【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

秋色序章

2009-09-14 17:32:57 | 四季のスケッチ


   連日の快晴が続きます。
  今日は、全国的に秋晴れ
  だそうですね。
  私は・・と言いますと・・。
  
   朝一番、カーテンを開ける前の一瞬の
  ワクワク感が復活して嬉しくて。
  
   今日は、こんな優しい空に。
  お昼の空は、題して 「すすき雲」。

   そうそう今は、虫の音楽会、
  たけなわですね。

   今も、「チ、チ、チ・・」 と、
  虫が鳴いています。
  
   昨夜は、コロコロ鈴の音を転がす
  ような美しい声の鈴虫が鳴いていて、
  思わず耳を澄ましたものです。

   居ながらにして、こんな風に
  楽しめるなんて、日本の秋は何と
  趣があるのでしょう。
  
   秋の夜長、テレビを消して虫の
  音楽に耳を傾ける贅沢。
  
   ちょっとした 「山の宿」 と言った
  風情です。
  
   いいえ、「想像の余地」 の産物かも知れませんね。
  先程からは、「蛁蟟(つくつくぼうし)」 が精一杯の声を張り上げて鳴いています。
  
   この蛁蟟、何だか私には滑稽に思えて、いつも思わず笑顔に。
  色々な言葉に聞こえますものね。私には、最後が掛け声のように聞こえてしまって。
  


   さて、小さな庭の今日の発見。
  こんな蝶がやって来ました。
  
   我家には初めてです。
  金色に輝いています。

   初めは飛び回っていて、
  一旦は写真を撮るのを諦めたの
  ですが、そのうちカンナの
  葉っぱに。

   余程、その場所が気に
  入ったのでしょうか。
  
   今度は居座っていくれています。
  小1時間もいたでしょうか、その後どこかに・・。

   そして、セージの中では一番遅く、
  「アメジストセージ」 が紫色の
  花芽を付けました。

   このセージ、つい何日か前に
  背丈を伸ばした・・と、
  記したものです。      
  
   その時は、その気配すら
  ありませんでしたのに・・。

   “・・・どんどん成長して
  行くからである。

   去年、お父さんは薔薇の繁みでリラの背丈をはかった。
  去年は草夾竹桃であった。
  じきに蜀葵たちあおいではかるようになり、あたしは学校へ行くのだ。・・・”

                                         【「炉辺荘のアン」 第36章】

   我家では、この逆の事が起こっています。どんどん成長して行くのは植物達。
  このアメジストセージも、じきに私の背丈を追い越すのでしょう。