あとだしなしよ

Japanese text only..
落書きブログです。
報道記事の全引用は元記事消去への対応です。m(__)m

横浜大空襲 神奈川区の被害空撮 B29搭乗員遺品から

2014年05月29日 | 原発
 1945年5月29日の横浜大空襲で被害に遭う横浜市神奈川区の様子を撮影した航空写真が見つかった。横浜市内の菓子メーカー三陽物産の山本博士社長(44)が昨夏、米国のオークションサイトで入手した。横浜市史資料室主任調査研究員の羽田博昭さん(56)は「神奈川区の爆撃を空撮したものが発見されるのは初めて」と話している。
 旧国鉄東神奈川駅上空の一帯が白煙に覆われている様子が捉えられ、海側には横浜港の瑞穂ふ頭も写っている。B29爆撃機の搭乗員だったキング・マーティン中尉の遺品として出品されていたという。
 撮影日時は記されていないが、米軍の作戦計画書にある5カ所の攻撃目標には横浜市役所(中区)、平沼橋(西区)のほかに東神奈川駅が含まれていた。神奈川区は、同駅と東横線反町駅周辺を中心に死傷者約6800人という市内最大規模の人的被害に見舞われたことで知られる。
 羽田さんは「市中心部の中区や西区の航空写真は複数あるが、神奈川区でも計画通りに焼夷(しょうい)弾が落とされていたことを証明する一つの証拠。空襲の全体像を知る上でも重要な資料だ」と話す。
 写真は市に寄贈され、7月中旬まで市史資料室(同市西区)で展示されている。
 ◆横浜大空襲 1945年5月29日午前9時20分ごろから約1時間、米軍のB29爆撃機517機が横浜市の中、南、西、神奈川区を中心に行った無差別爆撃。約43万9千発、約2570トン分の焼夷弾が投下され、現在の市中心部は壊滅的な被害を受けた。県のまとめでは死者3650人、負傷者は1万198人。ただ実態は不明で、死者は8千人以上とも言われている。
【神奈川新聞】

横浜大空襲 神奈川区の被害空撮 B29搭乗員遺品から | カナロコ

都知事選得票率(朝日新聞記事)

2014年02月10日 | 原発
朝日新聞社が9日、都内180投票所で実施した出口調査(有効回答7466)によると、上位4候補の年代別の得票率はグラフのようになり、当選した舛添要一氏は年代が高くなるにつれて得票率が上がり、高齢層に圧倒的な強みを発揮した。

 「原発ゼロ」を掲げた2候補のうち、宇都宮健児氏は各世代から偏りなく得票したが、細川護熙氏は20代、30代の得票率が極端に低かった。20年前に首相を辞め、政治活動から遠ざかったためか、若年層にとって存在感が薄かったようだ。

 若年層で細川氏を上回ったのが田母神俊雄氏で、特に20代では24%の票を集めた。一方、60代は7%、70歳以上は6%と低率だった。戦争を知らない世代に浸透したのは、ネットを上手に活用したことが要因だろう。

 投票の際、どの政策を最も重視したかについて五つの選択肢から選んでもらったところ、「医療・福祉」が最も多く37%、「原発・エネルギー」は22%にとどまった。原発問題が最大の争点だったとは言い難い数字だった。

 原発を今後どうすべきかを聞いたところ、「今すぐゼロにする」21%、「徐々にゼロにする」63%、「ゼロにはしない」15%。「今すぐゼロにする」と答えた人はただでさえ少数派だったうえ、その投票先は細川氏に45%、宇都宮氏に37%と二分された。「徐々にゼロにする」と答えた人は53%が舛添氏に投票した。

 舛添氏は自民支持層の67%、公明支持層の83%から得票。宇都宮氏は共産支持層の84%、社民支持層の72%を固めた。民主支持層で細川氏に投票したのは45%にとどまり、舛添氏に28%、宇都宮氏に21%と割れた。無党派層は舛添氏に33%、宇都宮氏に25%、細川氏に24%、田母神氏に10%と分散した。(峰久和哲)

舛添氏、高齢層から圧倒的な支持 都知事選出口調査分析:朝日新聞デジタル


激しく落ち込む結果でした。特に投票率。
田母神さんに若い世代の票が集まっているらしいのは、不気味に感じる。
そのこと以外は予想どうりだったけど。
安全が確認できた原発は動かすそうだけど、福島の事故前も絶対安全です。メルトダウンなんて起こりません!って言ってたんだけど、、、


もうやめよう

と思ったらこんなグラフが!


