本屋さんで
買おうかどうかと迷った1冊
いつも
本の交換をしているお友達が
歴史物好きなので
かぶるかも・・・
と思っていましたら
案の定
お友達から
その本を買ったかどうかと
問い合わせがきました。
歴史物はそちらが専門なので・・
と申し上げて
お友達に買っていただきました。
回してく下さったこの本。
やはり
噂に違わず面白い本でした。
「村上海賊の娘」 和田竜 著
織田信長が
室町幕府最後の将軍
足利義昭を奉じて
京に旗を立て
西に勢力を伸ばそうとしていた頃の事。
信長と大阪本願寺の戦は7年目を迎えていた。
織田方と大阪本願寺、毛利家との戦い
その両家に付く水軍海賊の
村上家と真鍋家との
壮絶なる争い
実際には目を覆いたくなるほどの
残虐さであるのに
軽妙なタッチと
真鍋家の冗談かとも取れる
明るい、軽い方言で
この本は抜群のリズムを取りながら
進んんでいく。
そして
そこここに
感じられる
人の心の温かさ。
それらの機微を煌めかせながら
ページをめくる手ももどかしい様な
ストーリーの流れになっています。