「あの砂丘の上の霞が踊る 魔女のようじゃありません? あの 水仙 に気がお付きになって? あんな見事に咲き揃った水仙は 炉辺荘では今まで1度もありませんでしたわ」 「私はあまり水仙は好きではありませんね。 これ見よがしの花 ではありませんか」 【「炉辺荘のアン」 第14章】 |
今日も晴れ渡った空になりました。
前を見ても後ろを見ても右も左も・・。
雲、一つ見当たりません。
淡~い水色の空。
大層優しく、
春らしい空になっています。
それでも朝は結構、
寒かったのですが、
昨日以上の暖かさ。
気温も、ぐんぐん上昇です。
折しも今日から4月。
これからは新たな気持ちで
暮らして行きたいですね。
さて今日の写真は、水仙の花。
その俯(うつむ)いた風情が、
あたかもこの度の震災の
祈りの姿のように思えたものです。
そんな事もあって既に 【先日】、
一部登場済みですが、今、次から次へと開花しています。
黄色、淡い黄色、白にオレンジ・・。
上記の 「アンの庭」 ではありませんが、拙宅の庭にも、
こんなに見事に咲き揃った事はかつてありません。
何しろ植えた記憶すらないのですから。
おまけに黄色は、どちらかと言えば苦手な色。
でも 「幸せ色」 と思えば、途端に心も軽やかになりますね。
ところで、水仙を 「これ見よがしの花」 と言ったのは、
暫くアンの家に滞在していた、メアリー・マライア おばさん。(「炉辺荘のアン」)
人の花に対する思いは様々ですが、面白いですね。
マライアおばさんにも水仙に対して、何か悲しい思い出があるのかも知れませんね。