横浜の米軍基地

2014年02月07日 | 原発
米軍に囲まれた「孤島」の民家 来客はパスポート必携 2014年2月7日18時07分

写真・図版米軍根岸住宅地区に囲まれた自宅(右奥)の前で話す佐治実さん=1月31日、横浜市、菊池康全撮影

 日本に住みながら自宅の周りは米国のルールが支配する。そんな場所が全国で唯一、横浜市内にある。米軍住宅に囲まれた「飛び地」で暮らす夫妻が、長年にわたって日常生活で制約を受けたとして、約1億1500万円の損害賠償を国に求める訴訟を横浜地裁に起こした。「私たちは日本にも米国にも人権を守られていない」と訴える。
 JR根岸線根岸駅の近く。かつて横浜競馬場があった根岸森林公園の西側に米海軍横須賀基地が管理する根岸住宅地区がある。横浜市の中区、磯子区、南区にまたがる約43万平方メートルの土地だ。その中の「飛び地」で暮らす佐治実さん(65)と妻みどりさん(62)が昨年暮れに提訴した。夫妻は自宅を「陸の孤島」と呼ぶ。
 この土地は、みどりさんの祖父が所有していた。戦後の1947年、祖父の住宅が立つ土地など5世帯の居住部分を除き、周りの畑などを米国側が接収した。飛び地には現在、この一家を含む2世帯が暮らす。
 今年1月末に訪れると、実さんが車で米軍住宅のゲートの外まで迎えに来てくれた。自宅に行けるゲートは2カ所。実さんたち住民は顔写真入りの通行証の掲示が必要だ。来客はパスポートを持参しなければならない。ゲート内は385戸の米軍住宅が点在し、米兵や家族が暮らすが、空き家もちらほらと見える。
 650メートルほど車で移動すると、青い屋根の木造2階建て民家が見えてきた。夫妻と2人の娘が住む家だ。庭は高さ約1メートルのフェンスに囲まれ、入り口脇に「ここから私有地立ち入り禁止」と英語と日本語で書かれた看板が立つ。隣は米軍の家族がピクニックなどをする広場で、いすやテーブルが並ぶ。
 夫妻によると、フェンスができる前は自宅に向かって石を投げられたり、つぶれると赤くなる実を洗濯物にぶつけられたりした。庭をトイレ代わりにされたことも。交渉の末に数年前、米軍側がフェンスと看板を取り付けた。米軍関係者と近所づきあいはほとんどない。
 家は1936年に建った。業者の自由な行き来が米軍から認められず、自分たちで手直しをしてきた。水道管の接続許可を得るのに25年かかり、上下水道を引けたのは2000年。それまでは井戸水を使うことを余儀なくされた。
 かつては急病でも救急車が自由に入れず、実さんが倒れた時には娘がゲートまで行き、通行証を見せてようやく救急車が入れた。タクシーや宅配便は指定業者に制限されている。
 家族で海外旅行中に車のバンパーが壊され、サクラの木を盗まれた際には米軍や防衛省に抗議したが、補償はなかった。
 夫妻はみどりさんの父から「この土地を残してくれ」と言われていた。「引っ越したら、ここで起きたことが何も片付かない」と住み続けてきた。
 日常生活の不便解消を防衛省に何度も訴えたが、たらい回しにされたり、「また連絡する」と言われたりして音沙汰がなくなった。同省に借り上げや買い取りを求めても応じてもらえなかった。一昨年になって「今後10年間、年80万円を支払う」と示されたが、夫妻は「見合わない」と応じず、経済的な損害や慰謝料を求めて提訴に踏み切ったという。訴状の中で「米軍の基地管理権が優先され、基本的な生活利益を奪われ続けてきた」と主張する。
 根岸住宅地区は04年、神奈川県逗子市と横浜市にまたがる池子住宅地区の追加整備を条件に、日米が返還の方針で合意した。夫妻は「返還されたら我々の犠牲はなかったことになるのか」と憤る。
 提訴について、防衛省南関東防衛局は「訴状の内容を検討し、関係機関と調整しているが、係争中でコメントは差し控えたい。当局としては適切に対応したい」としている。
 一方、米海軍横須賀基地司令部は「軍への提供施設の中にある民家という非常に特異な環境の中ではあるものの、日本人居住者には他の横浜市民と変わらぬ日常の生活が送れるよう最大限配慮している」と説明。一方で夫妻らには米軍居住者と同様の規則に従ってもらっているといい、「不便もあるだろうが、施設を管理する上で相応の警備を行わなければならず、理解を得ていると思っている」とコメントしている。(及川綾子)



