【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

歴史浪漫の薫る町

2011-05-25 16:35:16 | 旅気分・夢気分

【松蔭神社】


【松下村塾】



   

   快晴が続きます。おまけに 「ホー、ホケキョッ!」 と鶯の声。
  意外な近さに感じられ、すぐ外に出てみましたが・・。
  見つかる筈はありませんね。

   こんな風に今日という1日を迎えたものですが、
  残念ながら、この良いお天気も今日までなのだそうですね。

   さて、昨日の続きです。
  2日目の朝。起床して早速付けたテレビから流れる天気予報は、雨。

   目の前の、本来なら春の陽光に煌(きら)めく光の海は鉛色。
  それでも私達は予定通り、西へ車を走らせる事にしました。
  幸いにも雨は、ほとんど降っていません。このまま降らない事を祈って。

   途中、道の駅に寄り道しながら国道を走る事、2時間余り。
  山の緑が目に沁みる、「萩往還道」 と呼ばれる山間の道を抜けると、そこは萩。
  この道こそ、参勤交代や幕末志士が往来した歴史ある道なのですね。





【歴史を感じる藩校が前身の 「明倫小学校」】


【校舎をぐるりと囲む歴史ある白塀に圧倒】

   
   

   萩では、松蔭神社を筆頭に萩城下町を散策しました。
  有り難い事に、ここでも傘の出番はありません。

   萩の印象としては一言で、清潔、清廉な美しい町。
  “さすが、吉田松陰や高杉晋作を生んだ町” と思わずにはいられません。

   そこは静かに、たおやかに時を刻んで来た町。
  それでいて、古いものと新しいものが上手く融合しているのですね。

   人も温かです。ちょっときょろきょろしていましたら・・。
  「どこか、お探しですか?」 「写真、お撮りしましょうか・・?」
  気軽に声を掛けて下さって。

   私はこれまで山口東部、所謂(いわゆる)、
  「周防(すおう)の国」 中心に見て廻ったものです。

   司馬遼太郎作 「世に棲む日々」 にもありましたが、
  どちらかと言えば、周防は農漁民の町なのだとか。

   翻ってこちらは 「長門の国」。
  肌に当たる風も、明らかに違うような気がします。

   こちら萩は、武士の町。決して派手さはないけれど、質実剛健な町。
  清貧に甘んじると言いますか・・。ゆかしい町なのです。
  雅(みやび)な山口とも又、違って。
  




【伊藤博文別邸】



   ~長くなりました。明日に続きます。