竹田 恒秦氏の著書。
日本人なら一読してをくべき書であらう。
なぜなら、現在の教育は日教組なる嘘ばかり吐いてゐる反日集団が、ありもしないことをでッちあげてゐるばかりなので、
まず日本が世界最古の国と知らない人が多いし、世界最古の国であることに続いて天皇の歴史といふのも世界最長であること、世界からみて「天皇」の存在といふのはある種驚異的な存在であることを知らない人が多い。
知らない、といふより反日集団が意図的に教へないのである。
教へないのなら、教科書を離れて自分で勉強すればよい。その一歩を踏み出すのに相応しい書である。
本書の構成 (目次より):
序章 最古の国家「日本」
第一章 日本の神代
「古事記」「日本書紀」とは何か / 天地初発~宇宙の始まり / 神武天皇即位までの物語
第二章 大和朝廷の成立
日本文明の芽生え / 神武天皇は実在した / 建国の地 ・ 三輪山
第三章 天皇の古代
飛鳥時代 / 奈良時代 / 平安時代
第四章 天皇の中世
鎌倉時代 / 室町時代~戦国時代
第五章 天皇の近世
安土桃山時代 / 江戸時代 / 封印された天皇
第六章 天皇の近代
明治天皇と大正天皇 / 昭和天皇
終章 天皇の現代
特別対談 「開かれた皇室」は日本に馴染まない - 寛仁親王 x 竹田恒秦
序章から第二章までは神話を交へてあるので、興味深い。 「古事記」と「日本書紀」の違ひもわかりやすく説明してある。それによると、「古事記」は681年ごろから712年編纂され、天皇家の歴史を記す国内向けテキストの目的として天地初発~推古天皇までの時代を記してゐる。特徴として「出雲国譲り神話が重要な位置を占め、氏族の系譜について詳しい」。(P23、表より)
「日本書紀」は681年から720年の編纂、東アジア諸国に適用する正史の目的として天地初発~持統天皇までの時代を記してゐる。特徴として「出雲国譲り神話がない、表記方法・内容ともに中国の影響が強い」。(P23、表より)
第二章から、歴史の教科書にあつたやうな記述となる。
そこから第五章の江戸時代までは、「日本の歴史は天皇の歴史」と言ふことを実感する。どんな場面でも、必ず「天皇」の存在がある。 日本に天皇がなくてはならない存在であつたことを実感する。
第六章の部分は歴史の教科書は明治天皇の富国強兵等々、日清・日露戦争と時代も時代だが戦争の色が濃くなつて行く。そして昭和天皇の時代に敗戦を迎へ、財閥解体と同時に十一宮家皇籍離脱となる。(教科書では財閥解体はあつたが、皇籍離脱の話はなかつた)
(この辺の時代に集中して日教組が大嘘を教へてゐるので、学生は用心して色々な書を読むことが大切だ)
最後の特別対談は、皇族の仁親王殿下と著者竹田氏の対談なのであるが、「皇族が自由なこと不自由なこと」など知らなかつたことが多かつた。皇族でもオリンピツク組織委員会でサラリーマンとして働くと一般民同様、健康保険・年金・住民税・失業保険を徴収されるのださうである。また、皇族の方がご勤務される際に日本赤十字社等営利事業でないところでないと働けない。
皇族は政治や営利事業にタツチしてはいけない、基本的人権(選挙権・被選挙権)もない、しかし給料活動をするとその土地の住民でもないのに住民税等を払はなければならない。
・・・・ なんか、大変だな。 自分たちが当たり前と思つてゐることが皇族にとつては当たり前ではないので、よく知つた上で皇族に関して発言することが大事と思ふ。
そして、ここでも際立つ
マスゴミの低レベルさ・・・・
週刊誌ネタのやうなことは繰り返し放送したり記事にするのに、東宮両殿下が福祉に尽力されてゐることを伝へるべく、記者クラブに8年間連絡しても一度も両殿下の話題はテレビで放映されず、雑誌、新聞にも載らなかつた。そこで9年目に記者クラブへの連絡は無駄だから止めたい、と侍従に相談するもルールは壊せないから止められないと言ふ返事だつたらしい。
といふ事は
今もずッと記者クラブへ何らかの連絡が行つてゐるのに、マスゴミは無視してゐるのか? ちなみに、報道されないのに記者たちを呼ぶといふのは何のためにやつてゐるのかわからないので、9年目より両殿下をお呼びするのは止めたといふことだ。(P252-263)
なんなの、マスゴミ。日教組と変はらない無礼さだな。 ますますマスゴミは信用ならない。
話はズレたが。
日本の歴史は、天皇の歴史。 日本人として神話から現代まで知つてをくべき内容がきれいにまとまつてゐる書である。