【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

黄金色のさざ波の中で・・

2009-10-15 18:50:18 | 路傍の花~道草


   昨日とほぼ同じ、
  ほんのり桜色の空で明けました。

   しかしながら昨日と違って今日は、
  1日中快晴。気持ちの良い秋晴れです。

   ただ夜半に雨が降ったようで、
  その空気は殊の外、澄んでいます。

   ここでは同じ雨の降った、
  10月の朝の 『アンの世界』 に、
  浸る事に致しましょう。

   “・・・晴れ渡った、爽やかな、日の照る美しい秋の朝で、
  夜来の雨に打たれ、濡れそぼった羊歯しだが霜で白くなり、
  かぐわしい香気を放っていた。
   森のあちこちで、黒ずんだ、えぞ松のときわ木に向かって、
  かえでが華やかな真紅の旗を緩やかに振り、
  樺の大枝が薄い金色を見せていた。
  空気は澄んで爽快であった。・・・”
         【「アンの友達」2.  10月の章】

   それにしても、ここでも 「羊歯」
  余談ながら、この羊歯や 「苔」 の香りの香水もありますものね。
  
   【「シプレー・ノート(香調」 : オークモス、ウッド、ムスクなどを組み合わせた香り】
  私は付けた事はありませんが、ちょっと粋な、どうやら大人の香りのようです。





   くっきりした光と影の交錯する、
  蜂蜜色の長閑な秋の日の午後。
  そんな中、私は今日も道草です。

   1歩、外に出ると甘い香り・・。
  その香りの主は勿論、金木犀。

   改めて通りすがりの家々の
  金木犀に目を遣りますと今が盛り。
  となりますと・・・

   一体、あの9月の金木犀は・・?
  そんな事を思ったり、相も変わらず
  美しい空に見惚(と)れたり・・。
  そうそう、足元にも。

   そして・・いつの間にか
  稲刈りも始まりました。
  今、半々位と言った所でしょうか。
  
   偶々、稲刈りをしている所に遭遇。
  しかも今時、穂架(ほさ)に掛けながら・・。

   パタパタと稲刈り機の断続的な機械音さえ、
  こんな場所では、ちっとも耳障りではありません。
  
   寧ろ、リズミカルで軽快な音、癒やしの音にさえ感じて。
  しばし、タイムスリップした・・昭和の世界に浸っておりました。