千一夜第3章第143夜 ’19釣り事始めの儀

2019-01-03 20:13:04 | サーフ

2019.01.03(木) 初釣り

2019年初釣りである。例年のごとくまず朝まずめ開始時に、海神大綿津見神(おおわたつみ)、海の潮の満ち引きを司る神様、塩椎神(しおつちのかみ)を始め、ワタツミ(海神)、オカミ(水神)、オミヅメ(水神)らの諸神に感謝と安全、大漁祈願のため、海にお神酒を捧げ、1礼2拝2拍手1拝1礼。例年の釣り事始めの私の神事である。近年では同僚釣友Sも私に見習って始めた。

以前私は暇に任せて神様の系譜を作ったことがある。日本の神様の殆どが神世七代、七代目の伊奘諾尊(いざなきのみこと)と伊奘冉尊(いざなみのみこと)を祖とする。
海神様でいうと伊奘諾尊と伊奘冉尊の最初の子、海神大綿津見神(おおわたつみ、神武天皇の外祖父)である。海の潮の満ち引きを司る神様は塩椎神(しおつちのかみ)である。

海の神様も実に数多い。その一例を挙げると、
・海神・住吉三神  国生み14柱で底筒之男命(そこつつのをのみこと)、同じく国生み14柱・中筒之男命(なかつつのをのみこと)、同じく国生み14柱・上筒之男神(うわつつのをのみこと)。  

・海神・綿津見三神  国生み14柱で底津綿津見神(そこつわたつみのみこと)、同じく国生み14柱・中津綿津見神(なかつわたつみのみこと)、同じく国生み14柱・上津綿津見神(うわつわたつみのみこと)。因みに天照大神(あまてらすおおみかみ)も国生み14柱の一人である。

・海神・三女神・宗像三神(伊奘諾尊と伊奘冉尊の孫、素戔鳴尊の子)、多岐都比売命(たぎつひめのみこと)、市杵島比売命(いつきしまひめのみこと・別称:弁財天)、多紀理毘売命(たごりひめのみこと・大国主尊の妻)。

他にも海や水に関する神様を挙げると、
・火照命(ほでりのみこと・別称:海幸彦(毘古)・神武天皇の大叔父)。
・国生み神・岐神(ふなとのかみ)は船の航路を司る神。
・伊奘諾尊と伊奘冉尊の最初の子は十柱神で次が水と関係ある八柱神であるがその水を司る神、彌都波能売神(みつはもめのかみ)。
・国生み十神の速秋津日命(はやあきつひめのみこと)の子の八神(河海を持別て生みし神)も水神様で、沫那藝神、沫那美神、類那藝神、類那美神、天之水分神、國之水分神、天之久比奢母智神、國之久比奢母智神がいる。

これらの神様全員にワンカップ1本じゃ御利益も薄れるだろうな。

早朝はお月様や明星などの星がくっきり見えて晴れだった。西風も弱く海はべた凪状態で、朝方は少し寒かったが日中は穏やかな良い天気だった。10時頃からは西風が強くなったが大して寒くは無かった。

釣り場は何時もの築港だが、昨年末頃から釣り場に台船が係留されたままだった。釣り始めたのが満潮1時間前で潮も高くなっていたので、最初は台船の上から開始した。埠頭から投げるよりも20m程度前から投げられるので、普段では出来ない未知の海域に餌を放り込むことが出来るので期待感も膨らむ。但し、カレイ釣りは遠くに投げれば良いという訳ではなく、やはりポイントがあるのでそれを探す楽しみもある。満潮を過ぎ潮が低くなってからは、私は埠頭から台船に飛び降りるのには不安があり、竿を引き上げ給水機左手の埠頭上から投げた。Sは終始台船上からだった。

旧暦:11月28日
場所:徳山築港
時間:06:30~15:00
天候:晴れ
外気温:日中7℃
風 :西弱風のち強風
月齢:26.8
潮   :中潮 満潮07:32潮位266cm 干潮13:22潮位122cm
狙い目:カレイ
釣り方:サーフ
餌   :アオムシ・ホンムシ
釣果:カレイ3(最大26cm)・キス2・アイナメ3R・ハゼ10・イイダコ1・メゴチ2R
釣友S:カレイ3(最大24cm)・キス1・ハゼ11・イイダコ3・セイゴ2
20cm未満の木っ端ガレイは2人で10枚程度R

今年最初の獲物は20cmオーバーのキス、7時8分にゲット。7時20分にももう1尾キスが釣れたが、キスはそれで終わった。まあ、出足好調であろう。

7時27分にはSにも今年最初の獲物が釣れた。良型のハゼだった。例年この時季はハゼが良く釣れる。

今年初のカレイも私だったが、8時5分、20cmオーバーのアイナメとダブルだった。この10分後にも20cm未満の木っ端ガレイが釣れるがリリース。今日は2人で10枚程度の木っ端ガレイを揚げたが、台船上からやったせいかどうかは良く解からない。私はこの後、10時13分に24cmのカレイ、14時10分に本日最大寸の26cmカレイをゲットした。