もんじゅ「増殖炉」白紙 政府、エネ計画から削除 2014/2/7 日本経済新聞 電子版

2014年02月07日 | 原発
もんじゅ「増殖炉」白紙 政府、エネ計画から削除 2014/2/7 2:00 日本経済新聞 電子版

 政府は発電しながら消費した以上の核燃料を生み出せるとしてきた高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)の実用化に向けた目標を白紙に戻す。これまで掲げてきた開発計画や期限を新たなエネルギー基本計画に入れない。トラブルが続き、燃料となるプルトニウムを増やす「増殖」のめどが立たないためだ。原子力発電所から出るゴミを減らす研究施設に衣替えする案が出ている。
 核燃料を無限に使い回しできることをうたい文句に、もんじゅは「夢の原子炉」と呼ばれ、原発から出る使用済み核燃料を再利用する核燃料サイクルの柱とされてきた。核燃料サイクルの政策は見直しを迫られる。
 政府は月内にも閣議決定を目指す新たなエネルギー基本計画で、もんじゅの位置付けを見直す。2010年に決めた計画は高速増殖炉について「25年ごろまでの実証炉の実現、50年より前の商業炉の導入」という段取りで普通の原発並みのコストで発電できるようにする目標を掲げていた。新たな計画にはこの文言を入れない。
 もんじゅの炉内では増殖と呼ばれる特殊な核分裂反応が起こり、投入した以上の核燃料が発生するはずだった。1995年に冷却材に使うナトリウムが漏れる事故が起き、組織的な情報の隠蔽が判明。その後もトラブルや管理の不備が相次ぎ、原子力規制委員会は13年5月に運転再開準備の停止命令を出した。活断層の調査や新規制基準への対応など再稼働への壁は高い。実証につながる研究成果を出す時期のめどが立たなくなっていた。
 新しい基本計画では核のゴミを減らす研究を、もんじゅで進める方針を明確にする。高速炉を使えば、強い放射線を出す期間を約10万年から300年に短縮でき、体積も7分の1に減らせるとされる。新たな目的を与え、もんじゅの存続と原発政策への理解を得ることを目指す。
 使用済み核燃料の最終処分場は国内にない。核のゴミや管理期間を抑えられれば、政府は処分場建設に自治体の理解を得やすくなるとみている。自民党内でも研究と処分場の選定を一体で推進すべきだとの声が出ていた。核のゴミの減量化と並行して増殖に関する研究も続ける方針だ。
 もんじゅは建設後の約20年間でほとんど動いていない。新しい計画の下で施設を再び動かせるかは不透明だ。核燃料サイクルは使用済み燃料のウランやプルトニウムを加工して高速増殖炉で燃料として再利用する政策。高速増殖炉を実現できなければ、高いコストをかけてプルトニウムを取り出す意味は薄れるため、核燃料サイクル全体の見直しが必要となる。
もんじゅ「増殖炉」白紙 政府、エネ計画から削除  :日本経済新聞

もんじゅ(日立製作所・東芝・三菱重工業・富士電機 製)白紙なら、六ヶ所も崩壊になると良いですね。再処理といっても核のゴミの毒性が増すわけですから、やっぱり未来を見ないその場しのぎの技術なのではないでしょうか?
まあ、電力会社から見て「原発安い!!おいしい!!」っていうのは、たぶん税金をジャブジャブ使ってくれるからでトータルに見ればバカ高くリスクも大きすぎる。原発ゆえの優遇がなくなれば撤退するのではないのだろうか。だいたい1周間ほど停電するとボンボン爆発するみたいですから、危険極まりない物だと思いますけれど。。

福島第1原発は全て廃炉、正式に発電設備でなくなる

2014年01月31日 | 原発
福島第1原発5、6号機きょうで廃炉 国内48基に2014.1.31 18:32

 東京電力の福島第1原発5、6号機が31日付で廃炉となる。東日本大震災で炉心溶融(メルトダウン)や原子炉建屋の水素爆発が起きた1~4号機は2012年4月に廃炉になっており、これで福島第1原発は正式に発電設備でなくなる。
 国内の商業用原発は48基となる。東電では今後、福島第2原発の扱いが焦点となる。
 5、6号機は震災時、非常用電源からの電力により冷却機能が維持され、1~4号機のような被害は免れた。東電が昨年12月18日、経済産業省に1月31日付での廃炉を届け出ていた。
 東電は両号機を解体せず、1~4号機の廃炉作業のための技術開発施設に転用する方針。原子炉建屋内の除染や溶融燃料の取り出し技術の開発を計画している。

福島第1原発5、6号機きょうで廃炉 国内48基に - SankeiBiz(サンケイビズ)

多数決

2014年01月09日 | 原発
多数決が絶対正しいみたいなことを言うけれど、圧倒的な無知、無関心を伴った大多数によって少数派に負担が押しつけられてしまうなら正しくない場合もあるのではないか。
基地や原発問題がそれだと思う。

「再稼働反対」「汚染水止めろ」 都心で大規模デモ

2013年10月15日 | 原発
「再稼働反対」「汚染水止めろ」 都心で大規模デモ

 【河村克兵、清水大輔】脱原発を訴えてきた市民団体が13日、東京都心で大規模なデモや集会をした。いま国内で稼働中の原発はゼロで、5電力会社は7原発の再稼働をめざし安全審査を申請している。東京電力福島第一原発の汚染水問題が深刻化する中、参加者は「再稼働反対」「汚染水止めろ」と声を上げた。
 首都圏反原発連合など3団体が催した。昼過ぎに千代田区の日比谷公会堂で開いた集会で、作家の大江健三郎さんは「この半年、1年で譲ってしまうと、再稼働の勢いを押し返すことができなくなる」と訴えた。
 集会後、参加者らは経済産業省や東電本店の前などを通り、デモ行進。娘(3)を連れた会社員水野真由子さん(39)は「なし崩し的に再稼働に向かいそうで娘の将来が心配。声をあげ続けたい」と語った。
 夕方には国会議事堂前でも集会があり、主催者は一連の行事にのべ約4万人が参加したと発表した。

