【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

月映えの季節

2009-09-05 17:00:17 | 四季のスケッチ


   こんな雲一つない空で明けました。
  昨夜は、真丸い月が宵の口は
  オレンジに。(東の空)
  ちょっとドキッ!

   しかしながら休む頃には、
  冴え々とした月が南の空に。

   そして、この月は休みながら
  眠る事の出来る最高の位置に
  いたものです。なぜかホッ!
  
   思いがけないプレゼント。
  そうそう、その前には・・。

   鱗雲の中を月が出たり入ったり・・。
  この光景は少々、苦手です。何だか気味悪くて。
  
   こんな風に昨夜は、お月様に一喜一憂していました。
  でも、↓ 雲間のお月様は、こんなロマンティックな歌を詠んでいるのですね。

   「天の海に雲の波立ち月の船星の林に漕ぎ隠る見ゆ」 ~万葉集
  
   
   そして今日 5日は、満月です。
  今宵は、どんな姿を見せてくれるの
  でしょう。

   因みに今年の中秋の名月は、
  10╱3(土) です。

   お月様と言えば、
  『アンの世界』 では、
  エミリー ですね。

   その前に。
  日本でも、『花鳥風月』、『雪月花』 など、
  自然を代表するものの一つとされ、
  特に秋の月を賞美しています。

   “・・・私は樅の小山を上り、
  月光の中の霧と銀の野を
  眺めた。
   森の周りに沿った羊歯しだと柔らかい草の影は、
  精霊の踊りのようだった。

   遥か彼方の港には、太陽の沈んだ後の月光に照らされた
  紫と琥珀色の空があった。
  けれども私の後ろには闇があった――
   それは清々しいもみの香りの満ちた、香気のある部屋のようで、
  人はそこで夢見、幻を見る事の出来る暗闇であった。・・・”

                                     【「エミリーはのぼる」 第25章】

   さて一転して、『アンの世界』 の
  香気溢れる夜の世界から
  朝の世界へ。

   朝と言えば、
  もうお馴染みの朝顔。

   今日はピンクが花盛り。
  今の所、ピンクと青色が
  交互に咲いています。

   でも、やはり私は、
  吸い込まれるように青色へ・・。
  
   去年の種ですのに、
  結構大輪で咲いてくれ、嬉しい限りです。

   「月満ちればすなわく」 ~「史記 蔡沢伝
  (何事も盛りに達すれば衰え始める)

   朝顔も、ピークは過ぎたようですが、今年はいつまで楽しませてくれるのでしょう。