絶望とポップス

Your Wildest Dreams The Moody Blues

死にたがっていたころ
テレビのMTVで観てなんてポップなんだと思った
ムーディー・ブルースのファンには人気のないアルバムらしい
逆にこのアルバムの方が入手困難だったりする
プログレなのだけどポップなのです
このアルバムはよりAOR寄り
何の前知識もなく聴いてお金がなかったのでレンタルして聴きました
カセットに落として聴いていたな
真っ暗な心で光あるところから音がするすごい違和感があった
壊れるなら壊れてもいいなんて思っていたころ
その違和感を増幅させるような聴き方もしていた
なにがしたいのかわからないから色んな音を混ぜて聴いていたのだろう
そのとき人との出会いは皆無だったな
頑なで真っ直ぐだったかもしれない
変な強がりがかっこいいと言われていたころ
自信の欠片もありはしなかった
役割を果たすことなく終わりそうなのだが
それはそれでいいや

The Cranberries - Zombie

The Cranberries - Zombie


そういえばこの曲を歌っていた女性ボーカル
ドロレス・オリオーダンさんは今年の初めに亡くなっているんでしたね
あまりにいろいろなことが起きている今年はまだ折り返して間もないのでした
報道されていないことで致命的なことがあったのかもしれない
けれど報道は都合のよく扱われてもいるので起きてから気づかされるのでしょう
ゾンビのような大企業が人食いしながら肥え太っていく
人の皮を被った化け物たち

Buckethead - Dawn Appears

Buckethead - Dawn Appears


ふと頭をよぎる
セピヤ色の光景
現実でも幻でもある世界
そこには人はいなかった
誰一人としていない
崩れ落ちた瓦礫だけがすべて
海も干上がっていた
世界の再生など到底不可能だろうな
５歳くらいの夢の記憶が横たわっている
はじまりもしないおわり
身体と思われるものが霧のように霧散していく
想像を絶する永遠の旅というか映像を見せられた気がする
恐ろしく狭い呼吸もしていなかったのではないだろうか
若くして死ぬ子が生きている
わたしはゾンビか？

Buckethead - King James

職安に行く涼む眠くなる
なんとかなると思うしかない
なんともならなければそれだけのこと
まあ生きて行ければいいや
どこまで生きられるかは神のみぞ知る
明日終わりだとしたらそれもいい
それが運命でもあるだろう