gradi による放射性物質の移流拡散シミュレーション 概要
gradi による放射性物質移流拡散シミュレーションの結果を可視化しました。 すでにSPEEDIや各国気象庁によるシミュレーション結果が公表されています。 しかし前者の計算は線源に近い地域に限られており、 また後者の計算は広範囲ではあるものの空間的に粗いものでした。
これに対し、gradi による本シミュレーションでは、 東京近郊でのより詳細な放射性物質の分布を見積もっています。 加えて、シミュレーションでは降雨による放射性物質の落下の影響が考慮されています。
放射性物質移流拡散シミュレーション 2011年3月12日-2011年3月27日
左パネルは移流物質の濃度、右パネルは雨で落下した物質の(積算)濃度を表しています。両パネルとも対数間隔です。
株式会社 K & F Computing Research
このシュミレーションだと3月15日の深夜から16日の大放出も神奈川あたりを境にして南下してないようです。#福島では15日に雪が降ったのですか?
3月21日に雨が降ったときも、神奈川より南ではヤバい雨はあまり降っていないようです。
私には高い山で風がストップして、関東平野に留まったように見えました。
こちらは
文部科学省のもの。
福島第1原子力発電所(特定条件 WSPEEDI)[平成23年3月25日(金曜日)] (PDF:594KB)
福島第一原子力発電所事故の経緯 - Wikipedia
<ご参考>
全国のグラフ東京の新宿は高線量だな、、
横須賀、泊局のデータ。3月14~16日
原子力艦環境放射線モニタリングシステムより
放射能雲がはるか上空を通過しただけだという防衛大学の記述をみましたが雲?が通過した後でも下がらずに残っているように見えるので、地面に積もったものもあるのではないでしょうか?15nGryだったものが、通過後も40nGry台に上がっている。(低空、絨毯爆撃のイメージだろうか?)
以下では雨と共に落ちてきて海に蓄積されていくのが、推察されます。
横須賀港 小海局(1号局)2011年03月23日(水) 空間23:16現在
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/d7/4f38b8c29ed91ade43a33b1bb3c761a1.png)
海水23:16現在
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/b5/95effba60b1c0b88ab2e994affaf8e3a.png)
降水量23:16現在
渋谷、東電電力館の数値#3/15の渋谷、高いですね。。438nGry
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