【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

緋色への憧憬

2009-10-29 16:53:53 | 趣味の器(壺)~その他


   早朝こそ、こんな雲の多い空
  ですが、その後は昨日同様、
  秋晴れとなりました。

   おまけに日中は、
  汗ばむほどの陽気。

   こんな日は、朝早くから
  蝶や蜂などの小さな来客の
  多いこと!

   “暖かな、黄金色の雲の
  浮かぶ心愉しい午後であった。・・・・・”
         【「アンの娘リラ」 第1章】



    上記の記述そのままの
  こんな午後は、
  私だけの東屋(あずまや)に直行です。

   この秋、2度目の戸外。
  前回は、いつでしたでしょう・・?
  ただテーブルは、今日は大きな壺の上で。

   あの時は、蚊がまだまだいましたのに、
  今は、もういません。

   暖かいのは同じですが、こんな所にも、
  季節の移り変わりを感じます。
  もうすぐ 11月ですものね。

   さて今日は、昨日の漆器に食物を
  入れてみました。

   春慶塗りの菓子器には 「柿の葉寿司」、
  お皿には、「みたらし団子」 を。
  
   となれば、
  今日は渋い日本茶にしましょうか。

   ところで漆器と言えば、
  “和” の典型ですね。

   和と言えば、
  静かで落ち着いた色調ですね。

   特に・・昨日の写真では、
  目にも鮮やかに “朱色” が、
  飛び込んで来て・・。

   それは、意外にも、
  肉眼で見るのとは全く違ったもので、
  思わず、たじろいでしまった程。

   そんな、ある意味派手な色ですのに、
  周りにしっくりと馴染んでいて、
  決して邪魔にならない・・。
  新しい発見でした。

   それどころか、思わぬ元気まで頂く始末です。折しも季節は秋。
  もう少ししますと紅葉も始まりますし、旬の色、季節の色にも思えます。
  
   そして、これ程日本を感じる器もありませんね。
  同時に、陶器にはない温もりも・・。又一つ、好きな物が増えてしまいました。