あとだしなしよ

Japanese text only..
落書きブログです。
報道記事の全引用は元記事消去への対応です。m(__)m

メトロファルス

2006年12月28日 | music
ずいぶん久しぶりにトロファルスのライブに行きました。おお雨振る中、渋谷百軒街を歩いてあの店はまだあるなと思いつつ、少し昭和な雰囲気を楽しんでO-Westに到着。ON-AIR-WESTってO-Westに名前が変わってたみたいでしたが、中身は前と同じ感じでした。ヨタロ氏のボーカルは全然変わっていませんでしたしリズム隊のキックがズンズンきて良かったです。メリーさんのやる気の無い感じの演奏も良かったです。客入れの時にもかかっていたLed Zeppelin の Good Times Bad Timesが曲の合間?に演奏されたり、ストーンズをやったりとワケワカンナイ感じでしたが、ツェッペリンだとそれ!って選曲で嬉しい気持ちになれました。知らない曲が多くて新曲か昔の曲かわからん状態でしたが、それはまだ掘り下げる余地があるってことですね。でもCD売って無いんですよね。手塚治虫版ののハリボテがをかぶったダンサー様が出てきて激しくダンスしたりして面白かったけど、意味分かんないなあと思っていましたが不死鳥のように復活したぜぇという意味だったかなあ
"ダイダラボッチ"とか歌詞にあって文明開化クソクラエって感じもすこしあるような感じでメトロのそこがいちばんすきなところでなのでした

障子ヲアケテ

2006年12月27日 | 創作


障子ヲアケテ
空ヲ見テ

月ト星ノ アイダニ 彼ガ クルカラ

彼ヲ 見ツケタラ ソバニ 行ッテ

下ヲ見タラ イケナイヨ

目ガ 覚メテキタラ 彼ノ乗リ物ニ乗ッテ

モウ戻レナイケド 安心シテ

煙ヲ 吐イテ 飛ブ

グニャグニャノ ハリガ タクサン ミエタラ

土星マデハ アト一里

オベントウノ オニギリ ハ マダ ハヤイ ケレド

熱イ オチャヲ ドウゾ

ソロソロ 目ヲサマシテ

君ガ 起キルノハ ニヒャクネン ブリ

タビジタクハ ダイジョウブ 時間ガキタヨ

死刑執行

2006年12月25日 | 経済・政治・国際
BBCのインターネットラジオを聞いていたら日本の死刑執行のニュースが安倍晋三総理の名前と共に報じられていました。(hungって言ってたみたいだから、吊るして絞首刑ってことか…)Webだとアジア太平洋地域のトップニュースになっていて、私が思っているより国際的な関心は大きいようです。(フランスのルモンドでも調べてみたのですが、私が見た時はジェームス・ブラウンの死去のニュースに続いて二番目のトップページで報じられていました。現地の朝刊の時間帯かな…)
イギリスもフランスも死刑制度を廃止しているようです。

BBC NEWS | Asia-Pacific | Four prisoners executed in Japan



それで少し調べてみたのですがアムネスティによると世界的にみれば128カ国が死刑を法律上または事実上廃止(死刑制度はあるが執行しない国も含む)して、残り69の国と地域が死刑制度を設け適用しているそうです。また死刑制度による犯罪抑止力についても科学的に証明されていないとの記述もありました。(一昔前は日本も制度はあるが執行はしない期間が長かったような気がするのですが…)
考えてしまいます…

死刑廃止info アムネスティ死刑廃止ネットワークセンターより
死刑に関する事実と数字
死刑存廃問題 - Wikipedia



にっぽん昆虫記

2006年12月22日 | 日本映画
にっぽん昆虫記
1963年 昭和38年、日活
監督:今村昌平
出演:左幸子、北村和夫、吉村実子、岸輝子

ドイナカの村が最初の舞台だったけれど何処だか分からなかった。(後記:山形県の実在が女性をモデル)北海道か東北のほうだと思ったけど何処だろう、ネットで調べたけれど分からず。円空の仏像みたいなのがこの山の神様だった。左幸子も凄いがコノ北村和夫のお父さんも凄いゾ、性不能?のウスラバカの役で年齢差が20以上ある妻を娶り、そいつが結婚二ヶ月目に生んだのを自分の子供と信じている…その子供が大正生まれの主人公のトメ。この女の人生はビンボーでろくなもんじゃない…財産目当てで結婚させれらた夫は一夜の契りで戦争へ捕られ戦死。幸か不幸か子供ができてしまい家計の為に、お国の為の明治の伝統産業ともいえる紡績工場の女工員でコキ使われ、敗戦後はアカの運動員をするが首謀者とみなされクビ……オンリーさんの家政婦、アヤシイ仏教系の宗教団体から曖昧屋の女性労働者に、中小企業のオッサンの愛人…など点々する。娘もオッサンの手込めに…されるが盗るものは盗って自立。
太平洋戦争、血のメーデー、60年安保などの映像が織り込まれるがそれどころじゃないよって人生が描かれる…ドイツの映画祭でこの左幸子さんの演技が主演女優賞をとったのは、やはり土着色が大きく残るお土地柄なのかなあと思ってしまった。

