「朝の来ない夜はない。」
(希望があれば、逆境を乗り越える勇気が生まれる。)
放浪する素浪人である宮本武蔵がストイックに剣の修行をして剣豪になっていく彼の代表作「宮本武蔵」を書いた吉川英治は、武蔵像はおそらく自身の原体験から書いたと思います。
吉川英治は親が事業に失敗したために高校を中退して、歳をごまかして横浜港で肉体労働者として働き、事故に遭い大けがをしてしまいます。
そして職人のところで修行したり、職を転々として昼間に必死に働き家に帰って疲れきっていても、夜に小説を書き新人賞に応募し続けていました。そういう状況で彼は「よし、今度も立派に逆境を乗り越えてみせる。朝の来ない夜はないのだから。」と言っています。
ちなみに彼が言った「苦に徹すれば珠に成る。」という言葉は有名です。意味は「逆境を経験することが、その人を人間的に成長させる。」と重なると思います。
私もいろいろうまくいかない中でも、心理学でいう学習性無力感にはなるべく陥らず、希望を失わず楽観主義をしっかり持ち、私心にとらわれず道理に合った日雇いアルバイトや就活や志の活動を粘り強く頑張りたいと思います。