朝日新聞デジタル:「再稼働反対」「汚染水止めろ」 都心で大規模デモ - 社会

一年ぶりに、日比谷のデモと集会に参加しました。顔見知りの方が沢山いて一年前と変わらない熱さでした。あと2,3年この状態が続けば、ほとんどの原発がホネヌキになり止まったままになる気がしてきます。現在二年間ほぼ稼働なしで経営が成り立たない関連企業も出てくるのではないか? 今後何十年も立ち入れそうにもない被害地の現状を見て、又、地震国の日本を考えればさらに大きな地震や津波が起こらないとは言えるわけもなく、この国で原発は無理だと思います。

クローズアップ2013:電力改革、閣議決定 発送電分離、骨抜きも

2013年10月14日 | 原発
クローズアップ2013:電力改革、閣議決定 発送電分離、骨抜きも 毎日新聞 2013年04月03日 東京朝刊
電力システム改革のスケジュール
 ◇業界・自民に慎重論
 政府は2日、電力制度の改革方針を閣議決定した。大手電力会社の送配電部門を別会社にする「発送電分離」や、家庭など小口利用者向け電力供給の全面自由化などの抜本改革に踏み切る。実現すれば、大手電力が地域ごとに小口の電力供給を独占する体制が崩れ、競争が活発化して電気料金が下がるなどの効果も期待される。ただ、電力業界や自民党には慎重論も根強い。消費者本位の電力制度を実現できるのか、改革の推進力が問われる。【大久保渉、浜中慎哉】
 「消費者にとって選択の幅が広がる。最終的には、支払う電気料金の低下につながる」。茂木敏充(もてぎとしみつ)経済産業相は2日の記者会見で、電力改革の効果を力説。安倍晋三首相も2日の日本経済再生本部で、「改革方針の内容を速やかに実行に移し、遺漏なく実施すること」と指示を出した。
 今回の改革は、大手以外の発電会社が増える環境を整え、競争を起こして電力会社の経営効率化や料金値下げなどを誘発する狙いがある。首相は、電力小売りの全面自由化や、電力大手の送配電部門を別会社にする発送電分離を打ち出すことで、改革姿勢をアピールして政権浮揚を図るとともに、経済活性化につなげたい考えだ。

 とりわけ発送電分離は、大手が抵抗してきた改革の本丸だ。
 新たに発電事業に参入する企業(新電力)は、顧客に送電する設備を持たない。このため大手電力の送配電網を借りて送電しているが、「送電網などを借りる料金(託送料)の根拠が不透明で、割高だ」「送電容量が不足しているなどの理由で十分に使えない」などの不満が根強い。発送電一貫体制は新規参入を阻む障害とみなされてきた。送配電部門を別会社にすれば、新電力も公平に使えるようになり、経産省幹部は「競争の障壁がなくなる」と指摘する。
 しかし、改革がスムーズに進む保証はない。「絶対に容認できない」「大手電力が値上げに追われ、文句を言えないうちにやろうとするのが見え見えだ」。3月18日の自民党経済産業部会では、発送電分離への反論が噴出した。政府原案は関連法案提出を「15年」と明記していたが、「15年提出を目指す」という努力目標への後退を余儀なくされた。その後の党総務会でも、原発再稼働への最大限の努力や、東京電力の経営安定化など4項目の条件順守を求める念の入れようだった。
背景には、巨額の設備投資などで地域経済と密な関係を築く大手の政治力がある。大手は過去の自由化論議でも、「競争激化で経営が揺らげば、電力の安定供給に支障が生じかねない」などとして、発送電分離に反対してきた。発電所から顧客まで電気を送る手段を独占し、都合の良い条件で新電力に「開放」すれば、競争を抑えられる。
 実際に、既に自由化されている企業や工場向けの新電力の市場シェアはわずか3・5%。大手が他電力の顧客を奪う競争もほとんど起きていない。電力関係者は「特定の顧客の料金を下げれば、別の顧客にも値下げを迫られ、際限がなくなる」と、競争を避けたい心情を語る。
 茂木経産相は2日、発送電分離の時期に関する表現について「(実施は)7年先の話。『目指す』を、つけてもつけなくても、意味は変わらない」と強調、改革後退との見方を否定した。ただ、経産省幹部は「後に発送電分離などを覆されても文句を言えないレベルに後退した」と指摘、文言の微妙な修正が、改革停滞の布石にならないか警戒する。
 ◇値下げ、競争促進カギ
 電気の小売りが全面自由化されれば、大手電力の地域独占が崩れ、消費者が自由に電力会社を選べるようになる。電気料金の値下げ圧力も強まりそうだが、発送電分離などの改革を進めることが前提だ。
 全面自由化が実現すると、現在は地域の大手電力からしか電気を購入できない家庭やコンビニなどの小口利用者も、より安い料金を提示した他の大手電力や、新電力に乗り換えることができる。経産省は「電力会社間の競争で、電気料金の値下げ圧力も強まる」と見る。太陽光や地熱など再生可能エネルギーの専業事業者を選ぶ消費者が増えれば、再生エネの普及にもつながりそうだ。
 一方で、発送電分離が実現する18~20年には、政府の電気料金の規制も撤廃される。現在は、家庭など小口利用者向けの料金を値上げするには、政府の認可が必要だ。関西電力と九州電力の料金値上げでは、政府が両社に人件費削減などを迫り、料金の値上げ幅を圧縮させた。

