a vacant mind

虚無と音楽

記憶の束

2005-12-15 | Diary
この口を閉ざすものは一体何なのだろう?
語りかける言葉を失ってしまう
そこにあるものすべてを、知らないふりをしてみせる
怯えていただけのことなんだけれど
そのとき何故に怯えるのかはわからなかった
ただ恐かったのだろう、理由はそれだけだった
記憶を遡っていくと一瞬は幻影に見えてしまうけれど
鮮やかに脳裏に焼き付いているのは
動けなくしていく心の機微だったりする
傷つくまえに傷つくふりをしていたのだろう
やさしくはなれないな、僕に対しては
許せないのだろうけれども
もう憎んではいない
過ぎ去ったものを集めている
ここから先に束ねなくてはいけない
何かを紡ぎ出せるのなら面白いのだが
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疎外感の増幅

2005-12-15 | Diary
この世界の孤独
こんなに大勢の人がいるのに
何でこんなに寂しいの?
人が増えるほどに
我を見失っていく
繁栄の影にひろがる闇
間違いを間違いだと思えなくなる
宴に興じながら
自分たちが何をしているのかもわからなくなる
失っていく時は
得るものよりも
取り返しのつかない
孤独を生みだした
近くにいるのに孤独なのだ

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