見て歩記

暮しの中で心に留まったこと、なんでもかんでも。

山笑う

2020-04-11 15:56:37 | 


「山笑う」
俳句の季語で馴染みの表現。

この季節、本当はほっこり暖かい日に、
山裾に肩を並べて陣取って、
コンビニおむすびなど食べながら、
笑う山を見上げている筈なのに。

「新型コロナウイルス」とやらが現れて、

誰も彼も顔半分を覆ったまま、
不機嫌に項垂れて、
手も届かぬ位置から夫々に
上目使いに「山笑う」今の景色を眺めている。

ああ~。
溜息ひとつ、春の風に乗って流れゆく。













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