発送電分離で大手電力同士や新電力との競争が激しくなれば、値下げ圧力も強まる(写真は四国電力坂出発電所=本社ヘリから山崎一輝撮影)
 自由化や発送電分離で発電会社が増え、競争が活発化すれば、顧客は安い事業者を選ぶため、電力会社は規制がなくても料金を抑えようとする。心配なのは、改革が中途半端で新規参入が進まず、大手電力の地域独占体制が崩れない事態だ。原発再稼働の行方が見えないため、将来の電力需給が読めず、参入に二の足を踏んでいる事業者もいる。再稼働が進んで電力が余る事態になれば、発電事業のうまみが減るからだ。
競争が起こらなければ、大手電力の経営効率化も停滞しかねず、「燃料費高騰などで、かえって電気料金が高くなるのでは」との心配もある。政府は十分な競争が行われるまで、料金規制を残す方針だ。
 日本総研創発戦略センターの井熊均(いくまひとし)所長は「新規参入が少ないと、消費者の恩恵が小さくなる可能性がある。確実に改革が実行できるよう、周到な計画を作ることが大事だ」と指摘する。
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 ◇電力システム改革のスケジュール
第1段階 広域系統運用機関の設立
・2013年法案提出、15年実施
・全国規模の需給調整や送配電網整備の計画を策定。地域間の電気のやりとりを指示
第2段階 小売り全面自由化
・14年法案提出、16年実施
・家庭が自由に電力会社を選べるようになる
第3段階 発送電分離
・15年の法案提出を目指し、18~20年をめどに実施
・大手電力から送配電部門を切り離して別会社に。大手も新電力も送配電設備を公平に使えるようにし、競争環境を整える

大切な記事なので全文引用させていただきました。m(__)m

The situation is under control.

2013年10月03日 | 原発
また汚染水漏れ 一部は海に流出か 10月3日 5時9分
東京電力福島第一原子力発電所で2日夜、山側にあるタンクから汚染水が漏れ、下のせきにたまった水から、ベータ線と呼ばれる種類の放射線を出す放射性物質が1リットル当たり、20万ベクレルという高い濃度で検出されました。汚染水の一部はせきの外に出て、海に流出しているおそれがあり、東京電力で対応を急いでいます。

2日午後8時すぎ、福島第一原発4号機の南西側にある汚染水をためるタンクの1つで、上部から水が漏れているのを作業員が見つけました。
このタンクを囲うせきの水を測定したところ、ベータ線と呼ばれる種類の放射線を出す放射性物質が1リットル当たり、20万ベクレルという高い濃度で検出されました。
東京電力によりますと汚染水はタンクの鋼鉄製の天板と側面の板との隙間から漏れていましたが、地上から5メートル余りのタンクの側面にある点検用の通路がせきの外側に張り出していて、これを通じて汚染水がせきの外に出ていました。
タンクから漏れた量やせきの外に達した量は分かっていません。
東京電力はこのタンクから200メートルほど離れた海に汚染水が流出しているおそれがあるとして、海に通じる排水溝に土のうを積むなど流出防止を急いでいます。
この問題について東京電力は国の規則に基づく報告を行い、原子力規制委員会は周辺の土の回収や海につながる排水溝の水を速やかに分析することなどを指示しました。国の規則に基づく報告はことし8月、別のタンクから汚染水300トン余りが漏れたとき以来です。まとまった雨が降った2日は別のタンクを囲うせきからも23トンの放射性物質を含む雨水が周辺にあふれ出して、せきの水からベータ線という種類の放射線を出す放射性物質が1リットル当たり、15ベクレル検出され、雨が降った際のもろさが改めて示された形です。


"The situation is under control!" Shinzo Abe.

