2009.10.13(火)
他のサイトのコメンテーターから『以前掲載していたエギングの記事を再掲してください』という内容の有り難いリクエストを2件も頂いた。
こんなことは初めてだったので、正直なところ嬉しかった。そのまま再掲では能が無いところではあるが、編集作業をすると膨大なエネルギーを消費するので、手抜きではありますが、原文のまま再掲させていただきます。誤字脱字等があってもそのままと致します。都合10回シリーズで掲載したいと思います。今夜はその第8回目です。
【第919夜 アオリイカ釣法5】
今夜はヤエン釣りの実践について記することにする。
ヤエン釣りとは、アオリイカの泳がせ釣りの一種で、イカ掛け針を付けずに餌のアジを泳がせ、イカが小アジを抱き込んだらゆっくりと寄せた後、竿先に近い道糸にヤエンを引っ掛けて、ロープウエーのように海中に送り込みイカを引っ掛けるのである。この道具を使うためヤエン釣りと呼ばれるのである。
餌の小アジは、小アジの尾へ道糸に結んだ餌掛け針を刺すか、尾に道糸を直接縛り付けて泳がせる。この方法だと小アジが弱りにくく、広範囲を探れるためアタリが沢山とれるのだ。その反面、取り込める確率は浮釣りに比べると遥かに低い。
イカが小アジを抱きこんだ時は決して慌ててはいけない。正面で竿をゆっくりと引き上げて、じわっと身体と竿を90度左に回す。この時竿は満月竿になる。こうなったらイカがしっかり餌の小アジを抱きこんでいると言える。そして竿と身体を正面に戻したところで右手で道糸を掴み糸を張るのである。そして糸を張ったままヤエンを引っ掛けて海中へと送り込む。この間決して糸を緩めてはならない。ヤエンが海中に入った時に初めて掴んでいた道糸を外す。
ヤエンを送り込む時は、縦抱きと呼ばれる状態になっている。アオリイカが小アジを顔の正面から抱いている状態で、竿、道糸、小アジ、アオリイカが一直線になっている。そのために投入したヤエンの針アオリイカが掛かりやすい状態になるのである。逆にこの状態になっていない時にヤエンを送り込んでも針掛りしない。
ヤエン釣りは熟練した技術が必要となる。前述したように、取り込める確率は極めて低いので、ヤエン釣りファンは、アタリ、寄せ、ヤエン投入、取り込みのスリルとイカとの駆け引きが最大の魅力のようである。さあ、後は実践のみである。ヤエンで釣ってみたいものですね。
【10月13日過去の釣行記録】
・2006年日石前防波堤、20:45~22:30、小潮、釣果=アオリイカ1
・2006年第2埠頭南端西側、22:40~00:00、小潮、釣果=アオリイカボウズ
・2007年華西防波堤南端、19:15~23:00、中潮、釣果=アジ10
【この日の釣り情報】
・2005年第1埠頭西側、夜、若潮、釣果=メバル3
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