8時18分にはSにも今年最初の23cmのカレイが釣れた。写真の通り、小さくても腹に卵を抱えているのかな。この後、Sはリリースサイズを除いて、12時5分に22cmカレイ、13時55分に24cmカレイをゲットした。

14時10分には私にカレイのダブルがくる。と言っても、26cmと15cmのダブルであるから何とも言えない。しかし今日はこの26cmが最大長寸となった。年末の竿納め釣行では30cmのマコガレイをゲットしているので、正月早々、その片割れの30cmカレイを目標にしていたが敵わなかった。

今日は五目釣りの様相となったが、全体的には数は揚がったと思う。但し、本命のカレイには、サイズ、数とも不満を覚えずにはいられない。しかし近年ではカレイがあまり釣れなくなったのでこの程度がレギュラーなのかも知れない。今後、2月中旬以降は今津川でのカレイ釣りが主体となる。ここでは40cmオーバーのマコガレイを目指す。今津川にはSと行くので、Sが都合が悪い時にはここ築港でのカレイ釣りとなるだろう。春先の座布団ガレイも近年ではなかなかお目に掛かれないが、取り敢えずは30cmオーバーを目指す。

初釣りの釣果を時系列に記す。
7時台:私=キス2・ハゼ2 S=ハゼ2
8時台:私=20cmカレイ1・アイナメ1 S=23cmカレイ1・ハゼ2
9時台:私=ハゼ1 S=20cmセイゴ1・ハゼ1
10時台:私=24cmカレイ1・ハゼ1・20cmアイナメ1 S=イイダコ1
11時台:私=ハゼ1 S=ハゼ1
12時台:私=ハゼ1 S=22cmカレイ1・イイダコ1・ハゼ2
13時台:私=ハゼ1 S=20cmセイゴ1・ハゼ1・24cmカレイ1
14時台:私=26cm、15cmカレイダブル・イイダコ1・ハゼ3・アイナメ1 S=イイダコ1・ハゼ2・キス1
その他、20cm未満の木っ端ガレイは2人で10枚程度揚げたがリリース、私のアイナメ3もリリース、メゴチ2も釣れたがリリース。

【1月3日過去の釣行記録】
・2007年第2埠頭東側、06:15~17:00、大潮、釣果=カレイ7・ソイ2・キス1・キビレ1・ハゼ5・マダコ1
・2008年第2埠頭東側、15:20~17:30、長潮、釣果=カレイ2・キス3・ハゼ1・マダコ1
・2008年大島大原、19:25~20:20、長潮、釣果=メバル3
・2008年櫛ヶ浜港新防波堤、20:50~22:30、長潮、釣果=メバル11
・2010年第2埠頭東側、06:40~13:30、中潮、釣果=カレイ5・ハゼ1
・2011年櫛ヶ浜港新防波堤、18:00~20:30、大潮、釣果=メバル4・ハゼ1
・2014年徳山築港、07:00~11:30、中潮、釣果=カレイ1・ハゼ8・キス2・イイダコ1
・2015年徳山築港西側南端、07:00~16:15、中潮、釣果=カレイ2・ハゼ2・アジ2
・2016年徳山築港西側南端、07:14~15:10、小潮、釣果=ハゼ23・イイダコ5・メゴチ1R
・2017年徳山築港、06:40~15:10、中潮、釣果=カレイ3・ハゼ3・キス6・小ダイ1
・2018年徳山築港、06:50~14:45、大潮、釣果=カレイ2・キス4・ハゼ7・アイナメ1・キビレ1・イイダコ1

【この日の釣り情報】
・1998年新日鉄波止場、14:00~17:30、中潮、釣果=キス3・ハゼ2・アジ11
・2007年柳井国病前、07:00~12:00、大潮、釣果=3人でキス60
・2014年新日鉄波止場、06:40~14:00、中潮、釣果=アナゴ1
・2014年日石前岸壁、06:40~16:00、中潮、釣果=ボウズ

【旧暦11月28日釣行記録】
・2000年12月23日、黒髪島周辺、06:00~14:00、中潮、船釣り、釣果=メバル・カサゴ大漁
・2005年12月29日、上関四代、夜、中潮、釣果=メバル入れ食い(最大28cm)
・2015年01月18日、徳山築港、06:30~15:20、中潮、釣果=32cmアイナメ1・キス1・ハゼ5
・2018年01月14日、第2埠頭東側、07:15~11:40、中潮、釣果=ボウズ

    

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