早咲きの古風な黄色い 薔薇 の繁みは もう花盛りであり、 芥子の影がそちこちで踊っていた。 石垣は深紅の蕾の葉鞘を星のように散りばめた 野薔薇 の繁みで窒息しそうになっていた。 薄いレモン色の百合とクリーム色の水仙が 隅に咲いていた。 リボングラス、薄荷、けまんそう、葉鶏頭、蓬、 牡丹、スウィートバーム、スウィートメイ、 アメリカ撫子などがあり、満足しきった ビロードのような蜂がぶんぶん唸っていた。 【「丘の家のジェーン」 17.】 |
ごく弱い雨が、
降ったりやんだりしています。
こちらは昨日(26日)、
例年より10日余り早い
梅雨入りを迎えました。
こんなお天気のせいでしょうね、
大層肌寒く、ワンピースの上から
もう1枚セーターを羽織る始末。
そして庭では、いつの間にか
ドクダミが辺りを席巻(せっけん)。
ただ開花しているのは1輪か2輪。
こちらも例年より幾分、遅いようです。
そんな雨模様の天気の中、
微笑んだのはリラ版
「白い貴婦人」 ことバニラ色の薔薇。
まさに真珠の微笑みです。
一足先に咲いた同じ薔薇に、
茶のシミを発見して内心
がっかりしたものです。滑らかな陶器のような肌。
ところで何度か登場しています、こちらの 「薔薇の花びら石鹸」。
このように、ポプリとして利用するのが1番いいようです。
夏場、窓を閉め切って家を空けた時に感じる、瞬間こもったような臭気。
これを置いて出掛けた今回は、全くそれがありません。
こんな花びら石鹸の存在を教えてくれた友に感謝。そう言えば・・。
薔薇には室内の嫌な香りを取り除く成分があるそうですね。
いつか求めた薔薇のお香に、そんな事書いてありましたっけ。
今日のタイトルは、薔薇の雨音なんてロマンティックなものになりましたが、
放射能の雨・・~なんて、笑い話にもなりませんね。
そんな風にならない事を切に祈って。