見て歩記

暮しの中で心に留まったこと、なんでもかんでも。

風露(ふうろ)草

2017-09-18 10:14:22 | 




この花の名前を「風露(ふうろ)」と、教えた人がいる。
もうしばらく会っていない。
今回、「赤ソバ」を撮影に出かけて、偶然にも見かけた。
花はその日の思い出を回想させながら、被写体となる。

考えてみれば、
高齢のこの年齢になる迄には、数え切れない程の花を観たり、知ってきている。
夫々に最初の出合いがあった筈だが、
この「風露」ほどに、はじめての出合いを生々しく、
蘇らせる花は他にない。

秘すれば花
世阿弥は、私の心の中に「風露」の可憐さを密やかに咲かせてもいる。

コメント
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