【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

暮らしの綺麗色

2011-05-11 16:00:17 | 私の手作り夢時間


ミス・ジェーン・マープルは、
いつもの 窓の側 に座っていた。
その窓からは庭が見渡せる。
かつては彼女の自慢の種の庭だったのだが、
今はそうは言えない。
最近では庭に目をやるたび心が痛む。
ここしばらく彼女は庭仕事を禁じられていたのだ。
かがみこむのも、土いじりをするのも
いけないという訳だ ――
         【A.クリスティー作 「鏡は横にひび割れて」】


   連日の雨模様となりました。
  最近では、2日と続けて雨など降る事はありませんでしたのに。
  早くも梅雨のようなサマに嫌気がさしています。

   それでもその合間を縫って庭に。
  つい昨日、支柱を立てたばかりと言いますのに、
  薔薇は雨の重みで思い切り腰を低くしています。

   勿論、蔓(つる)薔薇ではないのですが、思いの外繁りましたので、
  ふと、アーチに絡ませば素敵! ~なんて思ったものです。ちょっと思案中。



   さて上記の文章は、ご存知 A.クリスティー 『鏡は横にひび割れて』 の出だし部分です。
  『アンの世界』 と、クリスティー物に共通点があるという事は、
  これまでにも再三、述べていますね。

   ミス・マープルは、「パティの家」 の ジェムシーナおばさん と重なります。
  イメージ的には随分、異なりますが、いつも暖炉の前で編物をしているのは一緒。
  又、いつも窓の側に座っている処は リンド夫人 にも。

   ところで、ヨーロッパでは 「貴族の織物」 とも呼ばれているレース。
  その名の通り、レースは、そこにあるだけで、ゴージャスな雰囲気に。
  写真は暇に任せて編んだ、レース類です。

   冒頭の写真は縁飾り。
  2枚目の写真の 「薔薇模様のレース」 も本来はそうですが、
  幅が広い分、こちらは棚飾りにも。
  
   そうそう、以前にはこの同じ模様でカフェカーテンを編んだ事もあります。
  勿論、丈もより長く、幅も広げなければいけませんが・・。
  カフェカーテンと言えば、椅子に敷いているのがそうです。
  
   元々は、チェアバックだったものを応用。
  本来のカフェカーテンで、そのうち登場させますので、その時はよろしく。