「夢をまことに」 山本兼一 著
1800年代
近江 国友村の
鉄砲鍛冶職人の家に生まれた
一寛齋が
色々
新しい物作りに挑戦していくお話です。
テレスコッフ(telescopeのこと)は
このストーリー
最終、
究極の発明で
オランダのお手本を元に
オリジナルな
オランダ品以上の機能を持ったものに仕上げること
で終わっています。
まだまだ
この方の夢は
空を飛ぶ船(飛行機)
であったり
海中を行く船(潜水艦)
であったりします。
この本の中では
仕上がってはいませんが
夢は次々
大きく大きく広がっていき
その道に向かって
諦めという言葉をしらない
一寛齋。
その努力が
国友村の飢饉を救います。
この本を読んでいますと
なんで??
ここは
こういう材質を使えばすぐにできるのに・・・
と思ってしまうのですが
この時代には
当然
そんな材質は存在しないのであって
だから
限りない努力が必要になってくるわけです。
今は今なりに
発明の苦労はあるでしょうが
この時代の発明とは
本当に手さぐりの
大変なものであったと感じさせられてしまいました。