千一夜第3章第279夜 笠戸島東側岩場強風波浪

2021-05-09 18:29:05 | 磯釣り

2021.05.09(日)

釣友Tが火振り岬に上がろうと提案し、8日夕方から通しで9日早朝までTとHとでメバル釣行の予定を組んだ。ゴールデンウィーク以降、天候が思わしくなく今夜も風が強いという予報、そのため渡船「栄勇丸」の船長が下コーズや笠戸島南端の火振り岬辺りは無理だとのことだった。Tは船長にお任せすることにしたと言う。私は嘗て船釣りで笠戸島周りは殆ど制覇しているが、岩場への上陸は象の肩、白浜、たんだ以外は無い。初めての場所というのはポイントが解らず、足腰が弱い、尻の重い私としてはちょっとしんどい。

渡船「栄勇丸」いざ出港、16時出港予定だがメンバーが早めに集まったため15時半過ぎに出た。今は陽が長いため17時出港でも良いのではないかとの思いもあったが、他の渡船業者が有力な釣り場に早く客を上陸させるため1時間早まったのである。釣り場に行ってみて解かったが、我々が上陸する頃には既に多くの釣り場に他の渡船業者が釣り人を降ろしていた。

総勢8人が笠戸島の岩場にそれぞれ上がる。迎えは翌朝5時半から6時頃とのことである。夜は遠投が良いと船長の指示が出る。我々3人のメンバーは船長お任せコースなので、その岩場に行ってみなければ何処に上陸か解らない。

我々3人は最後まで残ったが、Hが一人で離れ小岩に上陸した。Hも初めての場所である。
我々の釣り場からHの雄姿が見えるが、早速竿を出していた。延べ竿で釣るので恐らく撒き餌の活きエビを撒いてやっているのだろう。

 

私とTはHの少し南方の岩場に上陸する。お互いに姿は見渡せる場所である。後でGPSのマップで見みると、小深浦の真西辺りだと解る。笠戸島東側の中央辺りで地名等は解らない。

 

我々は16時18分に上陸。上陸地点辺りで竿が出せそうな場所をそれぞれ決める。初めての場所なので竿を出してみなければ解らない。まだ明るい17時頃ちょっと竿を出してみたが、釣れるのは圧倒的にフグ、他にはアジゴ、小メバル、イソベラなどであるが全部リリースである。夜中になってもフグが釣れるのには参った。釣れるだけならまだしも、針を食いちぎられることが多くあった。19時の夕まずめ時から本格的に始めたが、22時頃までにメバルは10尾程度しか釣れなかった。この時点でTも3尾だと言っていた。

22時半頃、夜食を摂った。丁度Hから電話があり、23㎝程度までのメバルが30尾程度揚がったと言う。我々の釣果とは大違いである。写真は22時48分にHが送って来たもの。立派なメバルである。
22時過ぎから翌朝朝まずめ頃までは殆ど釣れなかった。私はメバル2尾とカサゴを釣ったのみ。日付が替わった頃からは西の強風である。西側に遠投して、浮きが風で流されるのか潮で流されるのか、恐らくその両方だと思うが浮きが東側に流れて行くまでは竿を置き竿にしていた。その繰り返しを延々朝まずめ頃まで繰り返していたのだ。4時15分頃から東の空が薄明るくなってきたが、それと同時に風も落ちた。そして立て続けに2尾の良型メバルを揚げる。風落ちも30分程度で再び風も出て来たが、既に納竿時間となった。

私が納竿した5時15分頃、そろそろHも納竿準備か。後で聞くとTも同じような経過を辿ったようであるが、22時までの釣果の差がそのまま出た。

 

朝まずめ頃の私の釣り場、終始場所移動しなかった。西強風がまともに当たり竿出しは難しかった。

6時から6時半頃迎えに来るとのことだったが、6時2分に迎えが来た。既に先に降ろした釣り人を回収しており、我々が最後だった。

Sの回収が最後、乗船準備は出来ている。岩場に船先を着けると30秒程度で荷物、人間を回収する。

栄勇丸は居守港を出港して笠戸島火振り岬を回って釣り人を回収していったが、帰りはUターンするのかと思いきや、そのまま北上し笠戸大橋の下を通過して居守港に戻った。Uターンするよりもこの方が早いようだ。この20年来、笠戸周りの船釣りもしていないので久し振りの風景だった(船の夜釣りは何回かしたが風景は見えず)。

