あとだしなしよ

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六ヶ所村・再処理工場の直下に活断層か、M8の恐れも

2008年05月25日 | 経済・政治・国際
六ヶ所村・再処理工場の直下に活断層か、M8の恐れも

 今夏の完成を目指して試運転が進む日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(青森県六ヶ所村)の直下約1キロ・メートルに、長さ15キロ・メートル以上の活断層が存在する可能性が高いことを、東洋大社会学部の渡辺満久教授(変動地形学)らが現地調査などで突き止めた。

 周辺の断層とつながって100キロ・メートルの長さで動く恐れもあり、マグニチュード8クラスの大地震を警戒しなければならないという。

 千葉市で開催中の日本地球惑星科学連合大会で27日に発表する。

 渡辺教授によると、再処理工場の東側に、南北方向に伸びる地形のゆがみがあり、この下に西向きに沈む逆断層型の活断層が潜んでいるという。この活断層は、再処理工場の真下を横切っていることになる。

 2006年の耐震設計審査指針改定を受け、日本原燃は周辺の活断層を調査。昨年11月にその結果を公表したが、この活断層は見つけられていない。

 日本原燃は、「十分な地質調査をしたうえで活断層を洗い出し、仮に直下で地震が起きても耐えられるように設計してある。渡辺教授らの研究結果はまだ見ていないので、コメントできない」としている。
(2008年5月25日20時02分 読売新聞)


ヨミウリもこんな記事を書くのですね。彼らが伝えたいのは、最後の1行なのかなぁ。
仮に大事故が起こったらまさに取り返しがつかないと思いますが、痛い目を少しでも見ないと(見ても)、強制的な力がかからない限り彼らは止めないんでしょう。
なにもなくても、継続的な放射能の影響は大きいと思われます。
私は即刻中止を願っています。

「いのちのつながり」を、子どもたちに残すために。「六ヶ所再処理工場」の本格稼動中止を求めます。パルシステム

ヒメジオン

2008年05月06日 | 気まぐれ徘徊記(デジカメ)


@金沢文庫 称名寺

金沢文庫で曼荼羅を見る。仏教にはまったく詳しくないのでぼんやりと見ていたが、大威徳明王の絵があり、心をひかれた。ガイコツのアクセサリーを身につけて、目がほとんどいってしまっている狂牛にまたがり、虎や獅子とともに疾走している絵だった。このモノは六つの顔、うで、あしを持ち、人間の最初の死人であるところのエンマ大王さえも殺すモノだそうだ。。いいねぇ。
ある修行僧が悟りを開く直前に盗賊達に襲われ、共にいたスイギュウともども首を刎ねられて殺された。悟りの境地に至る直前にその望みを絶たれた修行僧の怒りは凄まじく、そばに落ちていたスイギュウの首を拾って自分の胴体に繋げ、盗賊達を皆殺しにした。彼はそれだけでは飽き足らず、ついに関係のない人々をも無差別に殺す悪鬼・死神に成り果ててしまった。
これに困った人々は文殊菩薩に助けを求めた。文殊菩薩はその悪鬼と同じような牛面で、しかも悪鬼以上の武器をもった姿に変化して戦い、ついに悪鬼を倒した。この姿が大威徳明王なのだという。
おもしろいですね。ちゃんと勉強をするととても面白い世界のような気がする。
それで、文庫の隣にある称名寺でいちばんたくさん咲いていた花は、ヒメジオンなのでした。

橋本忍さんインタビュー

2008年05月01日 | 日本映画
橋本忍さんのインタビューを見る。そのなかで七人の侍を作る前に二つボツになった脚本があったそうで、その際に研究された昔の武士の話が面白かった。昔のびんぼう武芸者はどうやって武者修行をしていたのか?メシはどうやって食っていたのか?武者修行で各地の道場を訪問して手合わせをするのだが、そのときに道場で夕飯を食わしてくれる。また朝の出発時には飯をもらえたそうだ。これで修行の旅が続けられる。でも道場が無い場合はどうするのか。。その場合は寺を訪ねる。その場合も夕飯と朝飯は貰えたそうだ。しかし、寺もなかったらどうするのか。そのときは百姓の村を訪ねる。当時野盗などで物騒だった農村を賊から守るのだそうだ。この、他の脚本を描く為に調べた武者修行の貧乏侍の話が七人の侍の発想の元となったそうだ。資本主義ぢゃないのだ。また、脚本を練るときは脚本を書いた紙を旅館の広い部屋に広げて、このシーンはいらないとか、こっち持ってきてとかのブラッシュアップをしたそうだ。「種も仕掛けもありません」ではなく、「種も仕掛けも盛りだくさん!」だそうだ。また、駆け出し時代勤め人をしながら脚本をかいたそうで、それは朝の通勤の1時間45分を利用して作られたそうだ。このエピソードのあとにも一見無駄で非合理的にも見える長距離の汽車による移動の際に発想の転換が得られたお話をされていた。この汽車でも移動時間がなにかのキーワードになるような気もする。競輪の戦術のマクリの方法で本を書いたという、「砂の器」の話など興味深かった。氏は競輪好きだそうで、黒沢監督に「君は博打打ちだ」と言われたのが印象に残ったそうだ。現在「わたしは貝になりたい」の脚本を書き換えたリメイク版が作成されているそうだ。

番組で紹介される映画の全部がおもしろそうで、みんなみたいと感じた。