「汚染水漏洩も想定内だ!!」なんですかね。

安倍首相、福島原発視察 安全アピールも防護服に「安部」

2013年09月21日 | 原発
安倍首相、福島原発視察 安全アピールも防護服に「安部」

 安倍晋三首相は19日、東京電力福島第1原発を視察した。汚染水問題に対処するため、現在停止している5、6号機の廃炉を東電側に要請。東京五輪の招致プレゼンテーションで国際公約した汚染水問題の解決に向けて自ら陣頭指揮を執る姿勢を国内外に示す狙いだが、「パフォーマンス」との指摘も。5、6号機がある福島県双葉町長は「頭ごなしの判断は遺憾」と批判した。

 首相は正午前に第1原発に到着。赤いヘルメットに全面マスク、間違って「安部」と胸元に記された白い防護服に身を包み、午後2時ごろまで約2時間、汚染水を保管する貯蔵タンクや、放射性物質を取り除く多核種除去設備(ALPS)、放射性物質の拡散を防ぐ「シルトフェンス」を見て回った。同原発の視察は就任直後の昨年12月29日以来2度目。前回は主にバスに乗ったまま回ったが、今回は汚染水漏れの現場を間近で確認。過酷な任務に従事する作業員を激励したが、厳重なマスク越しと作業音で言葉がかき消された。
 事故後に廃炉が決まった1~4号機と同じ敷地内にある5、6号機について「事故対処に集中するために廃炉を決定してほしい」と東電側に要請。視察後、記者団に汚染水の影響は付近の湾内でブロックされているとの認識を重ねて示し、「事故処理、汚染水処理は国が前面に出て、私が責任者として対応したい」と強調した。
 視察に立ち会った東電の広瀬直己社長は、廃炉について「年内に判断」と回答。原発の汚染水漏れに関し「14年度中に汚染水浄化を完了する」との意向を首相に伝えた。
 首相は、東京五輪の招致プレゼンテーションで汚染水問題について「状況はコントロールされている」と国際社会に約束した経緯を踏まえ、事態改善に全力を挙げる姿勢を国内外にアピールする狙いとみられる。内外の関心が高まる中「首相が先頭に立って取り組む姿勢」(官邸筋)を世界に発信するため海外メディア代表も同行させた。
 ただ、5、6号機の廃炉が汚染水問題などの事態改善に十分な効果を上げられるかは不透明。また、東電が廃炉費用として1~4号機用に引き当てた9600億円に加え、新たに5、6号機で1兆円を確保するとしたが、費用が最終的にどこまで膨らむかも見通しは立っていない。
 今回の視察について、自民党関係者は「国際舞台で約束したため必死のパフォーマンス」と指摘。政治評論家の浅川博忠氏は「“決められない政治”と長く言われてきたが、消費税増税や環太平洋連携協定(TPP)交渉を控え自分はそうではなく行動するということをアピールしている」と話した。
2013年9月20日 06:00

胸に鉛を装備していると言われていますね。でも他の報道陣らしき人たちも同じ装備のようですので、首相だけ特別というものでも無いようです。
それで、防護服の安倍さんの名前の漢字が違っているという、さすが東電というオチ。。。。


#もっと真剣にやってくんないとこまるんダア。

風立ちぬ (ネタバレあり)

2013年08月07日 | 原発
ネタバレありの「風立ちぬ」 の感想です。


  • 大正から昭和のたぶん一桁台の話で、大正デモクラシー~世界戦突入前夜の個人的にも興味がある時代でとても面白く見られた。
  • メガネの二郎を見ていてハロルド・ロイドを思い浮かべた。でも二郎はロイドがある種のなさけない男として描かれるのと異なり、幼少時のいじめっ子ゲキタイのエピソードや関東大震災に菜穂子と女中さんを助けるシーンからも凛とした男性として描かれ、そのあたりが特徴的かと思えた。
  • 複葉機~単葉機の入れ替わりの時代でその辺のメカ的にも面白かった。V字翼の飛行機とか。第一次対戦時のパイロットは飛行服にゴーグルだけで雲の上にまで飛んでいったのは驚きです。大正時代の町並みが古写真のように描かれていてこれも興味深くとても良かった。
  • 菜穂子さんは美しくてグッときました。婚姻の儀式的なシーンはとてもよかった。ほかにアップシーンの流し目ぽい視線の動きが今までになく新鮮で、登場人物の対人距離の短さ、親しさを感じました。
  • 現実世界がメインの世界で、それに加えて二郎の妄想世界のふたつの世界が描かれていて、菜穂子が二郎の前から姿を消して死んでいくことがこの映画の一番のファンタジーなのではないか。

個人的にも3.11後の今と、この時代がとても似ていると思っていて私もまんざらでもないのかと思えました。。



2013年参議院

2013年07月23日 | 原発


私が投票した 緑の党 の結果です。圧倒的に知名度が低い感があります。得票を3倍に上げれば一人は当選する勘定かしら。不可能ではないですね。
【談話】参議院選挙の結果を受けて 2013年7月22日