Hの釣果。離れ小岩に一人が上がり、岩場の周りを延べ竿で一晩やったが、20~25㎝級のメバルが大漁である。3人の中では一番竿である。本人も十分堪能し満足気だった。但し前述の通り、22時くらいまでの釣果が殆どで、その後は釣れず朝まずめ時に数尾釣れたようだ。このパターンは私とほぼ同じだった。Tは最近はメバルのサイズが小さくなったと言っていたが、何の何の、25㎝クラスまで混じる立派なメバルが大漁である。今日の他のメンバーの釣果も見せてもらったが、全員がこのサイズを揚げていた。

私とTの釣果。我々は最初に岩場に降ろしてもらった辺りで竿を出したが、釣果は思わしくなかった。私の場合、比較的平坦な場所なら兎も角、切り立った岩場に降りると一旦決めた釣り場から動くのは困難である。足腰の弱さ、体力の低下等々の理由により岩場を歩き回るのは困難を極める。Tも8日は3尾という不甲斐無い釣果、日付が替わって干潮時頃から場所替えし釣果を伸ばした。やはり初めての場所では動き回って色々試してみることが重要である。その点、Hの場合は離れ小岩の上だから行動範囲も限られるが、周りに瀬も多く潮通しも良さそうなので好釣果に結び付いたのだろう。

帰港後は他のメンバー等と釣果の披露等歓談。

7日の午前1時45分に3人目の孫が誕生したため、今日はマダイが1尾欲しかったのだが、私は勿論、TもHも釣れなかった。娘は産婦人科病院に入院中だが、今は5日目で退院するようで11日にはもう我が家に帰ってくる。11にはチヌが欲しいが、やはりマダイの方が良い。出産祝いと退院祝いとで2尾のマダイをと思ったがどうも無理のようだ。

釣行日:5月8日~9日
旧暦:3月27日~28日
場所:笠戸島東側
時間:19:00~05:15
天候:曇り
風 :西強風
月齢:8日26.0 9日27.0
潮 :中潮 8日干潮13:12潮位81cm 満潮19:18潮位264cm
                   9日干潮01:23潮位93cm 満潮07:26潮位277cm
狙い目:メバル
釣り方:浮釣り
餌 :アオムシ
釣果:メバル12・カサゴ2
釣友T:メバル12(私との合計が24尾)
釣友H:メバル40弱・アジ数尾

【5月9日過去の釣行記録】
・2007年櫛ヶ浜港防波堤、20:00~00:00、小潮、釣果=メバル26・アジ1
・2009年晴海埠頭、06:40~12:30、大潮、釣果=キス10

【この日の釣り情報】
・この日の釣り情報はありません。

【旧暦3月28日釣行記録】
・2007年05月14日、櫛ヶ浜港防波堤、20:00~00:10、中潮、釣果=メバル16・アジ11・キス1
・2007年05月14日、切戸川河口、19:20~21:20、中潮、釣果=キス6
・2008年05月03日、第2埠頭荷揚場、06:00~17:30、中潮、釣果=カレイ9・キス3
・2011年04月30日、落港防波堤、06:45~11:50、中潮、釣果=カレイ2・ガンゾウビラメ1・キス1
・2012年04月18日、東海岸通り、20:00~22:30、中潮、釣果=メバル12・アジ2
・2015年05月16日、第2埠頭東側、10:00~14:00、中潮、釣果=チヌ1・メゴチ1
・2016年05月04日、徳山築港フェリー乗り場南端、05:30~12:10、中潮、釣果=カレイ1・キス2・ベラ1
・2018年05月02日、今津川河口東側、05:15~11:00、中潮、釣果=キビレ1

【旧暦3月28日釣行記録】
イイダコ1
・2007年1月7日、大島大原、18:30~00:00、中潮、釣果=

http://blog-parts.wmag.net/okitegami/base.php?ser=36906&m=219b56b2lb68fdf326a81

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 千一夜第3章第278夜 まだま... | トップ | 千一夜第3章第280夜 梅雨入... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

磯釣り」カテゴリの最新記事