本 政と源
「政と源」 三浦しをん 著
久々 三浦しをんさんの本です。
全く違う分野の仕事
まるで正反対の性格
もう
人生の3/4は生きたであろう
幼馴染のこんな二人
そして
この方のいつものテーマであるかと思われる
日本の古き仕事技がテーマです。
源さんは
日本一
いいえ
世界一と自負する
つまみ簪の職人で
熱烈に恋した奥さんを
若くして亡くします。
反対に
大学を出て
懸命に働いてきた
銀行マンの政さんは
従順と思われていた
奥さんに
ある時
突然に
家を出て行かれます。
でも
そこは三浦さんの文章。
出て行かれた奥さんとも
最後は
なんとなく
縒りが戻りそうな雰囲気で終わっています。
源さんと政さんの
意地を張ったり
喧嘩になったり
それでも
底に流れるものは
やはり
幼馴染の良さ
相通じる気持ち
こんな
子供の様な
大人の付き合いを
相変わらずのタッチで書きあげておられます。
ワタクシ
たまたま
今日
アンサンブルの合わせ稽古があったのですが
このお仲間は
正に
幼馴染。
小学校時代の友人達です。
男性女性を問わず
兄弟姉妹の様なお付き合いです。
本当に
幼馴染というものは
掛買のない
大事な宝物です。