幼い頃から育ち、なかば強制的に息子と結婚。笑わない女。
  • 配送所の勤め人の夫… 夫はマザコンのヤサオトコ。ゲームにも酒にも弱く、すぐに法律や理屈に訴える嫌な男。
  • 夫の母… 母親は息子を溺愛。息子の妻をお手伝いみたいに見ている。
  • トラック運転手の男… 外国人(ラテン系)で、腕力に自信があるが短気。
  • 兵隊あがりの旅行者… 彼はアジア(上海)に兵役に行ったことがある。戦争で生死を潜り抜けてきた変な自信があり、不倫の二人に中古自転車の開業資金として金を要求し脅迫する。
  • 手紙… 物語の重要なキーを握る…


*おはなし*

夫と姑との出口の無い生活を送る女。ある日酔っ払った夫を家に送り届けてきた運転手の男と女は不倫の関係になる。ふたりは濃厚なキスシーンを演じる。
ある日夫に不倫がバレる。夫は妻を説得しようとするが、ここでも法律がどうのこうのと言うが、女は意に介さず、フランスパンを切り食事の支度をする。女は離婚するつもりのようだが、駆け落ちには踏み切れていない。
夜行列車のシーン。夫は彼女を説得する為におばの家へ連れ出すが、実は女を監禁しようとしている。ここで兵隊あがりの男と同室になる。彼は寝ているようだ…
女を追って列車に乗ってきた運転手の男。二人が会っているのを見て夫はまた卑怯な言動を見せる。夫と運転手は口論になり、激怒した男は運転手が夫を列車から突き落としてしまう。すれ違う電車の音が彼の最後を表す。運転手は自首しようとするが、女は秘密を守ろうと話す。
線路脇に夫の遺体。遺体確認時に警察は女を疑うが、殺人の証拠がない。母親は息子の死で廃人同様になってしまう。女は平静を装い彼女の世話をする。そんな中、新聞を見た旅行者の男が彼女を脅迫してくる。女は弁護士にも恵まれ、鉄道会社の過失で示談が成立。不倫の二人は脅迫してきた元兵士と、けりをつける為にに会う…元兵士が旅館の女給に託した手紙が最後の運命を決める…

***

マザコンのヘリクツ男。万国共有で嫌われていまっせ…そんな男にも屈しなければ生活できないテレーズ…そんな彼女の恋のスーパーヒーローのラテン系の男との恋愛。
映画の序盤の夫の駄目男ぶりと、異国人との恋愛とそして不倫の発覚。中盤のクライマックスである列車中の殺人。後半からは元兵士の恐喝と二人の心理描写に、最後にフランスらしい粋なラストと飽きさせない映画でした。
元兵士の最後の演技が際立ち戦争に明け暮れた後の時代の陰が話の端々に見えたような気がした。
天井桟敷の人々の巨匠マルセル・カルネの作品。


キネマ旬報 1954年度 1位

六ヶ所村、プルトニウム洗浄水、漏えい事故

2006年04月12日 | 経済・政治・国際
4月11日午前3時40分青森六ヶ所村のプルトニュウム工場で、プルトニウムを含む洗浄水が工場内で漏れた。

原子力資料情報室(CNIC) - ニュース記事
■4月11日3時40分ごろ、六ヶ所再処理工場の前処理建屋で、プルトニウムを含む洗浄水の漏えい事故が発生した。
 事故は使用済み核燃料の剪断を行う前処理建屋の溶解槽セル(溶解槽の設置された小部屋)で発生した。前処理建屋では燃料棒を剪断(切断)し、切断片を溶解槽に落として硝酸で溶解する。
~後略~

プルトニウム含む水漏れる=青森の核燃再処理工場 Excite エキサイト ニュース

核燃関連ニュース
デーリー東北新聞社: ◆核燃料再処理工場でプルトニウム含む水漏れ◆



終に始まってしまった、使用済み核燃料の再処理…
深夜勤の人為ミスの事故…恐ろしい。

<<ご参考>>
ニュースNo65セラフィールド再処理工場による海洋汚染の実態 by 美浜の会様
たとえ無事故であったとしても、六ヶ所村でもセラフィールドと同様の問題が懸念されています。

2006年4月、チェルノブイリ原発事故20周年シンポジウム開催にむけての呼びかけ
原子力資料情報室(CNIC) - 呼びかけ

4月16日(日) 午後9時~9時49分 総合テレビ 汚された大地で ~チェルノブイリ 20年後の真実~(仮)

Yahooニュース - 河北新報 - 原燃の受取額2800億円 核燃再処理05年度費用
原燃は年度末の3月31日に稼動をスタートすることで、1日で1年分の再処理費用を受け取ったそうです。

大事故が発生したらどうなるか…
さらに、コスト高、廃棄物の問題、再処理後のプルトニュウムの扱いなど…

”プルトニュウムで湯を沸かす”って、馬鹿げたことだと思うが…

横浜vs阪神

2006年04月07日 | 阪神タイガース
今年やっと阪神戦をBSにてTV初観戦。
関東地方に住んでいると、あまり阪神戦の中継をしてくれないのでストレスがたまります。
試合は井川がキレのいい球を投げ込んで好投。阪神も相性の悪さからか拙攻が続き横浜の三浦から金本のインハイをシバイたホームランの1点のみに抑えられる。井川が7回につかまって、打たれ始めるとムキになってカンカン打たれる。
8回裏にリリーフの川村からリンが同点タイムリーで、藤本の勝ち越しの後はお祭りで追加点のあと、久保田が抑えて5-2で勝利しました。スピードガンは150km出ていなかったけれど、コーナーに集めれば抑えられるとゆーことだろう。今岡も体調良さそうで、そのうち打ち始めるでしょう。
あとは、球児と能見かな…

今度の土日の金本の記録がかかった試合も見れません…