loisirs

日々、小さな楽しみを見つけて・・・

本2冊

2012-02-14 | 

私は

本を読む時

ストーリー性の強い物は

1冊に絞って読みます。

でも、

淡々としているものや

軽い文型の物は

2冊平衡して読んだりする事があります。

ハードカバーの物は

重いので

家用

文庫本は持ち運びし易いので

バッグに入れて持ち歩き用で

これも平衡して読むケースです。

 

「ジョン・マン」は1冊に絞って読んだ本です。

 

そして

あの黒猫ヤマトの社長さんであった

小倉昌男さんの

「経営学」(ハードカバー)

平衡して読んでいた文庫本

沢木耕太郎さんの

「旅する力」

唯野未歩子さんの

「正直な娘」

2冊を今日

読み終えました。

 

沢木耕太郎さんの

「旅する力」は

例の

「深夜特急」を書いた

裏話やきっかけ、

書き進めていった流れ等を

書いた本です。

 

唯野未歩子さんの

(唯野さんなんていうと

なんか私としてはむず痒いのですが・・・

実は唯野さんは

娘の小学校からずーーと一緒だった

クラスメイトで

~さんなんて呼んだことはないのです。

タラとか未歩子ちゃんとか呼んできました)

「正直な娘」は

思春期の不安定な女の子達の

自由な中で

いつ自分が外されるかわからない不安

それでいて

相手を常に思いやっている仲間。

表面ケラケラしていても

真髄で

深く傷ついている。

友達のつまずきを酷く悲しんでいる。

複雑な今の人間関係の様なものが

見え隠れするような文でした。

 

ちょうど

私の孫が

この位の年頃ですが

大人と接する彼女の表情には

このストーリーの様なところは見えません。

おそらく

同じ世界にいるのだと思えます。

 

我々が

この時期だった頃よりは

ずっと複雑になっており

我々の頃の方が

ぬくぬくとした中で

ゆったり育っていたような気がします。

 

私の娘や未歩子ちゃんの通っていた学校は

それはそれは自由で

個人を大切にする

規制の殆どないといっていいほどの

学校でした。

けれど

そんな自由な中でこそ

自分を見失わないで過ごしていくということは

どんなにか大変なことなのです。

この文からは

そういう環境で育った

彼女が浮かび上がっています。

 

以前、観た

彼女が監督であった映画

「三年身篭る」

奇想天外なストーリー。

でも

観た後

ほのぼのとした

温かさに包まれた映画でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする