【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

小箱の中の小さな宇宙

2010-04-19 17:06:56 | ハーブと香り雑学


   こんな春には珍しい? 
  鯖雲の空で明けました。

   しかしながら、概ね晴れの
  天気に変わりありません。

   起床時の気温は16度。
  昨日より3度も高くなっています。
  
   久し振りに暖かい朝。
  ただ、このお天気も、
  どうやら今日まで。

   明日から又、
  すっきりしない天気が続くようです。

   さて、今日も冒頭の写真から。
  ポプリ作りは今年こそ、
  止そうと思っていましたのに。

   朝一番に庭に出た時・・
  新聞を取って階段を上る時・・。

   ついつい花びらを
  確認している私がいます。

   ポプリ作りも本当は瑞々しい
  花びらの方がいいそうですが、
  今の私には、そんな事は関係ありません。

   摘むのは、しんなりして終わりそうな花びらだけに限っています。
  枯れてしまえば、そこまでの命ですものね。

   そんな風に言い訳して摘んでいますが、
  果たして花の心は・・?
  
   写真のポプリは、以前ほど積極的ではありませんが、
  それでも、この1ヶ月に溜まった花びらです。

   今日は、チョコレートの箱に入れてみました。
  本来なら瓶に入れますね。箱では中の花びらも見えませんし・・。
  実は、理由(わけ)があるのです。ちょっとしたサプライズ。

   「チョコレートはいかが・・?」 と、おもむろに小箱を開け・・。
  「どうぞ!」 と差し出した時の、みんなの驚く顔が見たいから。
  ~なんて。

   とは言っても、これまでに何人もの方に披露してしまいましたので、
  新しい方を開拓しませんと・・。忘れて2度目・・なんて、シャレになりませんもの。
  そうそう、生協の方はまだでしたっけ・・。

   そうそう、この小箱、良い面も。
  上のゴディバのチョコの箱(黄金色)は、丁度 【1年前のもの】 です。
   
   ご覧のように、あまり変色はありません。
  蓋を開けない限り花びらは見えませんが、紙との相性は良さそうですね。


【山椒「サンショ」の花】


   ところでハーブも、ラベンダーをトップバッターとして、順調に育っています。
  こちらは日本のハーブ、「山椒(サンショ)」 です。
  
   2、3日前から黄色の花が咲きました。
  春には黄色の花が多いそうですが、本当ですね。

   山椒には、「実山椒」 と 「花山椒」 があるそうですね。
  この花は佃煮にすると美味しいそうですが、そこまでには何年もかかりそうです。  

春に嘔う

2010-04-18 22:13:28 | 香る庭の花綴り

 



   今朝は雲、一つない快晴の空となりました。
  ただ起床時の気温は、13度。冷たい朝です。
  尤も、その後気温は上がり、爽やかな天候となりましたが・・。
  
   こうなりますと、草花は正直ですね。
  眠っていたそれも俄かに目を覚まし、
  光と彩りを増して来たような気がするから不思議です。

   「・・・ 略 ・・・勿論、あれも美しいわ ――
  そうだわ、まばゆいばかりに美しいわ ――
  自分が美しいって事を知っているようね ――
  ・・・ 略 ・・・ 小母さんこんな朝には、
  ただただ世界が好きでたまらないという気がしない? 
  それに小川がずっと笑い続けながら、
  ここへ流れて来るのが聞こえるの。
  小川ってどんなに愉快なものか小母さん考えた事あって?・・・」

                                         【「赤毛のアン」 第4章】

   さて、冒頭の写真。
  庭のフリージアが続々と
  花芽を付け、開花しています。
  芳(かぐわ)しい香りと共に・・。

   首を僅かにかしげ、
  仲良く並んで咲く花に目を遣る度、
  ふっと心が和み、癒やされます。

   そう言えば花言葉は「無邪気」。
  これ程ピッタリの花はありませんね。

   最近では様々な色のフリージアが出ていますが、
  フリージアと言えば、まず黄色が思い浮かびますね。次いで白。

   わが家でも何種類かの色を同時に植えましたが、いち早く咲いたのは黄色。
  まるで手を繋いでいるかのような姿を除けば、“水仙に似ているな・・” と思ったものです。
  何と和名は、「浅黄水仙」。納得です。

   そして右上の写真。又々、庭に新発見です。  
  「藪蘭(ヤブラン)」 の中から何やら、ニョキニョキ。
  
   勿論、植えた覚えなど全くないものです。
  さてさて、どんな花・・? が咲きますやら・・。



   ところで、今年はどの花も、持ちがよろしいようです。
  こちらは、先日のチューリップが少々、開いた所。
  これはこれで趣きがありますね。

   チューリップこそ、蕾から花が開くまで、
  いいえ、花が開き切って茎がしんなり曲がるまで、
  それぞれに美しいものはないでしょう。 

薔薇の花咲くインテリアⅢ

2010-04-17 15:11:11 | 私の手作り夢時間


     昨日の雨は上がり、“朝から青空” となりました。
    こんな朝は勿論、
    「空気はピカピカ光っているわ」 状態です。

     おまけに樹々や草花の葉っぱには、雨粒の宝石付きですもの。
    こちらは、キラキラ光っています。

     雨上がりの朝の定番の言葉ですが、
    カラッと晴れ上がる事のない昨今、
    これさえも久し振りのような気がします。

   それに、寒さもやっと平年並みに。
  尤も、お天気と共に長続きしないようで心配なのですが・・。     









     さて、「薔薇の花咲くインテリア」 第3段。
    相も変わらずですが、
    今度はマガジンラックに薔薇が咲きました。

     こちらはピアノの下に長い事、
    置きっ放しになっていて、
    すっかり忘れ去られていた代物です。

   白木だったそれは、日に焼けて飴色に変身。
  すっかり見違えてしまいました。

   その色と材質を活かして・・
  (と言えば、聞こえはいいのですが)そのまま描く事に。
  実際は単にめんどうだっただけなのですが・・。

   でも、以前の 【ランプ】 と同じように、
  丁度いい色合いになっていて・・これも怪我の功名ですね。

   ~なんて言いながら・・下地を塗らなかった事への後悔しきりです。
  折角の薔薇が映えませんもの。変に労を惜しむものではありませんね。

   ただ、サイド側はいいにしても前後左右、
  全部で6面、小さい薔薇のしんどい事!
  その上、内側の葉っぱの描きにくい事と言いましたら・・。

   そうそう、写真では本来の使用目的通り、
  雑誌を入れていますが、グリーンを入れてもいいですね。
  スリッパなどもいいかも知れません。

花と蕾のファンタジーⅡ

2010-04-16 16:33:16 | 香る庭の花綴り


   



   起床時は、降っていなかった雨。
  いつの間にか・・音もなく降り出しています。
  その雨は、目を凝らして漸(ようや)く分かるほどの霧雨なのですが・・。

   気付いたのは、午前9時過ぎ。
  “今日は、午後からだったのでは・・?”
  ~なんて、空に向かって呟いてみても詮方ありませんね。

   おまけに2月下旬の気候とか。
  灯油の方も残り少なくなっているだけに暖かくなって欲しいのですが・・。
  それにしても・・。

   “・・・美しい、気紛れな、渋々やって来るカナダの春・・・”
  『アンの世界』 で、こんな文章を目にした記憶がありますが、
  本当に今年の春は気まぐれで、渋々・・のような気がします。






【小手毬】   【フランス菊】


   


   さて、今年の何とも気紛れな天候と寒さ。
  巷では野菜の高騰が話題になっていますが、庭の花たちは続々と蕾を付け、
  花開き、百花繚乱の態勢を整えつつあるように思います。

   「小手毬(コデマリ)」 がツンと白く、丸い小さな蕾を付けたかと思えば、
  マーガレットに似た 「フランス菊」 は、これで何度目の開花でしょうか・・。
  かと思えば、一足早く咲いた黄色に続いて紫色の蕾を付けたのは、「フリージア」。

   「蔓日々草」 や、「星花(花韮)」 に至っては、例年以上に花を付けていますし、
  「ラベンダー」 や 「セージ」、「ベルガモット」 等など・・
  ハーブの生育も今の所、何ら変わりありません。


   そうそう昨年、生協より求めたワイン色のラベンダーが、
  小さな小さな花芽を付けているのを発見。
  昨日も記した、リラの樹と共に楽しみです。

   「・・・ 略 ・・・青い、成長して行くものを相手にのんびり仕事をし、
  毎日可愛らしい新芽が出るのを見守っているのは、
  創造の仕事に手を貸しているようなものだと思いますわ。
  丁度、今うちの庭は信仰に似ていますわ ――
  希望しているものの実質ですわね。
  でも、ちょっと待たなくてはなりません」

                                 【「アンの夢の家」 第18章】

風に揺れる風情

2010-04-15 17:30:57 | 路傍の花~道草

【長実雛罌粟「ナガミヒナゲシ」】



   晴れのお天気、長続きしません。
  今日は、早くも真珠色の空。

   その白い空にリラの樹が、
  濡れたような若葉を繁らせています。
  黄緑色の本当に美しい葉っぱ。

   この北国の樹、リラ。
  今年は寒い? からでしょうか・・
  すこぶる元気そうに見えるのは、
  単なる気のせい・・?

   そうそう先日、
  生協より求めた、同じリラの樹。
  (花色が違います)

   葉っぱも何も付いていない、
  単なる木刀のようなもので
  あっただけに、根付くかどうか
  心配したものです。

   随分、長い事、
  そのままの状態でしたから。

   今日、やっと芽吹きを確認。(少しだけ膨らんだ状態)
  ほっと胸を撫で下ろしました。

   さて、冒頭の写真。
  家から少し行った所に、この 「長実雛罌粟(ナガミヒナゲシ)」 が咲いていました。
  わが家の庭のそれは、まだですけれど。

   所謂(いわゆる)、「ポピー」、「芥子(けし)」 ですね。
  フランスでは 「コクリコ」、スペインでは 「アマポーラ」 と呼ばれている花。
  何だか言葉の響きと言いますか・・語感が素敵。

   そう言えば、一昨日出掛けた際にも線路沿いに咲いていましたっけ。
  風に揺れる華奢な姿は、儚げで本当に可愛いですね。
  思わず見惚(と)れていたものです。

    「ああ皐月さつき仏蘭西ふらんすの野は火の色す
          君も雛罌粟こくりこわれも雛罌粟」
~与謝野 晶子








   そして野苺の花。
  これも同じ場所に。
  素朴な花ですね。

   『アンの世界』
  彷彿する花。

   そして、こちらは昨日の
  黄昏の空です。夕空に薄紫の雲。

   久し振りに夕空を
  眺めた気がします。

    暖炉の火影ほかげがグリーン・ゲイブルスの台所の壁に
  躍っていた。春とは言え、肌寒い夕 であった。
  開け放った東の窓からは、得も言われぬ美しい夜の
  諸声もろごえが流れ込んでいた。・・・略・・・
  
                               【「アンの愛情」 第22章】

   今、PC上の気温は9度です。
  火影こそ見えませんが、ストーブを焚いています。

   4月も半ばだと言いますのに、
  これではまるで 『アンの世界』 そのものではありませんか・・。
  ~なんて言いながら、ちょっぴり楽しんでいる? 私です。  

花と蕾のファンタジー

2010-04-14 16:05:26 | 香る庭の花綴り




   何だか久し振りの感のする、“朝から太陽”。
  でも朝の空は、趣きのある、秋から冬のそれではありません。
  
   尤も、わが家から見渡せる事の出来る、東と南の空に限るのですが・・。
  今は、淡い水色の空が広がっています。本当に爽やかな良いお天気!

   ところで少々、ヒンヤリ感もあった今朝の庭。
  つい数日前まで庭一杯咲き誇っていた、「けまん草」 が、いつの間にか枯葉色に。

   一方、早春から結構長い間咲き、私達の目を楽しませてくれていた、
  「ヒヤシンス」 や 「水仙」 は、そろそろ終わりです。

   それに代わるように今、盛んに新芽を付けているのが薔薇。
  それともう一つ、「ジャスミン」 です。
  
   【注:「羽衣ジャスミン」 は別名。「ジャスミン」 が正式名称。
  一方、「マダガスカル・ジャスミン」 や、「カロライナ・ジャスミン」 は、
  ジャスミンに似た甘い香りから付けられた園芸名で全くの別種】

   真っ白な花を咲かせるなんて、およそ信じられない紫がかった紅色の蕾。
  その蕾と咲いた花との意外性も大層、珍しい花です。
  
   勿論、香りは周知の如く、一級品です。
  何と言っても、ジャスミンは 「香りの女王」 ですものね。



   さて庭は、毎日新しい発見です。
  堅く蕾を閉ざしていた、
  マーガレットが、やっと開花。 
  
   この花は、「香りマーガレット」 と
  言われる品種で、香り付きです。

   他にも沢山蕾を付けていますので、
  辺り一面、甘い香りに包まれるのが、
  楽しみでなりません。

   「・・・・・この庭に幻影の
  ような不思議な匂いが
  漂って来ますね。」
  オーエンが言った。

   「どの花から
  匂って来るのか、
  僕にはどうしても
  分からないんですよ。

   捉えどころがなく、そこはかとなく漂い、
  素晴らしくいい匂いです。」
                【「アンの夢の家」 第38章】

   チューリップも、フリージアも仲良く寄り添って咲いています。
  チューリップは兄妹、フリージアは四人姉妹でしょうか・・? 
  だとしましたら・・「若草物語」 ですね。
  
   花っていいですね。
  例えどんな花でも、人の心を和ませ、
  明日への夢を膨らませてくれる、不思議な優しさを秘めていますから。
  四季折々の花に恵まれる、日本という国に生まれた幸せを思います。

レモン色の吐息

2010-04-13 17:53:17 | レトロ(素敵)な空間~散策

【菜の花】

【蒲公英(たんぽぽ)】

   昨日の雨は、起床時には
  上がっていました。
  
   しかしながら爽やかな快晴・・
  と、いう訳には参りません。

   重い空が続いています。
  気温は、寒くもなく暑くもなく・・。

   それでも今晩辺りから再び、
  寒気が入って来るとか。

   今年は、いつまで経っても、
  冬物と縁が切れません。
  完全におさらば出来るのは一体、いつになるのでしょう。

   さて、野暮用で街まで下りた帰り途、久し振りに道草です。
  気になるのは、一昨日は満開だった桜。

   やはり、と言いますか・・
  昨日の雨で、(全部落ちた訳ではありませんが)
  小径は、ピンクに染まっています。



   淡いピンク・・桜色の径は、
  紅葉(もみじ)の落葉とは又、
  違った趣がありますね。
  
   それは、最初から桜模様の
  径のようで、その花びらの
  絨毯の上は、あくまでも静か。
  
   落葉の時のように、
  カシャカシャ音を立てて・・
  歩くなんて事はしませんもの。
  
   自然、歩き方もしっとり? 
  おしとやかになりますね。
  (・・という事にしておきましょう)

   そして、この径を抜けると・・。
  今度は、「菜の花」と「蒲公英」、
  レモン色の出迎えです。
  
   前回 は、ちらほらだった
  土手の 「菜の花」 は、満開。
  勿論、香りも伴っています。

   かと思えば、
  「蒲公英」 で一杯の野原。

   実は、この場所、唯一 【アン気分に浸れる場所】 なのです。
  それにしても、2年前も私はここに。
  
   僅か4日早いだけですが、あの時は 「蒲公英」 咲いていませんね。
  この場所よりずっと右側・・なんて記しています。
  
 

仲良し、こよし~♪

2010-04-12 15:31:51 | 四季のスケッチ


     雨の週明けとなりました。暖かい雨。
    これで桜の花も終わりでしょう。俗に、「花散らしの雨」 ですね。
    でも、散らしだけ余計ですね。ここは、「花の雨」 としておきましょう。

   しかしながら、この 「花」、何と美しい言の葉の数々があるのでしょう。
  例えば、「花の浮き橋」(花が水に散り、敷いたのを橋に見立てていう語)、
   「花のしまき」(花を散らす風)、「花のたもと(華やかな衣服)、
  「花の雪」(白く咲いた花を雪に見立てていう語)等など・・。
  枚挙にいとまがありません。

   さて、冒頭の写真。
  初めて蕾を付けて随分経ちましたが、やっと黄色のフリージアが開花しました。
  
   そのサマを兄妹が仲良く手をつないだように見えると 【先日】、記したものですが、
  それは、そのまま家族と言ってもいいのかも知れません。
  
   それも本当に仲の良い・・。見ているだけでも微笑ましくなります。
  1、2、3・・・ざっと数えて7人? 家族。それにしても、今時珍しい大家族ですね。

   その手をつないだ花芽、開花したのは3輪だけですが、
  これから続々と開花して行くでしょう。
  又、花色も他に白、紫? とありますので当分楽しめそうです。
   
   ところで、このフリージア、芳香のある花で知られていますね。
  でも、日によって香り高い日とそうでない日が・・。
       
   フリージアの花が一番香るのは、気温、15度から20度。
  湿度、50%から70%。日光が当たれば当たるほど、
  その香りは増すそうです。典型的な春の花ですね。





   ところで、話はガラッと変わって。
  1週間くらい前の新聞を読んでいましたら、次のような記事に目が留まりました。

   そうそう、その通り。~なんて、頷く事しきり。
  「赤毛のアン」 や 「エミリーシリーズ」 のフレーズなど、
  未だに、せっせと書き写していますものね。兎にも角にも、読書は素晴らしいです。


