【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

瞑想の香り

2009-10-13 16:51:31 | ハーブと香り雑学
【通称「ハロー・エンジェル」】


   起床時の空は昨日と全く同じ、雲一つない空になりました。連日の快晴、秋晴れです。
  しかも週間予報では今日辺りからお天気崩れるとの事でしたので、喜びもひとしおです。

   こんな時は、やはり アン ですね。
  もう何度も引用しましたが、このフレーズ以外には思い当たりません。

   「・・・今朝はこんなに日が照っていてほんとに嬉しいわ。・・・
   でも、今日雨降りでなくて嬉しいわ。
  お天気のいい日の方が辛いにしても我慢しやすいし、
  元気にしていられますもの。・・・」
                【「赤毛のアン」 第4章】

   とは言え、昨日のような “1日中、快晴” という訳には行きません。
  晴れたり、曇ったり・・。



     さて、今日のタイトルは、「瞑想(めいそう)の香り」。
    少々、大袈裟かも知れませんが、所謂(いわゆる)、
    “墨の香り” です。確かに墨には香りがありますものね。
  
     この墨の匂い、その昔は魔除けとしても、
    使用されていたのだそうです。
    同時に虫除けの効果と、浄化作用もあるとか。
    そして何より心を鎮静する作用があるそうです。

     手紙を書く前に、心静かに墨をする・・。
    喜びの手紙であれ、悲しみの手紙であれ、
    その効果の程は、容易に想像出来ます。

     今では、テレビや映画のシーンでしか記憶がありませんが、
    ピンと背筋を伸ばし、和服に袖を通した男性が書をしたためている・・
    どうしても、そんな光景が浮かんで来ます。

     (そのイメージは、私の中ではなぜか男性、
    和服は・・と言えばこれが又、紺色なのです。本当に勝手なイメージです)

     ところで “書” なんて、申していますが、
    昨日からその “習字セット” なるものを探しているのですが、見つかりません。

     お手本と共に、どこかにしまったと思うのですが・・。
    硯(すずり)は見つかりましたが、何かにつけていつもこの調子。
    
     まして見つからない代わりにその硯を “墨のお香” の置き台にするのですから。
    これでは硯、いいえ書に対する、冒涜(ぼうとく)ですね。
    この “墨のお香” は、先日、街に出たついでに買い求めて来たものです。
    
     この香り、何と申せばいいのでしょう、初めは、・・? という香りでしたが、
    クセになりそうな予感・・?
    
     でも、墨の香りのれっきとした 【香水】 があるのですから、納得です。
    しかもそれは、“心に付ける、香り” だそうです。

     お茶もそうですが、いきなりではない、“書” の前の静かな作業。
    こういう事も、精神修養の一つになっているのでしょうね。

     昔の人は、このような・・ともすればめんどうくさい作業を経て、
    書をしたためていたのですね。心がこもっているのは当然かも知れません。

     それに比べれば、現代のメールの手軽さ。
    確かに便利にはなりましたが、こんな事も “キレる” 一因かも知れない・・
    ~なんて、秘かに思っています。

     最後に冒頭の写真。
    例年は、春にしか咲かない、通称、「ハロー・エンジェル」 が、
    今年は秋にも開花。金木犀の二度咲きと言い、今年は不思議な年です。