エコなニコニコ日記 社会企業エコフェアネットワークのブログ

厳しい時代を生き抜き、よい社会を作るために環境問題や格差問題の代替案である私の事業や参考になるだろう情報を書いています。

2月4日(土)農作業, 及び勉強会の現在社会への代替案などのご報告

2012-02-09 17:27:27 | Weblog

4日のイベントは農作業と勉強会と交流会についてのご報告です。

この日は一新塾の卒塾生のご家族やエネシフの仲間や、エコフェアネットワークのメンバーが参加してくれました。
農作業自体は、台風で飛んだビニールシートを直す作業をしたり、杭を打ったり、いろいろ話しながら楽しく作業できました。
二時間ほど畑で体を動かして、お子さんとも交流できて、新鮮な体験でした。農園の持ち主の方からお土産を頂きました。

その後場所を移して、「グローバル経済への代替案オルタナティブ  効率性を追求して、人々は幸福になったのか?」という内容の勉強会を開きました。

以下が内容です。


新たな社会、経済パラダイム
自然と人が持続可能で、公正な機会があり、人々が幸福になる社会、経済

市場への国家の規制の強化(市場特に、グローバル多国籍企業よりも、国家が力を持ち、適切な市場の統制)
第三の道による実質経済による定常型の経済成長(政策面でのイノベーション、環境、エネルギー、教育、福祉、農業、医療などの産業を伸ばす)
税金を上げ、社会保障を強化(世界ではトービン税、国際連帯税などを導入し、南北問題にテコ入れ)
新しい公共 地方分権、市民自治
官から民へ
政府の988兆円の財政赤字でいつ、日本も財政破たんが起こる不透明な状況。そこで
今までの様な,公は国に任せる公共事業の様なやり方から、市民の事業型NPO,社会企業、コミュニティービジネスの活性化により、これから来る厳しい時代をサバイバルのための、新たな市民共助による公的サービス、セーフティネットの構築が必要

グローバリゼーションは、すでに既成の事実
グローバル経済でも金融とITと不動産の連合によるマネー資本主義は規制を強化すべきだが、エネルギー、IT(ウェブ2,0やクラウド、オープンソースなど実質的なサービス)知識、物つくり、環境、バイオなどの産業は、環境との持続可能性を見ながら、国に必要な税収や社会保障費などのために外貨を稼ぐために必要
もっと研究開発費や、イノベーションを起こすために、国が教育などに投資して、新たなベンチャーや産業を勃興させて、淘汰すべき産業(儲からないが社会に必要な産業は別として、公共事業にたかる建設業など)は淘汰させ、しかし、再チャレンジが可能な職業教育を徹底する
実験国家 議論だけして先送りではなく、どんどん実践して、そこで正しかったか検証するシステム。


教育レベルを上げる
もっと実学を重視した教育にすべきで、学歴社会のヒエラルキー社会から、もっと実力主義的な人材育成をする
もっと生き方を教えて、社会の課題や、社会の構造的な矛盾を教え、そこを解決していき、自分や社会をよりよく変えていける様な教育を教える。
機会の平等
生き方の多様性を認め、グローバル経済で勝ち抜ける人材以外の視点も大切にする
自分で考える力、主体性、厳しい時代を生き抜くため、個人として立てる人材を育てる


連帯経済
グローバリゼーションへの代替案としての実質経済として、利益追求より人間性重視の経営で、市民の共助の多くがローカル化した経済、協同組合、NPO,コミュニティービジネス、社会企業
福祉、子育て、就業支援、環境、教育、農業、貧困対策などの分野に多い。
ある面においては、新自由主義国家で取り残されてきた人たちが、生存のために協働で作り上げてきた経済 例ラテンアメリカ、草の根民主主義経済
一般労働市場から疎外された人々を、包摂して、労働を提供し、教育している意味合いもある

社会企業
社会問題の解決を目指し、ビジネスの手法で助成金に頼らず、事業として取り組む活動。一般営利企業が収益性があまりないため参入せず、国も財政赤字から十分に対応できない環境、福祉、教育などの分野が多い。

エコフェアネットワークの事業
太陽光パネル事業は、一般営利ビジネスでも多い様に、堅実な収益が上げられるので、そこで収入を確保し、就労支援や、教育、農作業、コミュニティー作りに取り組んでいる。
活動仲間大募集中

小林が活動している自由と生存の野菜市
この活動は非正規労働者が多い新興するフリーター全般労働組合が母体になり、派遣切りや失業状態に陥った人達が、「仕事がないなら自分たちで作ろう!」というために、現在は有機野菜や減農薬野菜をフードバンクの様に協同組合のつながりで仕入れた野菜を、販売し、労働市場から排除された人達と雇用と、現金収入と、就労訓練の場を作っている。今後は、行政が委託しているわかものサポートステーションと連携したり、福祉事業も開始を検討している状況。活動仲間大募集中。

以下が話し合った内容の概要です。

グローバリゼーションは、不可避な現実であり、80年代より大分修正された面があり、タイでは現地の人たちをキャノンなどが雇用し、職業教育や雇用を生み出しており、搾取的な構造と言いきれない。しかしグローバリゼーションはコスト削減のために安い人件費の海外に雇用を移す構造で、抜本的な解決になる訳ではない面がある。

また現行の教育は問題が多いが、現状既存の社会で構造的に繋がっているため、簡単には学歴主義的教育は変えられないという意見が出た。また日本のいい点を海外に温泉、リゾートを輸出するべきで、グローバリゼーションの是正は少しづつすべきだ。

EUの財政危機は国家が破綻する危険性がある。各国が共同債権を購入するかだ。

今後グローバル経済の弊害を是正するために国家経済ともいうべき、経済が生まれるだろう。
そして現状の役人などに問題が多いので、今後はもっと市民自治なり地方分権を進めるべきだ。
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