春の妖精が微笑む時

2010-04-11 16:46:16 | 香る庭の花綴り


   日替わりの空は、今日も健在です。起床時、パラッと来た空。
  相変わらず真珠色の空ですが、時折、薄日も射しています。

   ただ、変わらないのは気温。今日も大層、暖かくなっています。
  いいえ、暑いくらい。

   お天気、下り坂との事ですが、意外や意外・・午後になって淡い青空も。
  雨が降れば、桜、そろそろ見納めでしょうね。
  昨日は沿線上に、まだまだ満開の桜を確認出来ましたけれど。




   
   さて、こんな風に気温が上昇して来ますと、庭の花も一気に綻(ほころ)び始めます。
  今年は、気温の上下降が激しく、さすがの花達も、とまどったようですから。

   チューリップしかり、星の花しかり・・。
  子供の頃、一番最初のお絵描きは、このチューリップではなかったかしら・・?
  三つ、お山を描いて葉っぱ。後、赤い屋根のお家と女の子・・~なんて。

   「咲いた咲いたチューリップの花が、並んだ並んだ赤、白、黄色・・
  勿論、大きな口を開けて歌った記憶も・・。
  このチューリップだけは、何だか・・幼い頃の、あどけない気持ちにもなりますものね。
   
   ただ、花言葉、意外にも黄色は 「望みなき愛」、白色は 「失恋」。
  赤色だけは「愛の告白」ですが、いずれにしても愛に関する花なのですね。

   “・・・さんざしの次は すみれ で、「すみれの谷」 は一面の紫だった。
  学校へ通う道すがらアンはまるで聖地の土を踏むかのように、
  うやうやしい 足取りで、目には うやうやしい 表情をたたえて、
  ここを通っていた。・・・”
                    【「赤毛のアン」 第20章】

   そして、こちらの 「匂い菫」。
  春浅き頃からですから、
  もう随分、長い事咲いています。

   紫色に白色も加わって、
  今、盛りです。

   ↑ まさに、
  うやうやしい 気持ちに
  させてくれる花。

   小さくて可愛い花ですから、
  当然ですね。
  
   この庭が、いつの日か、
   一面紫や白に覆われた、
  「すみれの谷」 になる事を
  願ってやみません。

若い真珠

2010-04-09 15:27:15 | 香る庭の花綴り




   日替わりの空は、
  今度は花曇りになりました。

   同時に気温も下がり、
  肌寒くなっています。

   おまけに今日は南風も
  吹いています。南風は・・

   エミリー によれば、
  “小さな灰色の妖精”
  でしたね。
  
   確か北風は、“がみがみおばさん” でしたから、
  南風が一番ロマンティックです。

   それにしても普段、我家は風だけは当たらない所ですから、
  それが、このように感じられるという事は、かなり強いのでは・・と思います。
  こうなれば、満開の桜が気になります。

   そう言えば、昨夜テレビでも・・。
  “明日は、薄紅色の雪が降るでしょう・・” ~なんて、言っていましたっけ。
  花吹雪の事でしょうが、やはり春は誰をも詩人にさせるようですね。

   そうそう、昨日は美しい鶯の鳴き声をたっぷり聞きましたが、(一応山ですので)
  今朝は、こちらでも。すぐそこで鳴いているように思ったのですが、勿論姿は見えません。
  それにしても次のフレーズは言い得て妙ですね。 
   
   “目は見るだけでは満足せず、耳は聞くだけでは満足しない”
                                      【「エミリーはのぼる」 第11章】



   さて、相も変わらず蕾ばかりを集めている私です。
  蕾って、沢山の夢や希望を一杯に持っているからこそ、
  それを見ているこちら側にも、それらを分け与えてくれているような気がします。

   それは、アン の言う、曲がり角にも共通する気がします。
  年を重ねるに従って、だんだん先(未来)が見通せる、
  真っ直ぐな道になって来たような気がしますから。

   「道を曲がった所に何があるか、全然、見当がつかないわ ――
  知りたいとは思わないの。分からない方が素敵ですもの」

                                           【「アンの愛情」 第2章】

   ところで、マーガレットはギリシャ語で 「真珠」 の事なのだそうですね。
  今日のタイトルは、ここからも引用させて頂きましたが、
  それでなくても夢は、どれも美しい真珠のような気がします。





     明日(10日)は、ブログをお休みさせて頂きます。
    勝手を申しますが、どうぞよろしくお願い致します。