【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

幸せ色の花

2011-04-01 16:16:38 | 香る庭の花綴り




「あの砂丘の上のかすみが踊る
魔女のようじゃありません?
あの 水仙 に気がお付きになって?
あんな見事に咲き揃った水仙は
炉辺荘では今まで1度もありませんでしたわ」

「私はあまり水仙は好きではありませんね。
これ見よがしの花 ではありませんか」
                【「炉辺荘のアン」 第14章】




   今日も晴れ渡った空になりました。
  前を見ても後ろを見ても右も左も・・。
  雲、一つ見当たりません。   

   淡~い水色の空。
  大層優しく、
  春らしい空になっています。

   それでも朝は結構、
  寒かったのですが、
  昨日以上の暖かさ。
  気温も、ぐんぐん上昇です。

   折しも今日から4月。
  これからは新たな気持ちで
  暮らして行きたいですね。

   さて今日の写真は、水仙の花。
  その俯(うつむ)いた風情が、
  あたかもこの度の震災の
  祈りの姿のように思えたものです。

   そんな事もあって既に 【先日】
  一部登場済みですが、今、次から次へと開花しています。

   黄色、淡い黄色、白にオレンジ・・。
  上記の 「アンの庭」 ではありませんが、拙宅の庭にも、
  こんなに見事に咲き揃った事はかつてありません。
  何しろ植えた記憶すらないのですから。

   おまけに黄色は、どちらかと言えば苦手な色。
  でも 「幸せ色」 と思えば、途端に心も軽やかになりますね。

   ところで、水仙を 「これ見よがしの花」 と言ったのは、
  暫くアンの家に滞在していた、メアリー・マライア おばさん。(「炉辺荘のアン」)
  
   人の花に対する思いは様々ですが、面白いですね。
  マライアおばさんにも水仙に対して、何か悲しい思い出があるのかも知れませんね。