「あたし、いつだったか、魂は花のようなものだと 書いてあるのを何かで読んだわ」 とプリシラが言った。 アンは、「それなら、あんたの魂は金色の水仙よ。 それからダイアナは、赤い、赤い、薔薇だし、 ジェーンのは林檎の花、 ピンクで、健全で、優しいのよ」 「それでは、あんたのは、芯に紫色の縞が 入っている白菫よ」 とプリシラが結んだ。 ジェーンはそっとダイアナに、 あの2人が話している事が何だか、 本当は分からないのよ。 あんたは分かる? と囁いた。 【「アンの青春」 第13章】 |
今日は少々、
不安定な天気になっています。
カ~ッと太陽が照り付けたかと思えば、
俄かに暗くなり、ザ~ッと雨。
午前中は、そんな事を繰り返しながら、
一時は遠くで雷ゴロゴロ。
さて、いち早く春の香りを届けてくれた、
「匂い菫」 や 「ヒヤシンス」、
そろそろ終わりでしょうか・・。
その代わりに咲いたのが 「フリージア」。
フリージアって早春のイメージが
ありますが、今頃咲くのでしたっけ。
やはり黄色の花が、
1番先に開花したようです。
黄色って、幸せ色と同時に元気印の
イメージもありますものね。
日々変化のある4月の庭です。
【野生化した「ムスカリ」】
ところで風に揺れる花・・と言えば、どうしてもハーブのような繊細な花ですね。
そうそう、「花韮(ハナニラ)」。(2枚目の写真)
あっち見たり、こっち見たり、俯(うつむ)いたり、斜めに曲がったり、自由気儘(まま)。
この花ばかりは、“私は自由人よ~” という風情。
それに花の色も大好きな薄紫色。ただ名前が気に入りません。
葉と球根に韮のような匂いがあるからと言って、花韮なんて。
英名は、「春の星花」、こんなに素敵な名前ですのに。断然、私は英名派です。
それにしても。上記の “話している事が何だか分からない・・” 云々(うんぬん)。
まるで自分自身を見ているようです。やはり アン と 同類 のようです。