緑の党グリーンズジャパン共同代表
中山均、すぐろ奈緒、�坂勝、長谷川ういこ


 緑の党は、今回の参議院選挙において10名の候補者を擁立し挑戦しましたが、議席の獲得は叶わず、大変厳しい結果となりました。全国各地から様々な形でご支援・応援いただいたみなさまに、心より感謝を申し上げるとともに、力が及ばなかったことを率直にお詫び申し上げます。
 私たちは「市民による政治」、「福島を忘れない・脱原発」を掲げ選挙に取り組みました。訴えを多くの有権者に届けられなかったことは大変残念です。
 今回、市民が立ち上げた「緑の党グリーンズジャパン」が、世界でも類をみない高額な供託金をクリアして国政にチャレンジできたことの意義は大きいと思います。また選挙報道における「国会議員を持たぬ政党」への差別的な扱いなど、今後、乗りこえていくべき課題も明らかになりました。
  「緑の党」は、昨年7月に発足してから一年余での国政への挑戦でした。それでも45万人を超える人々から支持されました。私たちはこの選挙戦を通じて、日本の社会に「緑の党」と「新しい政治」を求める声が確実に存在していることを実感しました。
 一方でミュージシャン三宅洋平さんの「緑の党」からの立候補は、新しい政治スタイルで参加型民主主義を体現し、政治に関心が薄い層にも支持を広げ大きな可能性を拓くことができました。また、東京選挙区での山本太郎さんの当選は、市民の力を結集して勝ち取った希望の一議席です。緑の党としては今後も引き続き山本さんや三宅さんが市民と共に働けるよう、政策面でも運動面でも可能なかぎり協力していきます。
 緑の党の挑戦は始まったばかりです。私たちは、市民ひとりひとりが政治について考え行動する参加型民主主義の地道な積み重ねこそが社会を転換する大きな力となることを伝え続けます。種は蒔かれました。ともに新たな一歩を踏み出しましょう。
【談話】参議院選挙の結果を受けて | 緑の党 http://greens.gr.jp/seimei/8376/

一方、東京では反原発を旗印に掲げた山本太郎氏、吉良佳子氏が当選しました。



http://www3.nhk.or.jp/senkyo/#mapより引用させて頂きました。

このお二人が当選したのですが同時に、自民党の候補が二人当選しているので、江戸っ子を見習おう!とまではいかないかな。。。
投票率がとても低いのが残念でした。
投票率最低は青森 沖縄以外で低下 参院選
 総務省は22日、21日に投開票された参院選の選挙区の投票率が52・61%だったと発表した。前回(2010年)の57・92%を5・31ポイント下回り、1995年の44・52%、92年の50・72%に次ぐ戦後3番目の低投票率だった。沖縄以外の46都道府県で前回より投票率が低下した。
参院選特集ページはこちら
 都道府県別で最も高かったのは島根の60・89%で、山形の60・76%、鳥取の58・88%と続いた。最も低かったのは青森の46・25%で、次いで岡山の48・88%、千葉の49・22%だった。
 期日前投票は前回より7・15%増の1294万9982人で、全体の有権者に占める割合は12・36%だった。参院選で期日前投票が導入された04年以降、増え続けている。
 また比例区の投票率も選挙区と同じ前回より5・31ポイント減の52・61%だった。
http://digital.asahi.com/senkyo/senkyo2013/news/TKY201307220142.html?ref=senkyokiji_txt_end_kjid_TKY201307220142


ねじれ国会、ねじれ解消って自公のスローガンぽいのをNHKをはじめとするマスコミが連呼してましたが、最初にねじれ国会になったときに、よく審議された法案が通るからねじれた国会は良いことだって、NHKで言っていたのを覚えているが、ポリシーとかそんなことはどうでも良いのでしょう。



わたしの神奈川選挙区です。民主の牧山さんがすべりこみセーフで当選しました。民主もこのまま潰れてしまってはもったいないのでがんばってほしいものです。
小沢さんの生活の党は惨敗して、もう復活するのはむずかしいのではないだろうか。やっぱり未来の党の結党と解散はむごたらしいもので、あのつぶしかたは無いと思いました。

原発元作業員:警報の中、線量計外し汚泥除去 実名で証言

2013年05月07日 | 原発
原発元作業員:警報の中、線量計外し汚泥除去 実名で証言- 毎日jp(毎日新聞) http://mainichi.jp/select/news/20130505k0000e040120000c.html

原発元作業員:警報の中、線量計外し汚泥除去 実名で証言
毎日新聞 2013年05月05日 11時25分(最終更新 05月05日 20時54分)

 ◇福島県双葉町出身の47歳

 東京電力福島第1原発などで18年間、原発作業員として働いた青森県弘前市の無職、石澤治彦さん(47)が毎日新聞の取材に応じ、放射線量の高い場所では線量計を持たずに働くなど、危険な被ばく労働の実態を証言した。元原発作業員による実名での証言は異例。石澤さんは健康の悪化から失職して妻子とも別れたといい、「自分と同じ後悔は誰にもさせたくない」と口を開いた。【袴田貴行】

