【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

微笑んだ公爵夫人

2011-05-17 16:38:38 | 薔薇の追憶




紅薔薇 は真っ盛りだった。
セーラは元からこの紅薔薇が好きだった ――
薔薇自身、セーラと同じく、
溌剌はつらつとした生命の喜びで活き活きとしていた。
(中略)
片隅にどんなに機嫌をとっても
1度も花の咲かない薔薇の茂みがあり、
セーラはそれを 「気難し屋の薔薇」 と
いつも呼んでいたのが、見よ!
この夏には何年もの間秘められていた美しさが
あまたの白い花となり、
そこはかとなくかぐわしい香りをたたえた
浅い象牙ぞうげの杯を思わせた。
                     【「アンの友達」 6.】 


 

   今日も概ね晴れの天気となりました。
  ただ今日は太陽が顔を出しては
  いるものの、空はぼんやり。

   遠くがあまり見渡せません。
  ひょっとして黄砂・・?

   でも、天気予報ではそんな事、
  一言も言っていませんでしたっけ。

   それよりつい今しがたには、
  パラパラ~ッと雨。
  
   ちょっぴり風も出て来て、肌寒さも。
  でも、パ~ッと太陽。変な天気。

   さて拙庭には、この華麗な花姿から
  私が「公爵夫人の薔薇」と呼んでいる
  真紅の薔薇があります。

   品種の違う、もう一つは、
  「淑女の薔薇」。

   一足先に、その公爵夫人が
  今、満開です。

   ただ、バニラ色の薔薇。
  秋から冬に咲く、シミ一つない美しさと比べますと、少々見劣り。

   別に虫が付いている訳でもないのですが・・。
  ~なんて。
  
   薔薇も、十分美しいのにこんな事言われて、
  たまったものではありませんね。それにしても・・。

   今更申すまでもありませんが、薔薇の効果って計り知れないものがありますね。
  マリー・アントワネットやエリザベートを初め、
  世界の美女たちは、こぞって薔薇を愛したものです。

   それは肖像画の中にも如実に表れています。
  薔薇を手にしたり髪に挿したり。ある時は背景に、又ある時はドレスと・・。

   そう言えば、目の前の写真立ての写真も、トマス・ゲインズバラの薔薇の肖像画。
  そして、ジュエリー、靴など、様々なアイテムにも。

   そうそう私、今、薔薇柄のワンピースを着ています。
  勿論、普段着で全くの偶然ですけれど。
  
   でも、普段使いのタオルを薔薇柄にしたり、薔薇のカップやお皿を揃える・・。
  こんな事も、薔薇ならではの楽しみ方ですね。