第37回(1963年度)キネマ旬報ベストテン 第一位
左幸子、ベルリン国際映画祭主演女優賞
フイルムセンター解説
Wikipedia英語ページのほうが詳しい。。

書を捨てよ 町へ出よう

2006年12月20日 | さまざまなことを!
書を捨てよ 町へ出よう
1971年,昭和46年 人力飛行機舎+ATG
監督:寺山修司
撮影:鋤田正義
音楽:下田逸郎,J.A.シーザー,柳田博義
美術:林静一,榎本了壱
出演:佐々木英明、斎藤正治、小林由紀子

音楽がロックバンドサウンド+ミュージカル的合唱な感じで、廃盤のサントラ版が欲しくなってしまうくらい良いです。ハードロックというか前ミカバンド的なサウンドで、英米ものとも少し違うグルーブを感じます。(ニューロックっていうの?)カッコイイ。この音楽のおかげでいわゆる青森出身の寺山修司さんのエロアングラビンボー世界と少し離れた作品になっている気がします。鋤田正義さんのカメラもヨカッタ。60年代と70年代がクロスしていて、当時の時代の熱さが感じられて、「健さん愛してる」とか「私が娼婦に~」の下世話な感じとか、「ピース~ダダダ」や「フリーダム」の熱さとか良いです。さぶ?の同好人募集の人達の話などから、この時代は月給が2万から4万だった模様です。

コカコーラのビンの中のトカゲ
お前にはこのビンを割って出てくる力なんてあるまい!
そうだろう にっぽん!
海峡にしぶく ウラン! (恨み?)
身を捨てるのに 値するだろうか?
祖国よぉ!
身を捨てるのに 値するだろうか?
祖国よぉ!

*絶叫している為、よく聞き取れず…

ラストシーンの連続する顔はみんなカッコイイと思いました。

第45回(1971年度)キネマ旬報ベストテン 第9位

海と毒薬

2006年12月18日 | 
海と毒薬
遠藤周作 昭和32年

戦争末期に空襲が続く中、無差別爆撃を行った米軍捕虜に対して行われた生体解剖事件を小説化したもの。オペに立ち会った末端の見習い医師や看護婦の心理、生活が描かれていた。生体解剖の描写以外にも、満州の貧富差の激しい植民地支配の様子や昭和初期の日本の子供たち、小説の冒頭の昭和30年代の地方都市のさびれた描写も興味深かった。医学生戸田の理屈を並べたてるご都合主義と利己主義は、こんな医者や政治家や夫などに身を預けることになったら本当に嫌だと思わせるものだった。小説中の解剖は肺結核の実験のためのもので、遠藤周作自身も肺結核を患っていたらしいのでそのへんの引っかかりもあったのだろうか…捕虜に対して無機的に行われるオペのシーンは、医師に対する不信感さえ抱いてしまった…中国での日本兵の様子もチラチラ描かれています。主人公の学生、勝呂医師は無理に強制されたわけでは無い形で助手としてオペに参加する。意志薄弱な性格として描かれる彼は、良心の呵責から実行後に人間味を失ってしまう…好きだった詩も心に響かなくなる。いやだのひと言が言えなかった為に…
肝心の執刀医の心理や背景が描かれていないのが物足りない気がしたが、実話を元にしているので障害も多かったのだろうか。「悲しみの歌」がこれの続編だとのこと。


イッセー尾形のとまらない生活25周年記念

2006年12月08日 | さまざまなことを!
イッセー尾形のとまらない生活25周年記念」を原宿のクエストホールで見ました。


イルミナシオンat表参道

ネタバレしているので、ちょいとニュース記事を引用しておきますね。

○東電の電柱に折損の恐れ=2000年以降、6本確認-保安院、点検を指示 (時事通信社 - 12月08日 13:10)

 経済産業省原子力安全・保安院は8日、東京電力の電柱の一部に、コンクリートの鉄筋が腐食して折損しやすいものがあるとして、同社に点検と補修を指示した。同社によると、2000年5月から今年9月までの間、6本の折損が確認されたという。けが人はなかった。

 東電によると、折損の恐れがあるのは、日本コンクリート工業(東京都港区)が1975~77年に製造した電柱。水素に反応しやすい鉄筋を内部に使っているため、電柱にひびが生じて雨水が浸入すると、発生した水素で強度を低下させる恐れがあるという。 

[時事通信社]


電柱にツッコミをいれているのが経済産業省原子力安全・保安院ってのが恐ろしいねと思いつつ…

演目は…

・プードルケータイ金髪エビちゃん系?待ち合わせ女
・一流研究機関のじいさんの守衛(裏門)       
・地元が三軒茶屋の茶髪キムタク系高校生の地元ホテルの企業面接
・大企業のおそうじおばさんの過去…
・自衛軍系ポマード万能ヘリ?パイロット
・秘境のたぬき眼鏡店で眼鏡を作る話
・場末の病院の受付のおばあさん
・哲学変態ウクレレ歌手:D ハイデグァー…シェイラ・フランクリン… なんだよそれ

なんだか伝言ゲームみたいな感じスネ。せま~い^^;世界で生きる愛すべき男と女にスポットライトが当てられイッセーさんの一人芝居で演じられました…私は“学生紛争時に機動隊の乱入に腰を抜かした過去のある悲しい守衛さん”と世間が狭い(テリトリーが三軒茶屋だけ)高校生が『蟻を踏んだ思いで』話がツボでした。「アトムじいさん」を生で見たかったけれど…

25年目の公演だったそうですが、私は初めて見せていただきました。開始前のロビーでメンチカツバーガーを頂きました。ありがとうございました。