 ◇「工期優先、被ばく隠し」離職・闘病の実態も

 石澤さんは福島県双葉町出身。20歳から9年前まで、福島第1原発を中心に各地の原発で働いた。個人事業主の立場で元請け企業と請負契約をし、主に現場の線量をチェックする放射線管理員を務めた。

 石澤さんによると、同原発1号機のプラント改良工事に従事した93年ごろ、圧力抑制室にたまった汚泥の除去作業で線量を測定しかけたところ、累積線量を測る個人線量計の警報が鳴り出した。しかし、元請けの現場監督から工期が遅れるとして続行を指示され、被ばく隠しのため線量計は外した。毎時30シーベルトまで測れる放射線測定器の針が振り切れ、防護服を着ても作業できないレベルだったが、同僚約50人とバケツリレーで汚泥を除去した。

 今も所持する放射線管理手帳に記された累積被ばく線量は95・15ミリシーベルト。法令上の被ばく線量限度内だが、しばしば線量計を外して作業していたため「実際はその5倍か10倍か分からない」。

 また同年ごろ、1号機で炉内の冷却水を循環させるジェットポンプの清掃に携わった時には、同僚と誤って高濃度汚染水のプールに転落。同僚は右腕骨折の重傷だったが、元請けの現場監督は「けががばれないように放射線管理区域から出るように」と指示。事故は公表されなかった。

 35歳ごろからは難聴や倦怠(けんたい)感に苦しんだ。妻と2男1女を抱え、失職を恐れて病院の健康診断書をパソコンで偽造し、元請け企業に出すようになった。だが38歳の時に元請け指定の病院で健診を受けさせられ、白血球の異常増加が判明。「もう働かせられない」と言われ、診断書偽造の弱みもあって争わずに職場を去った。体調悪化で別の現場で働くこともできず、自ら切り出して妻と離婚した。
 今は月6万3000円の生活保護費をもらい、弘前市内のアパートで暮らす。狭心症の発作や重度の糖尿病で寝込む日も多い。こうした疾患と被ばくの関連性を指摘する専門家もいるが、相談した医師からは「因果関係は分からない」と言われた。

 そんな日々を送りながらも、ふるさとの仲間と今年3月、原発事故による避難生活が続く福島県双葉町民の苦悩や県内の除染の状況などをフェイスブックに書き込むグループ「双葉町ネット」を結成した。4月22日には東京都内で活動報告会も開いた。

 「苦労をかけた家族も福島で避難生活を送っている。罪滅ぼしも兼ね、ふるさとの苦境を全国に発信し少しでもよくしていきたい」

 ◇東電広報部「確認できない」

 石澤さんが証言する労働実態について、東京電力広報部は「調べたが、現時点ではそのようなことがあったという事実は確認できていない」としている


記事中に「毎時30シーベルト」とあるのがあきらかな間違いと指摘されているが、毎時30シーベルトだと防護服なしだと即死レベルだと思うのですが、訂正がないところを見ると本当のことなのだろうか???
高レベル廃棄物のガラス固化体の表面が 毎時7シーベルト位らしいので、毎時30シーベルトのガイガーカウンターがあっても不思議ではないと思うのですがどうなのだろうか??

崩壊

2013年04月02日 | 原発
http://www.yonden.co.jp/energy/atom/more/page_04e.html

ここで四国電力さんが言っている目標値は年間0.05ミリシーベルト。
   →計算で 毎時 0.057マイクロシーベルトです。 0.057 x 24h x 365日

原発から出る全ての放射線を全て浴びたとしたらですね。バックグラウンドの放射線量と合わせると、通常の空間線量が0.100マイクロシーベルトと倍になるくらいだと思います。

川崎市のモニタリングポストの縦軸の上限は3.11の前は 150ナノシーベルト=0.150マイクロシーベルトでした。本来ならばこれがボーダーラインのはずで、もうどうしようもないくらい、撒き散らされた結果だと思います。

http://www.atom.pref.kanagawa.jp/

原子力発電業界は改めて言う必要もなく崩壊して地に落ちてます。

関東地方は今後何十年もセシウムの汚染と付き合うことになると思います。森や湖はチェルノブイリと同じように汚染されてしまいました。チェルノブイリの事故圏では科学的に立証されていない健康被害がたくさんあるようで、甲状腺がんは科学的に立証できた一例でしかないようです。先天的に体力のない子どもたちが沢山生まれているとの、地元医師からの報告があります。日本では海に大量の放射性物質が流されました。チェルノブイリとの違いはここで、海藻や小魚を骨ごと食べる習慣がある日本人でどういうことが、起こるのか、起こらないのかがただただ懸念されます。

風評被害も、悪意の差別も無邪気な差別も、もうどうしようもなく起こるので、それをふまえて生きていくしか無いとわたしは思います。