あとだしなしよ

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でんきくらげ

2007年02月24日 | 日本映画
でんきくらげ
1970年、昭和54年、大映(東京撮影所)
監督:増村保造
出演:渥美マリ、川津祐介、永井智雄、玉川良一、西村晃

ものすごいタイトルの一作。渥美マリさんのブコツな感じのセリフ回しは一度見たら忘れられないだろう…母一人子一人の不幸な家庭のお話。。。母親のヒモみたいな男(玉川良一)に処女を奪われ、それが原因で母親はその男を包丁で刺し殺し刑務所へ…娘は水商売に走り、我が身を売る転落人生が始まる…後に水戸黄門を演じる西村晃さんが銀座のキャバレーのオーナー役で、存在感アリ。元弁護士が話の鍵を握るも、おんなはおとこの裏切りを許さない…ダンナの遺産をモノにして『世の中で信じられるのはカネさ…おかあちゃん、二人で幸せに生きようね…』という倒錯したハッピーエンド…酒場で流れる歌は青江三奈の「恍惚のブルース」「伊勢佐木町ブルース」。昭和のニオイがプンプンする作品でやす。
思わず“東京12チャンネル”と言いたくなるテレビ東京の深夜2時55分のオンエアーでやんした。ありがとうございます。